「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」
薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。
現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!
患者様のご家族 トラマドールの50mgは在庫されてますでしょうか? 薬局にて金曜日の18時頃、患者様のご家族より電話がありました。 「門前薬局で貰い忘れたので、そちらにあれば薬を受け取りたい」とのことでした。 調剤事務が電話対応し、トラマドール錠はジェネリック(商品名:トラマドール錠KO)も先発医薬品(商品名:トラマール錠)も在庫をしてあることを説明すると、「今から伺います」ということにな…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 調剤過誤防止対策・ヒヤリハット情報
【一般名】サラゾスルファピリジン錠500mg の処方を受けた際、薬局に備蓄してあるサラゾスルファピリジン腸溶錠500mgで調剤したというヒヤリハットに遭遇したケースがありました。 これは本当によく見落とされるケースですね。 私の薬局でも調剤事務、薬剤師共に知らなかった方がほとんどでした。 「腸溶錠」の場合は、関節リウマチ、 「腸溶錠でない」場合は潰瘍性大腸炎、限局性大腸炎、非特異性大腸炎…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 調剤過誤防止対策・ヒヤリハット情報
70代 女性 週1回のアレンドロン酸ナトリウム35mgを間違えて毎日飲んでしまった 私が服薬指導した患者様で実際にあったケースをご紹介します。 週1回のビスホスホネート製剤を連日服用してしまったと来局されました。 以前もアレンドロン酸ナトリウム35mgを服用されており、 旦那様の介護の関係でしばらく受診ができず、数ヶ月ぶりに再開となりました。 服薬指導の際は、毎週土曜日の起床時に服用す…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 骨粗鬆症治療薬
ジクトルテープ75mg(一般名:ジクロフェナクナトリウム 75mg)は「がんにおける鎮痛」を適応として販売スタートされました。 2022年6月に「腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎における鎮痛・消炎」の効能・効果を取得し、適応拡大したことから、整形外科からの処方を受付するケースもあるかと思います。 私の薬局でも整形外科の処方を多く受けることから、ジクトルテープの処方を受ける機会が増え…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 解熱・鎮痛剤
2021年5月、がん性疼痛に適応を有する経皮吸収型NSAIDsとしてジクトルテープ75mg(一般名:ジクロフェナクナトリウム)が発売されました。 今まではがん性疼痛に適応のあるNDSIDsはロピオン注のみでしたので、新たな選択肢となり得る薬剤です。 がん性疼痛治療、そしてジクトルテープの特徴について考えてみたいと思います。 がん性疼痛について知る がん患者に対する痛み治療のあり方 以前は…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 解熱・鎮痛剤
小児への抗アレルギー剤として、アレグラドライシロップ(以下、アレグラDS)が処方されることがあるかと思います。 0.3g/包の処方が来ているけど、在庫の関係で0.6g/包しか置いてない! 0.3g/包の期限が切れてしまって0.6g/包しかない! 他の粉薬と一緒に分包したい! なんてこともあるのではないでしょうか。 では、そんなときにアレグラDS0.6g/包は再分包(撒き直し)して0…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗アレルギー薬
がん悪液質に対して、エドルミズ錠(一般名:アナモレリン塩酸塩)が2021年1月に承認申請されました。 エドルミズ錠は新規作用機序を有しており、がん悪液質に対する世界初の薬剤であるため、非常に注目を集めています。 しかし、がん悪液質の患者全員に使用できるわけではなく、対象患者は限られています。 そもそもがん悪液質とは? というところから、エドルミズ錠の特徴と注意点についてまとめています。 …続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗悪性腫瘍薬
2019年以降急速に普及し出した腎性貧血治療薬、HIF-PH阻害薬の作用機序や特徴をまとめる。 腎性貧血とは? 赤血球の造血因子であるエリスロポエチン(EPO)は大部分が腎臓で産生されるため、腎機能が低下するとEPO産生も低下し、貧血が進行する。 尿毒素による造血障害や赤血球寿命の短縮も関与している。 治療法・治療薬は? 従来の治療は赤血球刺激因子製剤(ESA)エリスロポエチン製剤の投与…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 腎臓疾患・透析治療薬
近年、第二世代抗ヒスタミン薬やフルナーゼのスイッチOTC化が益々進み、更に低価格で購入可能なプライベートブランド等も充実し、もはや花粉症は通院不要で対処可能な症状となりました。 特に2021年では、新型コロナウイルス感染症による受診控えもあり、市販薬の販売量が増加することが見込まれます。 そこで、第二世代抗ヒスタミン薬について、薬剤師として患者に合った薬剤を選択できるようにしておきたいところで…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > OTC
市販薬で唯一の発毛成分であるミノキシジルは、これまで国内においてリアップ(大正製薬)のみの独占販売でした。 しかし、大正製薬が持つミノキシジル関連特許が切れたことで、ロート製薬の「リグロEX5」や、興和薬品の「リザレックコーワ」、アンファーの「スカルプD メディカルミノキ5」など、他の製薬会社からも続々とミノキシジル製剤が発売され、製剤市場が活発化しています。 そんな中、2020年4月に、医薬…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > OTC
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