解熱・鎮痛剤 | 「現役薬剤師発」学術情報

病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修する解熱鎮痛剤情報

2023年4月21日(金)
ジクトルテープはシップの63枚処方制限を受けるか?査定・返戻の対象になる?

ジクトルテープ75mg(一般名:ジクロフェナクナトリウム 75mg)は「がんにおける鎮痛」を適応として販売スタートされました。 2022年6月に「腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎における鎮痛・消炎」の効能・効果を取得し、適応拡大したことから、整形外科からの処方を受付するケースもあるかと思います。 私の薬局でも整形外科の処方を多く受けることから、ジクトルテープの処方を受ける機会が増え…続きを読む

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2021年10月5日(火)
がん性疼痛の基礎と世界初の貼付型がん性疼痛治療薬:ジクトルテープ

2021年5月、がん性疼痛に適応を有する経皮吸収型NSAIDsとしてジクトルテープ75mg(一般名:ジクロフェナクナトリウム)が発売されました。 今まではがん性疼痛に適応のあるNDSIDsはロピオン注のみでしたので、新たな選択肢となり得る薬剤です。 がん性疼痛治療、そしてジクトルテープの特徴について考えてみたいと思います。 がん性疼痛について知る がん患者に対する痛み治療のあり方 以前は…続きを読む

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2021年2月5日(金)
タリージェは半錠できる?

神経障害性疼痛治療薬であるタリージェ(一般名:ミロガバリン)は、 2.5mg、5mg、10mg、15mgの4つの規格が存在することから、どの規格を準備するか、悩ましい薬剤ではないでしょうか。 通常の用法・用量は、 1回5mg 1日2回スタート →1週間以上間隔をあけて5mgずつ増量し、 1回15mg 1日2回が維持量 ただし、腎機能低下時は1回2.5mgを使用することとなります。 ま…続きを読む

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2020年11月4日(水)
アセトアミノフェン(カロナール・アンヒバ・アルピニー)作用機序

アセトアミノフェン(カロナール・アンヒバ・アルピニー)作用機序

解熱時に使うアセトアミノフェンは、ロキソプロフェンやイブプロフェンとはどう違うの? どうやって熱を下げるの? 薬局で患者さんからこのような質問を受けるケースはあるかもしれません。 アセトアミノフェン製剤といえば、 カロナール錠・細粒・シロップ・坐剤 アセトアミノフェン原末・細粒・錠・坐剤 アンヒバ坐剤 アルピニー坐剤 などが存在し、解熱剤として処方されるケースが多いかと思い…続きを読む

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2019年5月1日(水)
トラムセット(トアラセット)の悪心・嘔吐と制吐剤併用の注意点

こんにちは。 メディカルライターの今井です。 トラマドールとアセトアミノフェンの配合錠であるトラムセット配合錠(後発品:トアラセット)。 トラマドールの副作用である悪心・嘔吐の防止目的に制吐剤が併用されるケースがありますが、 薬剤師はどのようなことに注意しなければいけないでしょうか? 私が経験した実際の処方を事例に考えていきたいと思います。 トラムセット(トアラセット)に制吐剤が併用さ…続きを読む

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2019年3月23日(土)
Ca2+チャネルα2δリガンド一覧・作用機序・服薬指導のポイント

神経障害性疼痛に処方されるのがCa2+チャネルα2δ(アルファ2デルタ)リガンドと呼ばれる薬剤です。 プレガバリン(商品名:リリカ) ミロガバリン(商品名:タリージェ) の2成分が存在します。 それぞれの違い、作用機序、そして薬局での服薬指導のポイントについてまとめました。 プレガバリン・ミロガバリン比較・違い 神経障害性疼痛は大きく末梢性(PNP)と中枢性の2つに分けられます。 …続きを読む

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2019年2月6日(水)
アスピリン喘息メカニズム・禁忌のNSAIDs(内服・外用)

患者さん 以前処方してもらった、ケトプロフェンテープを使用すると鼻水がでて、咳がとまらなくなった・・。 この患者さんは気管支喘息の既往歴があり、以前にアドエアが処方されていました。 このようにNSAIDsよって誘発される喘息はアスピリン喘息といわれており、アスピリンだけでなくNSAIDs全般で誘発されます。 アスピリン喘息は、重症の気管支喘息のある方、鼻茸(鼻の中のポリープ)を合併or手術…続きを読む

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2018年12月18日(火)
NSAIDsによる血圧上昇のメカニズムと症例

NSAIDsによる血圧上昇のメカニズムと症例

こんにちは、ライターのヒロです。 今や、病院で処方される以外に市販薬としても使用頻度の高いNSAIDs(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)について取り上げようと思います。 NSAIDsは関節痛や腰痛などの整形外科領域の疾患や、心筋梗塞、脳梗塞などの心血管系疾患に使われるため、多くの高齢者が使用している薬です。 なんで今更?薬剤師ならだれでも知っている…続きを読む

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2018年9月14日(金)
湿布薬・テープ剤はどれくらい体に吸収される?

患者さん こんなにたくさん湿布を使って大丈夫? このような問いに対して 薬剤師 湿布は局所に効いて吸収されないので安全ですよ。 そんな指導をしたことはありませんか? ロコアテープ発売時には2枚貼付時のAUCが内服薬のAUCと同程度に上昇するため1日の貼付枚数の上限が2枚となりました1)。 よく処方される湿布薬・テープ剤について内服薬などと比べてどの程度吸収されるのかをまとめました。 …続きを読む

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2018年8月24日(金)
中枢神経障害性疼痛に処方される代表的な薬剤一覧

病院薬剤師のヒロです。 現在、地元の新潟の病院で回復期と慢性期の薬物療法に携わっています。 そこで私が学んだ「脳卒中発症後の中枢神経障害性疼痛に処方される薬」について情報共有できればと思います。 高齢者にプレガバリン(商品名:リリカ)やアミトリプチリン(商品名:トリプタノール)が処方されている場合、薬局ではどのようなことに注意しなければいけないでしょうか。 これらの薬剤は脳卒中発症後の中枢…続きを読む

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