血清カリウム(K)値は腎臓によって調整されています。 急性及び慢性腎不全に伴う高K血症に処方される薬剤について、作用機序、飲み方、味についてまとめました。 高カリウム血症治療薬一覧・一般名・商品名 一般名 商品名 規格 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム ポリマー製剤 ケイキサレート ・散 ・ドライシロップ76% ポリスチレンスルホン酸カルシウム ポリマー製剤 カリメート…続きを読む
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P(リン)はCa(カルシウム)と一緒に骨を作ったり、筋肉を作る上で必要なミネラルです。 血液中のリン濃度は 食物(特にタンパク質)による消化管での吸収 骨からの遊離・取り込み 腎臓から尿への排出 によって影響を受けます。 特に腎臓がリンの恒常性維持に重要な働きをしています。 慢性腎疾患の患者さんでは、腎臓からリンが排泄されにくくなるため「高リン血症」と…続きを読む
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こんにちは。 「薬学×栄養学」のコラムを担当しています秋吉佑美です。 カレーライスのお供といえば、 何を想像しますでしょうか? 福神漬け、らっきょうがメジャーだと思いますが、 らっきょうの栄養について考えてみたいと思います。 脇役かもしれないですが、らっきょうの栄養ってすごいんです。 薬局でも生活習慣病の方や、便秘で悩む方がいらっしゃるかと思います…続きを読む
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下剤は作用機序の違いから下記のタイプに分類されます。 塩類下剤(酸化Mgなど) 膨張性下剤(カルメロース、寒天など) 糖類下剤(ラクツロース、D-ソルビトール) 小腸刺激性下剤(ヒマシ油) 大腸刺激性下剤(センナなど) その他(CIC2活性化薬・IBAT阻害) 主に外来処方で使われる塩類下剤、大腸刺激性下剤、タイプ2-クロライドイオンチャネル(CIC2)活性化薬について作…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 腸疾患治療薬
「下痢症」に適応のある止瀉薬は作用機序の違いから下記の種類があります。 収斂(しゅうれん)薬 吸着薬 腸運動抑制薬 殺菌薬 同じ下痢止めであっても作用機序の違いから使い分けがされますので、 分類別の特徴や注意点は把握しておく必要があります。 止瀉薬(下痢止め)一覧 分類 一般名 商品名 収斂薬 タンニン酸アルブミン タンナルビン 次硝酸ビスマス 次硝酸ビス…続きを読む
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非ステロイド性抗炎症薬(以下、NSAIDs)には、その副作用として胃腸障害が知られています。 よくNSAIDsを投薬時に患者さんへお伝えすることとして、 「食後に服用してくださいね」 といったフレーズがあるかと思いますが、今回は、ちょっとその理由を少し詳しく考えてみたいと思います。 NSAIDsによる胃腸障害の発生機序(メカニズム) NSAIDsによる胃腸障害の…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 解熱・鎮痛剤
こんにちは。健康食品を担当しているエビデンスエージェントの工藤知也です。 ビタミンB2(リボフラビン)の働きと言えば、まずはエネルギー産生が思い浮かびます。 しかし最近の報告から、腸内細菌にも影響しているようです。 なんで?と素朴な疑問ですが、 腸内細菌による酸素の調節におけるビタミンB2の役割に注目が集まっています。 プロバイオティクスとプレバイオティクス 「プロバイオティクス…続きを読む
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潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis:UC)は、 「主として粘膜を侵し、しばしば、びらんや潰瘍を形成する大腸の原因不明のびまん性非特異性炎症」 と定義づけられており、厚生労働省からも特定疾患に指定されています。 激しい腹痛や下痢、血便を繰り返す「活動期」と症状が治まる「寛解」を繰り返すことから、 活動期を抑え、寛解を長期に維持することが基本的な治療方法となります。 大腸の炎…続きを読む
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セフェム系抗菌薬はβラクタム系薬に属し、大きく第一世代〜第四世代に分類されます。 セフェム系抗菌薬の作用機序・世代別抗菌スペクトラム セフェム系抗菌薬は細菌の細胞壁の合成を阻害することで殺菌的に作用します。 第一世代セフェム グラム陽性菌に強く、グラム陰性菌に弱い 第二世代セフェム グラム陽性菌にやや強く、グラム陰性菌にやや強い 第三世代セフェム グラム陽性菌に弱く、グラム陰性菌に…続きを読む
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認知症治療薬はコリンエステラーゼ阻害薬とNMDA受容体拮抗薬の大きく2つに分類されます。 コリンエステラーゼ阻害薬とNMDA受容体拮抗薬について一覧、作用機序、服薬指導のポイントをまとめました。 認知症治療薬一覧・規格・作用機序 一般名 商品名 規格 作用機序 ドネペジル塩酸塩 アリセプト 細粒0.5% 錠3,5,10mg D錠3,5,10mg 内服ゼ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗認知症治療薬
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