2018年1月にEAファーマさんが慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)の適応で胆汁酸トランスポーター阻害剤「グーフィス錠5mg」(一般名:エロビキシバット水和物)の製造販売承認を取得しました。 グーフィス錠(一般名:エロビキシバット水和物)の作用機序、調剤時の注意点についてまとめました。 エロビキシバット(グーフィス)の作用機序はIBAT阻害 エロビキシバット(グーフィス)は大腸管腔内で…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 腸疾患治療薬
皆さんこんにちは、メディカルライターの今井です。 2年に1回の調剤報酬改定で薬局内が慌ただしいことと思います。 私自身は改定に関する届出関連が一通り終わってほっと一息ついている所です。 今回は改定によって変更点のある分割調剤についてです。 どう変わったかご理解いただけたらと思います。 今までは薬局から患者さんの服薬状態に応じて分割調剤を勧めていたのですが、H28年度…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「薬局長必見」薬事法規・調剤報酬情報 > 「薬局長は必見」薬事法規情報 > 保険制度
ワクチンの定期接種により日本における風疹・麻疹(はしか)患者は減少傾向にありますが、海外旅行者によって麻疹や風疹などのウイルスが持ち込まれ、感染が拡大するケースが問題となっています。 沖縄県でも2018年に台湾からの海外旅行者が麻疹に感染していたことで、沖縄在住の日本人にも感染が報告されています。 特に予防接種を受けていない乳幼児の親御さんや、予防接種を受けたかどうか分からない成人から薬局でも…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > ワクチン(予防接種用薬)
初めて記事を書かせていただきますシンと申します。 私は、製薬メーカーの研究職、CROのモニターを経て、現在調剤薬局チェーンに勤務しております。 上記の経歴より、学術情報を日々の服薬指導に活かしたいと考え、業務を行っております。 さて、2018年2月7日、遂に2018年度診療報酬改定の個別点数が決定致しました。 今回の目玉の一つは、服用薬剤調整支援料125点でしょう。 薬剤師が主導となり、…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 消化性潰瘍治療薬
慢性腎臓病 (CKD)の患者数は1330万人に達しており、新たな国民病と言われています(CKD診療ガイド2012より)。 CKDでは腎機能が低下していますが、腎機能低下は薬物動態に影響を及ぼすので、我々薬剤師は注意しなければなりません。 そこで、腎臓の基本的な機能、薬剤師が注意するべき腎機能の指標について述べたいと思います。 腎臓の機能 腎臓は主に下記の働きがあります1)。 1. 体液の…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 腎臓疾患・透析治療薬
オランザピンは統合失調症治療薬や双極性障害治療薬として躁症状、鬱症状に対して、精神科領域で汎用されている薬剤になります。 そして、新たに「ジプレキサ®(経口剤)」(一般名:オランザピン)について、2017年12月25日付で厚生労働省より、「抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)」の効能・効果追加が承認、取得されました。 化学療法により生じる悪心・嘔吐(CINV…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗悪性腫瘍薬
統合失調症の治療薬は、定型抗精神病薬から非定型抗精神病薬にかわりつつあり、精神科の門前薬局でなくても統合失調症の患者やご家族に服薬指導をするケースが増えてきているのではないだろうか。 薬剤師が知っておく必要がある統合失調症の病態、診断、治療薬、生活面でのアドバイスについてまとめていきたい。 統合失調症の【病態】について 統合失調症は10代後半〜30代前半に発症し、幻覚症状や思…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
全身性強皮症(Systemic sclerosis:SSc)は皮膚や臓器の線維化と、血管内皮細胞の増生による血流循環障害が特徴の指定難病です。 SScでは血管の内腔が狭くなり、血液の流れが悪くなることで、手の指先などの皮膚に潰瘍ができるケースがあります。 手指の潰瘍は気温が低下する冬場に発症しやすい傾向にあります。 SScによる手指潰瘍に処方されるのがエンドセリン受容体拮抗薬であるトラ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 血管拡張薬
毎年恒例の薬局機能情報報告についてです。 毎年めんどくさいと思いつつ対応していることかと思います。 今日はこの薬局機能情報報告制度をもとに都道府県ごとの薬局検索サイトで得られる情報やその利用方法についてご紹介します。 機能情報の登録はするものの検索はしないという方、そもそも管理者じゃないので登録もしないし見たこともないという方も多いと思います。 こちらで公開されている情報を、さも貴重な情報…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 薬剤師オススメ便利ツール > WEBサイト
薬局の初回質問票に 「妊娠中もしくは授乳中ですか?」 といった項目があるかと思います。 妊娠中にチェックがあった場合に確認しないといけないのが 妊娠何週目なのか? といった「週数の確認」です。 薬局での週数の確認と、注意事項についてまとめました。 絶対過敏期・相対過敏期・潜在過敏期の週数 妊娠週数 胎児への影響 受精前〜3週まで 無影響期 4週〜7週末 絶対過敏期 8週…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 産婦人科用薬
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。