「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」
薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。
現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!
神経障害性疼痛治療薬であるタリージェ(一般名:ミロガバリン)は、 2.5mg、5mg、10mg、15mgの4つの規格が存在することから、どの規格を準備するか、悩ましい薬剤ではないでしょうか。 通常の用法・用量は、 1回5mg 1日2回スタート →1週間以上間隔をあけて5mgずつ増量し、 1回15mg 1日2回が維持量 ただし、腎機能低下時は1回2.5mgを使用することとなります。 ま…続きを読む
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帯状疱疹はピリピリ感など軽い皮膚の違和感から始まり、紅斑、丘疹(読み方:きゅうしん)に続き、水疱が出現します。 治癒までの期間短縮や、帯状疱疹後神経痛(PHN)を防止するためにも早期の薬物治療が求められます。 皮疹発現の3日以内に抗ウイルス薬をスタートするのが望ましいですが、 皮疹が出現してから1週間以上経って皮膚科を受診されるケースに遭遇することが何度かありました。 また帯状疱疹では痛み…続きを読む
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トルリシティ皮下注0.75mgアテオスは使用回数が1週間に1回だから、よく忘れる・・。 この間は、予定日の二日後に気づいたけど、その場合は注射してもいいの? 2型糖尿病治療薬でGLP-1作動薬であるトルリシティ皮下注アテオス(一般名:デュラグルチド)。 「当てて押すだけで簡単に使用できる」という意味で「アテオス」という名称がついているようですね。 1週間に1回自己注射を行うことから、 …続きを読む
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68歳 男性 Rp1 ルリコンクリーム 30g 1日1回 両足 入浴後塗布 左足が水虫といわれたのだけど、 ルリコンクリームは1回あたり、どれくらい塗ったらいい? このような質問を受けた場合、 どのように回答しますでしょうか? 片足のみに病変があったとしても、足白癬の場合は両足に抗真菌薬を塗布するように医師から指導されるケースが多いかと思います。 では、1回あたり、どのくらいの量が…続きを読む
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洞調律(心臓が正常なリズムを示している状態)の慢性心不全の患者さんでは心拍数の増加に伴い死亡リスクの増加が示されています。 心臓の伝導性、収縮性、再分極や血圧に影響をあたえず心拍数を下げることにフォーカスした薬剤がイバブラジン塩酸塩(商品名:コララン)です。 適応は、 洞調律かつ投与開始時の安静時心拍数が75回/分以上の慢性心不全で、 β遮断薬を含む慢性心不全の標準的な治療を受けている患者…続きを読む
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透析患者数は近年増加傾向にあります。 それに伴い薬剤師も透析患者さんと接する機会が増えてくると思いますが、透析の種類や導入について知っている薬剤師は意外に少ないのではないでしょうか。 特に調剤薬局に勤務する薬剤師だと、透析に触れる機会が少ないこともあるかと思います。 透析導入の基本について述べたいと思います。 透析導入の目安 透析を導入する目安は、おおまかに腎機能が10%以下になった時で…続きを読む
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統合失調症、薬物依存、反社会的なバックグラウンドを持つ患者さんなど、日頃接する患者さんの中には対応に注意が必要な場合があります。 私も在宅患者さんにそのような事前情報があると身構えてしまいます。 どうすればそういった患者さんと、良い関係を築いて治療に参加してもらえるのでしょうか。 薬剤師よりも、より在宅患者さんの近くでサービスを提供する訪問看護師の眞榮和紘さんに対応困難患者さんと接する上での…続きを読む
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吸入指導加算が算定できるようになってから、 これまでにも増して吸入剤の服薬指導に注力するようになりました。 気管支喘息治療に使用される吸入剤には数種類あります。 シムビコートを使用していた患者さんがレルベアに変更になったり レルベアを使用していた患者さんがフルティフォームに変更になったりする場合があります。 変更の理由は何だろう? と疑問に感じ、それぞれの薬剤について掘り下げて調べたこ…続きを読む
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薬価収載されている経腸栄養剤には多くの種類があります。 味で選ぶことも多いと思いますが、含まれている栄養成分も少しずつ異なっています。 そこで栄養成分の違いをまとめました。 また、保険適用とはなりませんが服用患者の多いメイバランスについても一緒に比較を行いました。 栄養成分比較表 エネーボ・イノラス・メイバランスには微量元素が含まれる エネーボは発売当初、エンシュアやエンシュア・Hには…続きを読む
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関節リウマチ治療薬の治療薬であるJAK阻害薬、フィルゴチニブマレイン酸塩錠(商品名:ジセレカ錠)が2020年に製造販売承認されました。 関節リウマチではメトトレキサート(商品名:リウマトレックス)などのcsDMARDs(従来型抗リウマチ薬)が第一選択として処方されます。 従来型抗リウマチ薬で効果不十分な場合にbDMARDs(生物学的製剤)の使用が検討され、 bDMARDs(生物学的製剤)で効…続きを読む
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