「現役薬剤師発」学術情報

「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」

薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。

現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!

2015年11月9日(月)
酸化マグネシウムによる高マグネシウム血症について

こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川勇樹です。 先日新聞にも大々的に報道された「酸化マグネシウムによる高マグネシウム血症」 死亡事例もあったことから、酸化マグネシウム製剤の添付文書について「慎重投与」の項目に「高齢者」が追加となりました。 頻度は低いかと思いますが、「なぜ高マグネシウム血症が起こるのか?」「どのような症状なのか?」についてまとめてみました。 高マグ…続きを読む

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2015年10月14日(水)
医薬品と相互作用のある食品・嗜好品のまとめ

こんにちは。 ファーマシスタ編集長の伊川勇樹です。 「この薬は牛乳と一緒に服用しないでください」 このように服薬指導で食品や嗜好品との飲み合わせを注意喚起する機会は多くあるかと思います。 服薬指導であるあるの、「医薬品と相互作用のある食品・嗜好品」についてまとめてみました。 ・まとめシリーズ関連記事 尿が変色する薬剤のまとめ 牛乳・乳製品と相互作用 相互作用のある医薬品 ビスホス…続きを読む

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2015年10月4日(日)
秋の不調には秋野菜「南瓜・さつまいも」!~服薬指導で活かせるワンポイントアドバイス

すっかり秋めいてきて、朝も涼しくなってきた今日この頃。 体調を崩されている方も多く見られます。 喉にきている患者様も多いのでは? そんな不調や、季節の変わり目のゆらぎ肌のケアのためにもしっかり食べていただきたいもの。 それが今の時期にある、「秋野菜」です。 今の時期であれば、「南瓜」「さつまいも」などのお芋系がよくお店にも出ていますよね。 粘膜を強くしてくれるビタミンAを含む「ほうれん草…続きを読む

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2015年9月15日(火)
尿が変色(着色)する薬剤のまとめ・理由

こんにちは。 ファーマシスタ編集長の伊川勇樹です。 薬剤師 おしっこが○○色に変わることがありますが心配しないでください このように服薬指導でも伝えなければいけない「尿を変色させる代表的な薬剤」についてまとめてみました。 なお、こちらのまとめは随時更新していきたいと思いますので、 「他にもこんな薬剤あるよ」 「変色の理由はこれじゃない?」 とアドバイスをいただける優しい薬剤師さんは…続きを読む

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2015年9月7日(月)
LAMA・LABAって何??配合剤と代表的な薬剤一覧

こんにちは。 ファーマシスタ編集長の伊川勇樹です。 ここ最近COPDに適応のある吸入薬の新薬が増えてきましたね。 その中でよく見かける横文字。 LAMA、LABA。 吸入薬が処方されない薬局ではあまり目にされないかもしれませんが、いま旬な薬剤でもありますので、自分自身への忘備録として記事に残しておこうと思います。 LAMAとは?(読み方:ラマ) …続きを読む

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2015年8月19日(水)
ノイロトロピンの作用機序・NSAIDsの併用は可能?

「ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液含有製剤」 ノイロトロピンの成分名なのですが、薬情の説明書きを見て 「ウイルス!!??」 とびっくりされる患者さんがいらっしゃった経験はないでしょうか。 普段整形外科などの薬を扱わない場合、単なる「鎮痛剤」として捉える薬剤師さんもいらっしゃると思うので(僕自身がまさにそうでした)、ノイロトロピンの作用機序、特徴などまとめて…続きを読む

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2015年7月29日(水)
夏の体力低下に注意!その予防法とは?

梅雨もあけ、暑い夏の到来!これからの時期に気をつけたいのが、「暑さによる体力の低下」です。 暑さにより、身体にだるさがでたり、食欲が低下してしまったり。疲れがとれないなど。 患者様の中でも、スタッフの中でも、このような症状がでている方がいらっしゃるのではないでしょうか? 自律神経の乱れも関係すると言われています。 暑いからといって、冷たいものを取りすぎていたり、お風呂をシャワーですませてい…続きを読む

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2015年6月2日(火)
イリボー(ラモセトロン)って女性に処方できる?

 これまでイリボーといえば男性専用の過敏性腸症候群(IBS)治療薬といったイメージがあったのではないでしょうか。2015年5月に女性への投与の承認を取得し、男性の半量で投与が可能となりました。 イリボー(ラモセトロン)の作用機序 イリボー(ラモセトロン)の作用機序をおさらいしておきましょう。 過敏性腸症候群(IBS)は腸の粘膜から分泌される「セロトニン」が関与していると言われています。 スト…続きを読む

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2015年5月29日(金)
週1回で服用可能なDPP4阻害薬ってあるの??

週1回で服用タイプのDPP4阻害薬、トレラグリプチンコハク酸塩(商品名:ザファテック錠)が武田薬品より発売されました。 DPP4阻害薬とは? ジペプチジルペプチダーゼ(dipeptidyl peptidase)-4の略語のこと。 インスリンの分泌には、インクレチンというホルモンが大きく関与しています。インクレチンは食事を取った時などの刺激により腸管から分泌され,インスリン分泌を増強させるので…続きを読む

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2015年5月12日(火)
ベピオゲル(過酸化ベンゾイル:BPO)を使ってみた。作用機序・服薬指導のポイント

2か月ほど前に頬に突如現われた「ニキビ」 自宅にあったアクアチムクリーム(一般名:ナジフロキサシン)で対処していました。 2カ月経っても一向に良くなる様子もなく、流石に我慢できず近所の皮膚科を受診しました。 主治医:アクアチムもいいけど、最近新しい薬が出たので試してみますか? 伊川:もしかしてBPOですか?? 主治医:おっ。よく知ってますね!ディフェリンゲル(一般名:アダパレン)よりも刺…続きを読む

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