2018年11月に薬価収載された慢性便秘症治療薬のモビコール配合内用剤。 主成分であるマクロゴールはポリエチレングリコール製剤であることから、通称PEG(ペグ)製剤とよばれています。 2歳の小児から投与可能です。 モビコールは水などの飲料に溶かして服用する薬であることから、薬局でも服薬指導の際に伝えなければいけないことが多くあります。 薬剤師が使い方を知っておかないと効果に差がでてしまうこ…続きを読む
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メトトレキサート(商品名:リウマトレックス)の副作用を防止するために葉酸(商品名:フォリアミン)が併用されるケースがあります。 しかし、メトトレキサートによる重篤な副作用発現時に、通常はフォリアミンでなく活性型葉酸のホリナート(商品名:ロイコボリン)が投与されます。 このことをロイコボリンレスキュー(ロイコボリン救済療法)と呼びます。 「葉酸製剤」フォリアミンと「活性型葉酸製剤」ロイコボリン…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗リウマチ薬
処方1 【一般名】メトトレキサートカプセル2mg 4カプセル 朝・夕食後 4日分 水曜日服用 【一般名】葉酸錠5mg 1錠 朝食後 4日分 金曜日服用 関節リウマチ治療薬であるメトトレキサート(商品名:リウマトレックス、メトレート)には、葉酸(商品名:フォリアミン)が併用されるケースがあります。 薬局で患者さんからも、 「葉酸は何の目的の薬ですか?」 「メトトレキサートと葉…続きを読む
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アルコール依存症治療薬は大きく下記の3つに分類されます。 抗酒薬(嫌酒薬) 断酒補助薬 飲酒量低減薬 アルコール依存症の治療目標は原則、断酒の達成と継続ですが、アルコール依存症の患者にとって断酒が達成困難となり、治療を放棄されるケースも珍しくありません。 日本では2019年に断酒ではなく、飲酒量の低減を目標とした治療薬セリンクロ錠(一般名:ナルメフェン塩酸塩水和物)の製造販売承認を…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 中毒治療薬
患者さん 以前処方してもらった、ケトプロフェンテープを使用すると鼻水がでて、咳がとまらなくなった・・。 この患者さんは気管支喘息の既往歴があり、以前にアドエアが処方されていました。 このようにNSAIDsよって誘発される喘息はアスピリン喘息といわれており、アスピリンだけでなくNSAIDs全般で誘発されます。 アスピリン喘息は、重症の気管支喘息のある方、鼻茸(鼻の中のポリープ)を合併or手術…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 解熱・鎮痛剤
Rp1 【一般名】オセルタミビルリン酸塩カプセル75mg(商品名:タミフル) 1日1回 朝食後 1日分 50代 女性にこのようなタミフルが1日分処方されている場合、薬剤師は患者さんにどのようなことを確認するでしょうか。 実際に私が処方箋を受け付けた事例で、私は迷わず 「処方日数が1日分の単回投与で間違いないか」 処方元に疑義照会をかけてしまいました。 処方元からは 「透析患者なの…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗ウイルス薬
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川勇樹です。 電子カルテが普及し便利になった反面、処方箋を発行する際に入力ミスが生じる可能性があることを薬剤師は頭に入れておかなかればいけません。 実際に私が薬局で経験したオーダリングシステムの入力間違いの事例について、ご紹介いたします。 ぜひ現場の薬剤師にも知ってほしい内容なので情報共有できればと思います。 レトロゾール錠2.5mgの処方ミス事…続きを読む
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スピリーバ(一般名:チオトロピウム臭化物水和物)はムスカリンM3受容体を選択的に阻害することで気管支を長時間拡張させます。 スピリーバにはハンディヘラーという専用吸入器を使って吸い込む吸入カプセルタイプと、レスピマットという噴霧タイプが存在します。 「レスピマットを受けていた薬局で急にカプセルの処方を受けた・・。」 「他院からの継続処方で吸入カプセルの処方をはじめて受けた・・・。」 このよ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 気管支拡張薬・気管支喘息治療薬
ヒアレイン点眼液0.1%と0.3%は防腐剤にベンザルコニウム塩化物が含まれています。 そのため添付文書には、 ソフトコンタクトレンズを装用したまま使用しないよう指導すること。 と注意書きがあります。 しかし2018年10月出荷分(予定)より防腐剤がクロルヘキシジングルコン酸塩液に変更となるため、「ソフトコンタクトレンズを装用したまま使用しないよう指導すること」という注意書きが添付文書から削…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 眼科用薬
非麻薬性鎮痛剤のレペタン坐剤(一般名:ブプレノフィン塩酸塩)が処方された場合、 薬剤師は何に気をつける必要があるでしょうか? レペタン坐剤には投与日数が14日以内という制限があります。 他の内服タイプの向精神薬と異なり、坐薬の場合は投与制限を見落としてしまうことがあるかもしれません。 知っていないと日数オーバーをスルーしてしまう可能性がありますので、情報共有できればと思います。 レペタン…続きを読む
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