「現役薬剤師発」学術情報

「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」

薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。

現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!

2018年7月28日(土)
ヘマンジオルシロップ小児用(プロプラノロール)調剤・服薬指導の注意点

「へマンジオルシロップって?プロプラノロールなの?」 「適応は?」 「どう調剤したらいいの?」 急に薬局に、赤ちゃんの患者のプロプラノロールシロップの処方箋が来たら、焦りますよね。 プロプラノロールといえば、まさにβ遮断薬の代表のような薬で、高血圧、心疾患、不整脈の薬として有名ですね。 それが今、乳児血管腫(いちご状血管腫)の治療薬として小児に使われ始めています。 このシロップの処方の…続きを読む

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2018年7月27日(金)
ヒアレイン点眼液の防腐剤がベンザルコニウム塩化物からクロルヘキシジングルコン酸塩液に変更

ヒアレイン点眼液0.1%と0.3%は防腐剤にベンザルコニウム塩化物が含まれています。 そのため添付文書には、 ソフトコンタクトレンズを装用したまま使用しないよう指導すること。 と注意書きがあります。 しかし2018年10月出荷分(予定)より防腐剤がクロルヘキシジングルコン酸塩液に変更となるため、「ソフトコンタクトレンズを装用したまま使用しないよう指導すること」という注意書きが添付文書から削…続きを読む

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2018年7月26日(木)
【麦角アルカロイド薬】メチルエルゴメトリンとカベルゴリンについて

こんにちは。 メディカルライターの平野菜摘子です。 メチルエルゴメトリン、カベルゴリンと聞けば、 麦角アルカロイド?? と薬学生時代の記憶を思い起こす人もいるかも知れません。 婦人科領域か、パーキンソン病の薬であることが想像できますが、産婦人科領域で処方されることのある、メチルエルゴメトリン(商品名:パルタンM)、カベルゴリン(先発名:カバサール)ついて書きます。 婦人科領域の薬に馴染…続きを読む

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2018年7月26日(木)
レペタン坐剤の14日投与制限・作用機序・特徴について

レペタン坐剤の14日投与制限・作用機序・特徴について

非麻薬性鎮痛剤のレペタン坐剤(一般名:ブプレノフィン塩酸塩)が処方された場合、 薬剤師は何に気をつける必要があるでしょうか? レペタン坐剤には投与日数が14日以内という制限があります。 他の内服タイプの向精神薬と異なり、坐薬の場合は投与制限を見落としてしまうことがあるかもしれません。 知っていないと日数オーバーをスルーしてしまう可能性がありますので、情報共有できればと思います。 レペタン…続きを読む

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2018年7月24日(火)
アジスロマイシン(商品名:ジスロマック)の妊婦・授乳婦への処方と薬剤師の考察

メディカルライターの平野菜摘子です。 「主治医からは授乳OKと言われたのですが、インターネットで検索したら授乳を中止することと記載があって不安・・・。」 「妊娠中だけど、この薬を飲んで赤ちゃんに影響でませんか?」 このように薬局で妊娠、授乳中の方から相談をうけるケースがあるかと思います。 妊娠・授乳期にも、風邪や扁桃腺炎などで処方されることがあるアジスロマイシン(先発商品名:シ…続きを読む

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2018年7月20日(金)
プレタール(シロスタゾール)とネキシウム(エソメプラゾール)の併用で出血傾向の可能性あり!CYPを探ろう

メディカルライターの平野菜摘子です。 実際に私が経験したネキシウム(一般名:エソメプラゾール)とプレタール(一般名:シロスタゾール)を別の病院からそれぞれ処方され、内出血をおこしていた可能性のあった、高齢の患者さんの例について報告します。 どこの薬局でも起こりうる可能性がありますので、ぜひ頭の片隅においておくことをオススメします。 プレタール(シロスタゾール)で出血傾向のあった処方事例 佐…続きを読む

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2018年7月19日(木)
ベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬の削減のために薬剤師ができること

チェーン薬局勤務の薬剤師シンです。 「抗不安薬をこのまま飲み続けて本当に大丈夫かしら・・・?」 「依存性がないか心配・・・。」 「睡眠薬はできれば飲みたくないんだけど、どうしても頼ってしまう・・・。」 このような抗不安薬や睡眠薬についての相談を薬局で受ける機会は多いのではないでしょうか? 今回は、ベンゾジアゼピン系薬(以下BZ)の削減のために薬剤師ができることについてご紹介していきます。…続きを読む

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2018年7月19日(木)
ベンゾジアゼピン受容体作動薬・抗不安薬・睡眠薬一覧 

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬・抗不安薬は消失半減期の長さによって 超短時間型 短時間型 中間型 長時間型 超長時間型 に分類されます。 それぞれの一般名・先発品商品名について一覧にしました。 超短時間型ベンゾジアゼピン系一覧 分類 一般名 先発品商品名 超短時間型 ゾルピデム 非ベンゾジアゼピン系  マイスリー ゾピクロン 非ベンゾジアゼピン系 アモバン…続きを読む

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2018年7月12日(木)
ロコアテープの変形性膝関節症への効果とNSAIDs製剤の併用について

薬剤師ライターの裕と申します。 先日参加したロコアテープのメーカー勉強会で得た情報を共有したいと思います。   ロコアテープの成分・ハッカ油配合の理由 ロコアテープはエスフルルビプロフェンとハッカ油を有効成分としたNSAIDsテープ剤です。 エスフルルビプロフェンはフルルビプロフェンの光学異性体であり、フルルビプロフェンよりも2倍近いCOX(シクロオキシゲナーゼ)阻害作用を示します。 …続きを読む

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2018年7月5日(木)
ケアマネから在宅患者の新規受け入れを依頼された際の薬局薬剤師の対応について

こんにちは。 メディカルライターの今井雄基です。 ケアマネージャー(以下ケアマネ)の認識が少しずつ上がってきているのか、ケアマネから薬剤師による居宅訪問の依頼が増えているように感じます。 そこで実際にあった、普段連絡を取っていないケアマネから在宅患者さんの新規受け入れを急に電話で頼まれた場合の対応についてお伝えします。 急に電話があった際に受け入れることが可能かどうかの判断が必要ですので、…続きを読む

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