薬剤師スキルアップ情報

2018年10月23日(火)
慢性腎臓病(CKD)における薬物治療について~貧血治療と高尿酸血症治療~

こんにちは。 メディカルライターのサエです。 慢性腎臓病(CKD)患者に対する貧血と高尿酸血症の治療薬についてお話したいと思います。   CKD患者の貧血治療 CKDでは、エリスロポエチンの生成が低下するので腎性貧血になります。 腎性貧血は腎障害を進行させ、また貧血は心不全の増悪因子であるので、貧血の治療は重要です。 腎性貧血の治療には赤血球造血刺激因子製剤(Erythropoies…続きを読む

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2018年10月20日(土)
五苓散と慢性硬膜下血腫への保険適応外処方

こんにんちは。 薬剤師ライターのヒロです。 私は認知症の患者さんや脳血管疾患を発症した患者さんが多く入院している病院で勤務しています。 数年前から、五苓散の処方が多く見られるようになってきました。 薬剤師のみなさんもご存知の通り、五苓散は水毒症に用いられる漢方薬ですよね。 口渇や悪心・嘔吐、下痢、時には二日酔などに用いられるのが古典的な使用方法です。 しかし、最近の処方をみると別の疾患…続きを読む

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2018年10月17日(水)
劇症1型糖尿病の症例・インスリンの使用例

こんにちはメディカルライターの平野菜摘子です。 インスリン製剤の処方箋を持った患者さんが薬局に来られたら、 1型糖尿病の人か、2型糖尿病が進行しインスリン製剤で血糖コントロールをすることになった患者さんを思い浮かべると思います。 特に1型だった場合、長年インスリン製剤を使っており、患者さんも使い方をよく理解していると思いがちではないでしょうか。 1型糖尿病は、小さい子供のうちからインスリン…続きを読む

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2018年10月15日(月)
外国人へ経口避妊薬処方時の英語問診票【薬局での英会話】

日本人の多くの医療従事者は英語を含む外国語が話せず、外国人が受診した際はあたふたしながら診療や投薬している光景を目にします。 最近では日本でも避妊のためにピルを服用する患者さんも増えてきましたが、私が以前に就業していたカナダ(北米諸国等)では以前より避妊だけでなく大人の女性の「たしなみ」と言っていいほど、当たり前のようにピルを服用することが浸透しています。 初診の患者さんに対する問診表(英語)…続きを読む

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2018年10月10日(水)
ディナゲスト(ジエノゲスト)は後発品の適応の違いに注意

後発品の割合によって、調剤基本料が変わるため、可能なものは後発品への変更を意識して調剤をされている薬局も多いことと思います。 子宮内膜症治療薬のディナゲスト(一般名:ジエノゲスト)にも多くの後発品が存在します。 婦人科からディナゲストの処方箋を受けたときの後発医薬品への変更について考えてみたいと思います。 薬剤師 ディナゲストか。 後発品への変更不可のチェックがないし、患者さんにジェネリ…続きを読む

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2018年10月8日(月)
高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物のリスト

チェーン薬局勤務のシンです。 今回は、高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物リスト(以下、本リスト)(1)について解説します。 まず始めにお伝えしますが、本リストは、週刊現代などの飲み続けると危ない薬リストとは、全くの別物です。 週刊現代のリストは、単に、売れている薬をターゲットとし、ベネフィットを無視してリスクのみを強調したものです。 リスク・ベネフィットの客観的な評価が行われておりま…続きを読む

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2018年9月30日(日)
保険薬局における法定掲示物一覧・チェックリスト

薬局の運営を行う上では、「健康保険法」や「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に代表される関係法律やそれらの政令、省令、告示、通知等を遵守しなければなりません。 行政通知には、法的拘束力はありませんが、厚生局の法令解釈や審査基準に大きく影響を与えるものであるため、実質、遵守事項になろうかと思います。 今回は、多々ある法規定の中で、薬局における法定掲示物を整理したいと…続きを読む

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2018年9月29日(土)
慢性腎臓病(CKD)における脂質異常症治療薬一覧

こんにちは。 メディカルライターのサエです。 今回のテーマは慢性腎臓病(CKD)における脂質異常症の治療薬をとりあげたいと思います。 脂質異常症は高血圧、糖尿病と同様にCKDの発症をもたらし、CKDの症状悪化を引き起こします。 そのために脂質異常症の治療は重要になってきます。 しかし、CKD患者に脂質異常症治療薬を投与する場合、横紋筋融解症などの副作用が現れる可能性があるので注意が必要で…続きを読む

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2018年9月28日(金)
日本とアメリカ・カナダの医療保険制度の違い

日本は皆保険の制度をもつため医療保障が充実しています。 所得や被保険者など立場によっても異なりますが、日本に住んでいる患者さんは最大3割の負担で病院や薬局で最大限の治療を受けることが可能です。 日本に住んでいる外国人は同様の保障を受けられますが、海外に住んでいる日本人は除かれます。 しかし、この制度は国によって大きく異なります。 幼少時・仕事で計15年ほど海外に暮らした経験をもとに、 日…続きを読む

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2018年9月26日(水)
UHクリーム作り方・原料・価格【薬局製剤】

「U・Hクリーム」といえば薬学生が薬局実習で薬局製剤体験をする時は必ず製造する品目ではないでしょうか。 また薬剤師会主催の研修会でも、選ばれる品目のひとつです。 その理由は、原料が2つと少ないこと、製造工程が簡単なわりに、調剤とは異なる作業なので製造している実感を得やすいからだと思います。 U・Hクリームについて特徴や作り方、原料価格、販売方法について解説したいと思います。 U・Hクリーム…続きを読む

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