「現役薬剤師発」学術情報

「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」

薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。

現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!

2016年3月25日(金)
イチョウ葉エキスの作用は?併用注意薬は?

初回質問票の摂取している健康食品の欄に「イチョウ葉エキス」と記載された患者さんに出会った経験はないでしょうか? イチョウ葉エキスは「血液をさらさらにする」「血行を良くして肩こりを緩和する」「アルツハイマー型痴呆に効く」などいわれ、調剤併設ドラッグストアに勤務していた時に「イチョウ葉エキス」について質問されることが何度かありました。 イチョウ葉エキスはドイツやオーストリアでは医薬品として脳梗塞、…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > OTC

2016年3月25日(金)
抗アレルギー薬の口腔崩壊錠(OD)・チュアブルの味は?

H1受容体拮抗薬などの抗アレルギー薬や、ロイコトリエン拮抗薬は小児に処方される機会が多いことから口腔崩壊錠(OD)やチュアブル錠が多く発売されています。 そのためお母さまから「どんな味がするの?」と聞かれるケースもあるかと思います。 抗アレルギー薬の口腔崩壊錠(OD)、チュアブル錠の味についてまとめてみました。抗アレルギー薬のOD・チュアブルの味のまとめ アレグラOD錠60mgの味味:バナナ味…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 小児の薬・病気

2016年3月23日(水)
ドグマチール(スルピリド)でなぜ女性化乳房や月経不順になるのか?

「生理が不順になってきたのでドグマチールはストップするといわれました。」 「胸がはってきたことを伝えたらドグマチールが中止になりました。」 心療内科や精神科の処方を受ける薬局ではこのようなケースに遭遇することが多くあるかと思います。 ドグマチール(スルピリド)といえば、低用量(150mg/day)では視床下部交感神経中枢に作用し、胃・十二指腸潰瘍の治療薬として使われます。 また高用量(15…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬

2016年3月18日(金)
ビオフェルミン錠とビオフェルミン配合散の違い

ビオフェルミン錠が処方されている患者さんから 「錠剤が飲めないので粉に変更してくれませんか?」 と言われた場合、多くの方が「ビオフェルミン配合散」をイメージするかと思います。 しかし、ビオフェルミンの場合、錠剤と配合散で有効成分が異なりますので、まったく同じではありません。   ビオフェルミン錠と同じビフィズス菌はラックビー微粒N ビオフェルミン錠剤には1錠中に「ビフィズス菌12mg」…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 消化器科

2016年3月18日(金)
耳垢用の点耳薬・ジオクチルソジウムスルホサクシネートの作用・使い方・期限

耳垢除去剤であるジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)。 以前はワックスネートという製品として使われていましたが、発売が停止になったことにより耳垢除去剤は5%炭酸水素ナトリウム、グリセリン等の院内調整が主流でありました。 2015年2月にジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)製剤であるジオクチルソジウムスルホサクシネート耳科用液 5%「CEO」(セオリアファーマ)が製造販売承認…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 耳鼻咽喉科用薬

2016年3月18日(金)
吃逆(しゃっくり)に効く薬はあるの?保険適応のある薬

こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」の伊川です。 僕が新人薬剤師の頃、調剤併設のドラッグストアで勤務していましたので、お客さんや患者さんから色んな健康相談を受ける機会がありました。 その中でも、とても印象に残っているのが 「しゃっくりに効果のある薬ってあるの?」 という質問です。 しゃっくりに対する市販薬は「柿のヘタ」が入った柿蔕湯(シテイトウ)という漢方がありますが、保険…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 心療内科

2016年3月17日(木)
静菌的抗菌薬と殺菌的抗菌薬の違い・代表的な薬剤一覧

「これは細菌を殺すお薬です」 抗菌薬の服薬指導の際、よく耳にする言葉だと思いますが、すべての抗生物質が「細菌を殺す」わけではありません。 抗生剤は大きくわけて下記の2つの切り口で分類することができます。 静菌的抗菌薬 殺菌的抗菌薬 名前の通り、静菌的抗菌薬は分裂増殖時の細菌を静めて発育速度を抑え、殺菌的抗菌薬は分裂増殖時の細菌を殺すといった特徴があります。 下記に、静菌的抗菌薬と殺…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 薬理学

2016年3月17日(木)
市販のロキソニンSと医療用ロキソニンの違い・比較

「市販のロキソニンSと病院で処方されるロキソニンは同じなの?」 薬局でよく受ける質問の一つかと思います。 市販のロキソニンS(写真左)と医療用のロキソニン錠(写真右)について簡単にまとめてみたいと思います。 有効成分・大きさは全く同じ 市販のロキソニンSと医療用のロキソニンは下記のとおり成分、添加物共に全く同じ薬剤です。 有効成分 ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg (無水物と…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > OTC

2016年3月17日(木)
メトクロプラミドとドンペリドンの作用機序・違い・調剤時の注意点

プリンペラン(一般名:メトクロプラミド)とナウゼリン(一般名:ドンペリドン)。 どちらも同じドパミン受容体拮抗薬として処方頻度が高い薬剤かと思います。 プリンペラン(メトクロプラミド)とナウゼリン(ドンペリドン)の作用機序、それぞれの違い、注意点についてまとめてみました。 作用機序(上部消化管と延髄CTZのD2受容体拮抗) プリンペラン(メトクロプラミド)とナウゼリン(ドンペリドン)は上部…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 消化器科

2016年3月16日(水)
病院で処方される医療用ビオフェルミンと市販用との違いは?

病院で処方されるビオフェルミンとドラッグストアで買う市販のビオフェルミンSに違いはあるのですか? 医療用のビオフェルミンと市販のビオフェルミンの違いについて薬局で質問を受けるケースがあるかもしれません。 実は医療用のビオフェルミンと市販のビオフェルミンですが、錠剤タイプで配合成分に違いがあります。 また粉タイプでは、まったく有効成分が異なります。 私が薬剤師になるまでは、市販のビオフェルミ…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 消化器科

お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。

ページトップに戻る