「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」
薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。
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下記のような処方を受けた場合、薬剤師はどのようなことに注意しなければいけないでしょうか? ツムラ小青竜湯 7.5g 1日3回 毎食前 5日 ツムラの漢方製剤で、よくある処方ミスが、 「1包3.0gの製剤を2.5gと勘違いして処方されるケース」ではないでしょうか。 ツムラの医療用漢方の多くは2.5g包装ですが、下記のように3.0g、3.5g包装のものがあります。 品目数は決して多くはあ…続きを読む
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耳鼻科などで処方される機会の多いイソバイドですが、 調剤の際に注意すべきことが「互換性」です。 先日、下記の処方を受けました。 “【般】イソソルビド内用液 70% 1日量90ml 1日3回毎食後” 薬局に1包30mlの分包品しかなかったため患者さんに確認したこところ、 「分包品でも問題ないですよ」 との回答でした。 この場合、処方医に問い合わせなしで 分包品30ml、3包/日で…続きを読む
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2019年にペットアレルギーを抑えることを謳った「ムヒDC速放錠」が発売され、ドラッグストアにも多く問い合わせがきています。 この製品は第二世代抗ヒスタミン薬であるメキタジンを含みますが、既にスイッチ化している成分であり、本成分を含有している製品も多くあるため、既存品と違いがあるのか調査しました。 市販のメキタジン含有製品は下記の4種類に大別されます。 高用量メキタジン製剤 皮膚症状用…続きを読む
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小児の代表的な皮膚疾患が伝染性軟属腫(読み方:でんせんせいなんぞくしゅ)です。 丸くてぷにゅぷにゅした柔らかいイボができることから「水いぼ」とも呼ばれます。 特にアトピー性皮膚炎や湿疹などがあり皮膚のバリア機能が低下している場合に感染しやすくなります。 伝染性軟属腫(水いぼ)について症状や治療、薬局で聞かれる代表的な質問についてまとめました。 主な症状 2~5㎜の光沢を帯びたイボが主に体…続きを読む
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アトピー性皮膚炎での第一選択薬はステロイド外用剤です。 ステロイド外用剤で効果が不十分な場合や長期使用の副作用などを考慮して切り替わることがあるのがタクロリムス軟膏0.1%(先発商品名:プロトピック軟膏0.1%)です。 小児には2歳以上から投与可能な0.03%製剤も存在します。 タクロリムス軟膏について、ステロイド外用薬との強さの比較、調剤、服薬指導のポイントについてまとめました。 ステロ…続きを読む
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2020年度の調剤報酬改定で 薬歴管理料にて吸入指導加算が算定できるようになりました 私の勤務する薬局の門前に呼吸器内科があり、さまざまな種類の吸入剤が処方されます。 これまでも投薬の際には吸入指導を行っていましたが、 操作方法や吸入動作の確認などで内服薬だけの患者さんに比べて手間や時間がかかっていましたので、 そこを評価してもらえるのはありがたいと感じます。 吸入剤については患者さん…続きを読む
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ザーネ軟膏は冷蔵庫で保管するように説明されたけど、旅行の時はどうすればよいですか? 角化性皮膚疾患の治療薬であるザーネ軟膏(一般名:ビタミンA油)の移動時の保管方法について、相談を受けた際、薬剤師はどのように答えればよいでしょうか。 添付文書上の保管方法は、 室温保存 開栓後は密栓し、光や高温を避けて保存すること(徐々に黄変し、含量が低下することがある) となっています。 ザーネ軟膏は…続きを読む
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尋常性乾癬、関節症性乾癬、ベーチェット病の内服治療薬であるアプレミラスト(商品名:オテズラ)。 アプレミラスト(オテズラ)の作用機序や調剤時、服薬指導でのポイントをまとめました。 作用機序 アプレミラストはホスホジエステラーゼ4(PDE4)阻害剤です。 乾癬患者の免疫細胞や表皮組織ではPDE4が過剰に発現しており、環状アデノシン1リン酸(cAMP)が低下することで炎症性メディエーターの産生…続きを読む
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「小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善」に適応のあるメラトベル顆粒0.2%。 成人には適応はなく、6歳以上15歳以下の小児が対象となります。 慢性的な睡眠不足と睡眠覚醒リズムが不規則で問題があると、多動や過活動、興奮症状を示すことが多くなり、神経発達症の特性を強めてしまいます。 これまで、日本では小児に対する睡眠改善薬が存在しなかったことから、開発が進められ、2020年6月に発売された…続きを読む
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【般】イソロイシン・ロイシン・バリン配合顆粒4.73g 3包 1日3回毎食後 以前、私の勤める薬局で受けた処方ですが、薬局にある在庫はアミノバクト配合顆粒4.74gのみしかありませんでした。 調べると1包が4.73gの製剤はブラニュート配合顆粒のみ。 いずれも分岐鎖アミノ酸製剤であるリーバクト配合顆粒の後発医薬品ですね。 1包あたりL-イソロイシン952mg・L-ロイシン1904…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 肝疾患治療薬
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