調剤に注意するツムラ漢方製剤(1包3.0g・3.5g一覧)

この記事を書いた人

寺本 卓矢(てらもと たくや)

【所属】
いちょう薬局株式会社 経営戦略本部人材採用担当
シナジーファルマ株式会社 法人営業部関東ブロック統括
株式会社PHAIND 執行役員
【資格】
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師
【出身大学】
日本薬科大学 薬学部 卒業

下記のような処方を受けた場合、薬剤師はどのようなことに注意しなければいけないでしょうか?

ツムラ小青竜湯 7.5g
1日3回 毎食前 5日

ツムラの漢方製剤で、よくある処方ミスが、
1包3.0gの製剤を2.5gと勘違いして処方されるケース」ではないでしょうか。

ツムラの医療用漢方の多くは2.5g包装ですが、下記のように3.0g、3.5g包装のものがあります。
品目数は決して多くはありませんので、頭に入れておくとよいでしょう。

「薬局で見落としてスルーしてしまった」なんてことを避けるために役立てれば幸いです。

1包が3.0gのツムラ漢方製剤

  • 19ツムラ小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
  • 29ツムラ麦門冬湯(バクモンドウトウ)
  • 34ツムラ白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)
  • 64ツムラ炙甘草湯(シャカンゾウトウ)
  • 77ツムラ芎帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)
  • 90ツムラ清肺湯(セイハイトウ)
  • 92ツムラ滋陰至宝湯(ジインシホウトウ)
  • 98ツムラ黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)
  • 108ツムラ人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)
  • 114ツムラ柴苓湯(サイレイトウ)

1包3.5gのツムラ漢方製剤

  • 97ツムラ大防風湯(ダイボウフウトウ)

再分包するケースもあり

1回あたりの処方量が分包品として割り切れない場合であっても医師があえて少量で処方しているケースもあります。
その際は、再分包しなければいけません。
分包品で調剤ができない場合に「処方元が間違っている」という前提での疑義照会は避けなければいけません。

この記事を書いた人

寺本 卓矢(てらもと たくや)

【所属】
いちょう薬局株式会社 経営戦略本部人材採用担当
シナジーファルマ株式会社 法人営業部関東ブロック統括
株式会社PHAIND 執行役員
【資格】
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師
【出身大学】
日本薬科大学 薬学部 卒業

【サイト】

【紹介文】
薬局での薬剤師業務の傍ら新店舗開発や人事採用、人材採用コンサルタント業務を行う。

薬剤師として常に新たなチャレンジをしながら医療業界、特に調剤薬局と薬学生に対して貢献できるよう業務を行う。

現在は新たに薬学生向けコンテンツサイト(薬学ステップ)を開設。

薬学生向けイベント企画運営なども手掛けている。

調剤薬局人材採用アドバイスやイベント企画、お仕事の依頼はこちら
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