「現役薬剤師発」学術情報

「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」

薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。

現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!

2018年5月30日(水)
カルタンを炭カルへジェネリック(GE)変更調剤は不可?

こんにちは。 薬剤師ライターのJです。 今回は同じ成分なのにジェネリック変更ができない沈降炭酸カルシウム錠についての話です。 私が以前に勤めていた薬局では、薬の不足で患者さんに迷惑をかけないよう、近隣の薬局と薬の小分けをスムーズに行えるようにするため、ジェネリックのメーカーをなるべく揃えていました。 そのためには各薬局の在庫しているジェネリック医薬品リストを作成し、採用しているジェネリック…続きを読む

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2018年5月25日(金)
カウフマン療法とは?服用方法の指導時の注意点〜処方箋の落とし穴

カウフマン療法とは?服用方法の指導時の注意点〜処方箋の落とし穴

こんにちは、薬剤師ライターのJです。 今回は婦人科領域の処方でみられるカウフマン療法について書きたいと思います。 薬剤師の皆さんはカウフマン療法という言葉を聞いたことあるでしょうか? 少なくとも薬剤師国家試験や薬学部の卒業試験の勉強では私の記憶の限り一回も聞いたことがなかったので、知らない方も多いのではないかと思います。 ざっくばらんに言うと、月経不順である患者に対して正常な月経を促す目的…続きを読む

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2018年5月21日(月)
パリエット(ラベプラゾール)20mgの返戻・査定〜薬局薬剤師の疑義照会

はじめまして。 新人薬剤師ライターのJと申します。 最初の記事は知っている薬剤師にとってはなんてことのない話ですが、知らない薬剤師にとっては、 えっ!?そうだったの!! という驚きが得られる内容を書きたいと思います。 2018年5月現在、PPI(プロトンポンプインヒビター)はネキシウムカプセルがメインになってきた薬局が多いと思いますが、ネキシウムカプセルはジェネリックがありませんのでパリ…続きを読む

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2018年5月21日(月)
慢性腎臓病(CKD)の定義・原因・治療について

今回は年々増加している慢性腎臓病(CKD : Chronic Kidney Disease)の定義、病態、治療について述べたいと思います。 CKDの定義 CKD診療ガイド2012によると慢性腎臓病(CKD)の定義は以下の通りです。 尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らか、特に蛋白尿の存在が重要 糸球体濾過量(GFR)<60mL/min/1.73m2 1,2のいずれか、また…続きを読む

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2018年5月19日(土)
CHADS2スコアについて〜薬局薬剤師による処方解析での活用

ワーファリンやDOACなどの抗凝固薬は心房細動を持つ患者さんに対してよく処方されています。血栓を出来にくくすることで脳梗塞や肺塞栓を防ぐことが期待される一方で出血リスクもあります。CHADS2スコアを用いるとより必要性の高い患者さんをスクリーニングして安全に抗凝固薬治療を行うことができます。 診断や処方決定の際によく使う指標なので普段薬局で仕事をしていてもあまり耳にすることはないかもしれませんが…続きを読む

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2018年5月12日(土)
スルホニル尿素(SU)類一覧・作用機序・服薬指導の確認事項

スルホニル尿素(SU)類一覧・作用機序・服薬指導の確認事項

血糖値の上昇に関わらずインスリンの分泌を促す経口血糖降下薬がスルホニル尿素(SU)類の薬剤です。 SUはスルホニル尿素(Sulfonyl Urea)の頭文字をとったものです。 SU類の一覧、作用機序、調剤時の注意点についてまとめました。 スルホニル尿素(SU)類一覧 世代 一般名 商品名 服用回数 1日最大量 半減期 第一 アセトヘキサミド ジメリン 食前or食後…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 糖尿病治療薬

2018年5月4日(金)
ツムラ薏苡仁湯とヨクイニンエキスコタローの違い

近隣の内科からの下記のような処方せんを受け付けた場合、どのような対応をすればよいでしょうか? Rp1 ツムラ薏苡仁湯(52番) 7.5g 毎食前 30日分 もし私が処方を受けた場合、 初めて処方されたのか、今までも服用していたのか? どのような症状なのか? をまず最初に確認するでしょう。 そしてイボ(疣贅)で処方されているようであれば処方元へ疑義照会が必要となります。 …続きを読む

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2018年4月27日(金)
医師の指示どおり処方薬を服用していたらそれでよいのか?

調剤薬局チェーン勤務の薬剤師シンです。 今回は、 「医師の指示どおりにきちんと服薬していればそれでよいのか?」 のテーマで執筆いたします。 「患者さんがお薬を飲む前に、最後に関わる医療従事者は薬剤師です。患者さんがきちんとお薬を飲めるように指導するのが、薬剤師の役割です。」 私が現在勤めている調剤薬局では、このように習いました。 恐らく、弊社だけではなく、薬局…続きを読む

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2018年4月18日(水)
アレサガテープについて【抗ヒスタミン薬との比較】

こんにちは、メディカルライターの今井です。 2018年の薬剤師国家試験を2日目のみ解きました。 何とか合格ラインに乗りましたが残念ながら足切りの分野がありました。 年々難しくなっているので自身の知識レベルを下げないよう努力を続けていきたいところです。 今回はアレルギー性鼻炎治療薬のアレサガテープ(一般名:エメダスチンフマル酸塩)についてです。 デザレックス(一…続きを読む

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2018年4月13日(金)
エロビキシバット(グーフィス)作用機序・食前服用の理由・服薬指導の確認事項

エロビキシバット(グーフィス)作用機序・食前服用の理由・服薬指導の確認事項

2018年1月にEAファーマさんが慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)の適応で胆汁酸トランスポーター阻害剤「グーフィス錠5mg」(一般名:エロビキシバット水和物)の製造販売承認を取得しました。 グーフィス錠(一般名:エロビキシバット水和物)の作用機序、調剤時の注意点についてまとめました。 エロビキシバット(グーフィス)の作用機序はIBAT阻害 エロビキシバット(グーフィス)は大腸管腔内で…続きを読む

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