新規作用機序である抗うつ薬、ボルチオキセチン(商品名:トリンテリックス10mg、20mg)の製造販売承認を武田薬品が2019年9月に取得しました。 ボルチオキセチンの特徴や、調剤時の注意点、薬局での服薬指導でのポイントについてまとめました。 作用機序 ボルチオキセチンは大きく2つの作用があります。 セロトニン受容体調節作用 セロトニン再取り込み阻害作用 セロトニン受容体調節 セ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
子供がRSウイルス感染症で入院していました・・・。 ほぼ100%の小児が2歳までにRSウイルスに1度は感染することから、 小児科の処方を受ける薬局であれば、親御さんからRSウイルスについての話や相談を受けることがあるかと思います。 特に初感染した場合は症状がひどくなりやすく、入院管理が必要となることもあります。 RSウイルス感染症の症状と、治療、薬局で親御さんから相談されやすい内容について…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 小児の薬・病気
小児に多い感染症の一つが水痘(みずぼうそう)です。 2014年より水痘の予防接種が定期接種となっていますので、 今後水痘の患者数は減ってくることが予想されています。 しかし、水痘は感染力が強く、予防接種をしていたとしても罹患してしまう可能性もあります。 薬局でも水疱瘡について親御さんから質問や相談を受けるケースがあるかもしれません。 疾患の特徴、治療薬、患者さんから聞かれやすい質問をまと…続きを読む
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夏に小児に見られる代表的な皮膚疾患が「とびひ」です。 とびひの正式名称は伝染性膿痂疹(読み方:でんせんせいのうかしん)です。 患部をさわった手で、体のあちこちを触ったり掻いたりすることで、患部が広がっていきます。 火の粉が飛び散って火事が広がるといった「飛び火」にたとえられています。 とびひについて薬局でも親御さんから相談を受けるケースがあるかもしれません。 とびひの症状や治療薬、質問を…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 小児の薬・病気
貧血のうち90%以上を占めるのが鉄欠乏性貧血です。 そのため薬局では鉄欠乏性貧血の患者さんの処方を受けるケースも多いのではないでしょうか。 鉄欠乏性貧血の治療薬と服薬指導のポイント、患者さんから質問を受けやすい内容についてまとめていきたいと思います。 鉄欠乏性貧血の症状 自覚症状を伴わない場合もありますが、主な自覚症状は下記のとおりです。 つかれやすい 顔面蒼白 めまい 立…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 造血薬
ノボノルディスクファーマは2019年7月、内服薬(錠剤タイプ)のGLP-1アナログ製剤であるセマグルチド(商品名:リベルサス)の医薬品製造販売承認申請を厚生労働省に行いました。 適応は2型糖尿病での申請となっています。 →2020年6月29日に製造販売承認されました。 2型糖尿病の内服薬では新しい作用機序となり、注目が大きい薬剤となっています。 リベルザス錠の作用機序や調剤、服薬指導のポイ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 糖尿病治療薬
皮膚科からの処方箋で、掌蹠膿疱症(読み方:しょうせきのうほうしょう)の患者さんへ下記のようなビオチン療法に遭遇した経験はないでしょうか? ビオチン散 + ミヤBM細粒 + アスコルビン酸(ハイシー、シナールなど) ビオチン不足が原因で掌蹠膿疱症が悪化していると考えられる場合、ビオチンが処方されるケースがあります。 ビオチンは腸内細菌叢が乱れることで不足しがちになることから、宮入…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > ビタミン剤
口腔カンジダに処方されるフロリードゲル経口用の成分であるミコナゾールに、2019年2月より新しい剤型が加わりました。 商品名はオラビ錠口腔用50mg。 口腔内に1日1回貼るだけでOKです。 フロリードゲル経口用だと、1日4回服用しなければいけなかったことから、身体的負担の軽減に繋がることが期待されますね。 では、オラビ錠口腔用50mgの薬剤情報についてポイントをまとめていきます。 外用薬…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗真菌薬
持効型インスリンアナログ製剤のインスリンデグルデク(商品名:トレシーバ)と、GLP-1受容体作動薬のリラグルチド(商品名:ビクトーザ)の2成分が配合されたゾルトファイ配合注フレックスタッチがノボノルディスクファーマから2019年9月に薬価収載されました。 ゾルトファイ配合注フレックスタッチの薬剤情報のポイントをまとめました。 1ドーズあたりの配合成分 1ドーズ中の成分量 インスリンデグルデ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 糖尿病治療薬
普段から小児科の処方を受ける薬局であれば、夜尿症に対する処方を受けた経験のある薬剤師は多いかと思います。 しかし普段小児科の処方を受けない薬局で、夜尿症の処方を受け付けた場合、どのように服薬指導すればよいのかとまどってしまうかもしれません。 薬剤師が現場で困った時に役立つ情報となるように、夜尿症の治療薬や、第一選択薬であるデスモプレシン製剤について解説していきます。 夜尿症の定義とタイプ …続きを読む
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