薬剤師スキルアップ情報

2019年2月6日(水)
アスピリン喘息メカニズム・禁忌のNSAIDs(内服・外用)

患者さん 以前処方してもらった、ケトプロフェンテープを使用すると鼻水がでて、咳がとまらなくなった・・。 この患者さんは気管支喘息の既往歴があり、以前にアドエアが処方されていました。 このようにNSAIDsよって誘発される喘息はアスピリン喘息といわれており、アスピリンだけでなくNSAIDs全般で誘発されます。 アスピリン喘息は、重症の気管支喘息のある方、鼻茸(鼻の中のポリープ)を合併or手術…続きを読む

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2019年2月1日(金)
透析患者のかゆみと治療薬一覧・用量調節が必要な第二世代抗ヒスタミン薬

こんにちは。 メディカルライターのサエです。 透析患者さんの悩みの一つに「かゆみ」があります。 痒みに対して抗ヒスタミン薬が投与されるケースもありますが、透析患者に禁忌の薬剤や、減量が必要な薬剤がありますので薬剤師は注意が必要です。 透析患者さんに痒みが生じる理由、治療薬について解説していきます。 透析患者さんの痒みの理由 多くの透析患者さんにかゆみの症状はみられます。 かゆみのメカ…続きを読む

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2019年1月25日(金)
妊婦加算を考える

H30年の診療報酬改定から「妊婦加算」が新設されました。 記憶に新しい方もいるかと思います。 しかし、この「妊婦加算」ですが、H31年1月から「凍結」状態となっています。 なぜこのようなことになったのでしょうか。 一緒に考えてみたいと思います。 妊婦加算とは 妊婦の治療には、母体だけでなく胎児にも特別な配慮が必要なため、使用できる薬や治療内容が異なってきます。 そのため、診療を避けた…続きを読む

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2019年1月23日(水)
ビスホスホネート系薬剤が飲みづらい患者への処方提案事例

こんにちは。 メディカルライターの今井です。 骨粗鬆症治療薬について、服薬管理をしている施設職員の方から相談があったのでその症例をご紹介します。 2週間に1回、門前クリニックから訪問診療をされているグループホーム在住の90代女性。 先日、骨粗鬆症治療のため、ボノテオ錠50mg(一般名:ミノドロン酸水和物)を4週に1回投与開始しました。 数日後、施設職員から電話があり 施設職員 多めの…続きを読む

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2019年1月21日(月)
CYP2C19とその遺伝子多型について

【1】シトクロムP450について 患者一人一人の体質にあわせた治療を目指すテーラーメイド医療の声を聴いてから久しいが、医療の現場では未だ十分に浸透しているとは思えない。 例えば、抗がん剤イリノテカンの副作用には、下痢、好中球減少、血小板減少などがあるが、患者のもつグルクロン酸抱合に関与するUGT1A1(UDP-グルクロン酸転移酵素1A1)遺伝子多型の情報がわかれば、この抗がん剤を用いる場合の副…続きを読む

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2019年1月16日(水)
透析患者へのオセルタミビル(タミフル)は単回投与(1日75mg)が推奨

透析患者へのオセルタミビル(タミフル)は単回投与(1日75mg)が推奨

Rp1 【一般名】オセルタミビルリン酸塩カプセル75mg(商品名:タミフル) 1日1回 朝食後 1日分 50代 女性にこのようなタミフルが1日分処方されている場合、薬剤師は患者さんにどのようなことを確認するでしょうか。 実際に私が処方箋を受け付けた事例で、私は迷わず 「処方日数が1日分の単回投与で間違いないか」 処方元に疑義照会をかけてしまいました。 処方元からは 「透析患者なの…続きを読む

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2019年1月8日(火)
CKDにおける薬物治療について~高カリウム血症、尿毒症の治療~

こんにちは。 メディカルライターのサエです。 慢性腎臓病(CKD)の進行に伴い問題になってくる高カリウム血症治療と尿毒症治療について述べたいと思います。 慢性腎臓病(CKD)についてはこちらにまとめています。 慢性腎臓病(CKD)の定義・原因・治療について 高カリウム血症 高K血症について CKDが進行すると、腎機能低下によるカリウム(K)排泄の低下と代謝性アシドーシスにより、血清K…続きを読む

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2018年12月22日(土)
医薬品リスク管理計画(RMP)を活用した医薬品情報管理

医療用医薬品のインタビューフォームの記載が変更されることになりました。 2019年4月以降に製造販売承認され、添付文書が新記載要領に対応した新医薬品から変更されるとのことです。 今回の改定では、新たに医薬品リスク管理計画(RMP)が項目として盛り込まれています。 そこでRMPを活用した医薬品情報管理について取り上げます。 RMPを使うことでいろいろな情報を得ることができるため、 「まだ使…続きを読む

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2018年12月21日(金)
ドライアイ治療薬一覧(医療用点眼薬)・特徴と服薬指導のポイント

私は2018年に15年ぶりに眼科の門前薬局に配属となり気づいたことがありました。 それは、 「以前に比べてドライアイの患者さんが増えているなぁ」 ということです。 その背景には、 コンタクトレンズ、パソコン、スマホ、エアコンなどの普及があります。 日本眼科医学会のホームページを見ると、 40代以上の17.5%、オフィスワーカー対象の調査では60%がドライアイ症状あり、またはその疑いが…続きを読む

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2018年12月18日(火)
NSAIDsによる血圧上昇のメカニズムと症例

NSAIDsによる血圧上昇のメカニズムと症例

こんにちは、ライターのヒロです。 今や、病院で処方される以外に市販薬としても使用頻度の高いNSAIDs(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)について取り上げようと思います。 NSAIDsは関節痛や腰痛などの整形外科領域の疾患や、心筋梗塞、脳梗塞などの心血管系疾患に使われるため、多くの高齢者が使用している薬です。 なんで今更?薬剤師ならだれでも知っている…続きを読む

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