前回に引き続き (前編はこちら→→https://pharmacista.jp/contents/skillup/management_info/35/)
好流さんにどんどんアツい質問をしていきます。後編では〈MR→開局薬剤師〉のキャリアについて聞いていきたいと思います.
伊川
「好流さんはMR時代の話をうかがっていると、成績も優秀なMRさんだったと思うのですが、その頃から薬剤師への転職は考えていたのですか??」
好流
『はい!!(自信満々に・・・(^<^))
MR時代からすべて、計画通りに開局薬剤師になれました♪♪♪
と言えるとカッコがいいのですが、正直言うとMR時代は、会社でのキャリアアップを考えていました。
仕事をしているとMRから開局薬剤師になる先輩がいたり、担当エリアで新規開局を見ることはたくさんありましたが、まさか自分が、会社を辞めて挑戦するなんて・・・・
MRの業務に薬剤師免許は直接関係ないですから、得意先も私が薬剤師免許を持ってるのを知らない方が多かったでしょうし(笑)
しかしそんな自分に、いきなり!!大きな転機が訪れたのです!(^^)!』
伊川
「おおぉぅぅぅ。とても、気になりますね。それでは、ぜひ、順風満帆なMR活動をしていた好流さんが、開局薬剤師になろうと思った転機について教えて下さい。」
好流
『きっかけは、新人の頃に担当していた開業医の先生からの連絡です。もともと、院内処方だったのですが、以下の理由で院外処方に切り替えたいと考えていたそうです.
・薬の在庫管理(新薬開発が進み、採用薬が増えていく時代での在庫管理の難しさ)
・投薬に関する従業員教育(Dr管理下での従業員教育による服薬管理の難しさ)
・医師としての負担(診断・治療・服薬まで責任を持ちたいが患者の増加によるきめ細かな対応の難しさ)
しかし、その当時は先生の周りに信頼できる薬剤師がいなかったようなんです・・・』
伊川
「Drから信頼される薬剤師・・・ それはどういうことでしょうか??」
好流
『院内処方の時代に在庫の関係で、院外処方せんも少し発行していたようです。
しかし、応儒している薬局さんとは、顔の見える関係(Face to Face)ではなく、たまにある疑義照会の電話と、ちょこちょこ管理薬剤師が変わるという名刺の挨拶だけでした。
地域のメーカー主催の研究会・講演会に行っても、薬剤師さんを見ることが少なかったようです
(当時メーカーの立場から見ていると、薬剤師さんは参加していても、後の懇親会には参加せずに帰ってしまう方が多かったように思います。結果的に、せっかくの懇親の機会を自ら拒否していたのかもしれません。しかし昨今は、どんどん積極的な先生方も増えていっていると思っています。)
やはり交流がないと、医師・薬剤師との関係性の相互理解は難しかったみたいです。』
伊川
「お話を聞くと薬局さんとしては、医薬分業で処方せん対応はしっかりとしているように思えます。
ただ、処方せんを受けるだけでは、顔の見える関係による信頼関係構築は難しそうですね。」
好流
『はい。そうですね。
なので、Drは自分が信頼できる薬剤師さんがいれば、院外処方に切り替えたいと思っていたそうです。
そしてご自身の経験から、管理薬剤師がコロコロ変わるような薬局ではなく、地域密着型で一緒に地域医療を盛り上げていく薬局を求めていました。』
『その話に私も共感し、地域密着型の薬局作りに夢を持ち開局を決意したのです!!!!!
正直、開局に関してはもっといろいろと苦労があったのですが、話すぎるとコラムに書くことが無くなってしまうので(笑)今日はこのへんにしときます。』
伊川
「かかりつけ薬剤師に地域密着型の薬局作り・・・・
好流さんが開局薬剤師として目指す方向性が少しずつ見えてきたような気がします。ぜひとも、これからのコラムでいろいろな話を聞かせて下さい」
好流
『最後までお読み頂いた先生方、誠にありがとうございます。
これから、月、1~2回の頻度で、アツイ心を込めたコラムを書いていきたいと思っています
またお時間ある際は、PC・スマホ・携帯から ファーマシスタ関西 「MR×薬剤師×経営者」の定期購読よろしくお願いいたします。
9月にコラム第1弾を載せますので、乞うご期待下さい(^O^)/』
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