「MR×薬剤師×経営者」現役薬剤師の『好流 伸(すきる のばす)』です
少し前になりますが先生方は大阪での9月の第46回日本薬剤師会学術大会に参加されたでしょうか??
大阪出身の私、好流も参加いたしました。
大阪e-お薬手帳の取り組みや、電子処方せんに関する事が印象的でした。医療業界もIT活用による
利便化、効率化がより加速的に進化していくのを体感しました。
その反面、在宅やコミュニケーションスキルといった、より患者さんと接するための内容も多く、テクニカルな部分は機械化に、薬剤師としてはヒューマンスキル(対人関係能力)を磨くというのが大きな時代の流れのように感じます。
このコラムも、ほんの少しでも時代の流れに沿って、先生方のお役に立てればと思っておりますのでお付き合いのほどよろしくお願いします!(^^)!
少し前置きが長くなりましたが、今回は前回に続き、薬剤師のできる心配りについて考えてみたいと思っています。
(前回URLはこちら→→https://pharmacista.jp/contents/skillup/management_info/115/)
調べてみますと、『心配り』という言葉・・・『目配り・気配り』と合わせて3配りと呼ばれることが多いです。
今回は薬局でできる3配りについて考えてみましょう!!
目配り
自分のことだけでなく、相手のことに対して観察できること。気づけること
例
・薬効、副作用について薬学的だけでなく、患者さんを観察しチェックする
・一包化の指示はないが、患者さんに適したアドヒアランスの向上に一包化の必要性を考える
・あまり話したがらない患者さんへ配慮する(服薬指導の時間をなるべく短縮するよう考える)
気配り
リアルタイムで、相手の先回りをして相手との人間関係を自分から歩み寄るために大切なプラスアルファの行動ができること
例
・服薬指導時に聞いた相手の不安な気持ちや悩みを少しでも解決すべく次回来局時に準備する
(何気ない会話の内容でも覚えてくれていると患者さんはうれしいものだと思います。)
・ビニール袋に薬袋、薬情報を入れる際は、情報が外に見えないように注意する
・体が不自由な方や、子供連れの家族、妊婦さんへの服薬指導はカウンターではなく自ら患者さんのほうに歩み寄る
・急性疾患(インフルエンザ、急性腸炎等)に苦しむ患者さんには優先的に早く薬を渡す
・精神疾患、抗癌剤治療等、まわりにあまり聞かれたくない内容に関しては優先的にスペースを配慮する
このように目配り、気配りは薬局内で実践されている先生方も多いのではないでしょうか?
もっと多くの目配り、気配りを薬局内のスタッフで考えるのもいい機会かもしれません。
そして、その次のステップに求められるものが『心配り』です。これは実践しようとしてもなかなか難しいこともあります。
次回は、この心配りについて、素敵なエピソードを交えて紹介いたします。乞うご期待下さい
好流 伸(すきる のばす)
大阪薬科大学卒業後、大手製薬会社に就職。・・・現在は開局薬剤師として、地域医療の為に邁進中!!
好琉さんのことをもっと知りたければこちらをチェック!!
対談前編 https://pharmacista.jp/contents/skillup/management_info/35/
対談後編 https://pharmacista.jp/contents/skillup/management_info/78/
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