「現役薬剤師発」学術情報

「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」

薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。

現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!

2016年8月1日(月)
「SU剤」グリメピリド(アマリール)の作用機序・服薬指導・薬歴記載の要点

第三世代SU剤の2型糖尿病治療薬がグリメピリド(商品名:アマリールなど)です。 グリメピリドの作用機序や特徴、服薬指導での要点についてまとめてみました。 SU剤とは? スルホニル尿素系血糖低下剤(Sulfonyl Urea)の頭文字をとったものです。 SU剤は第一世代(アセトヘキサミド)、第二世代(グリベンクラミド、グリクラジド)、第三世代に分類されるのですが、グリメピリ…続きを読む

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2016年7月30日(土)
エピデュオゲル(アダパレン・過酸化ベンゾイル)の作用機序・特徴・服薬指導のポイント

ディフェリンゲル(一般名:アダパレン)とベピオゲル(一般名:過酸化ベンゾイル)が配合されたニキビ治療薬「エピデュオゲル」が2016年7月に製造販売承認を取得しました。 エピデュオゲルについて作用機序、用法・用量、副作用についてまとめてみました。 有効成分と作用機序 有効成分(1g中) 作用機序 アダパレン(1mg) 単体:ディフェリンゲル レチノイド様作用 表皮角化細胞の分化が抑制…続きを読む

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2016年7月29日(金)
「アレルギー性鼻炎治療」漢方薬の使い分け・特徴~これだけは知っとけ

こんにちは、薬剤師バーテンダーのスギです。 鼻炎は厄介ですよね。私は基本的に症状が出ないので、安穏と生活しておりますが、症状を訴える患者様はとても辛そうです。中には 「あーーー!!!鼻うぜぇ、もう鼻取りてぇ」 とか、 「目ぇかひぃーーー!!!目ん玉取り出して洗いてぇ」 など、とてつもない比喩表現で症状の辛さをアピールする方もいますが、その度に私は 「いやぁ、それは分かるけど実際やったら…続きを読む

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2016年7月27日(水)
ピコプレップ配合内容剤の特徴・作用機序・服用方法

大腸内視鏡検査、大腸手術時の前処置薬であるピコプレップ配合内容剤(販売メーカー:フェリングファーマ)が2016年7月に製造販売承認を取得しました。 大腸内視鏡検査や手術の際は、腸管内容物を取り除くのが不可欠です。ピコプレップは既存の腸管洗浄剤である、ニフレックやモビプレップに比べて、オレンジフレーバーで飲みやすい製剤として開発されています。 ピコプレップ配合内容剤の有効成分と作用機序、使用方法…続きを読む

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2016年7月26日(火)
その薬、処方カスケードになってませんか?~ポリファーマシー問題~

今回は続・ポリファーマシ―問題として、処方カスケードについて取り上げようと思います。 処方カスケードとは 処方カスケードとは「薬の副作用や副次的効果を治療するために新たな処方が繰り返されて薬の数がだんだんと増えてしまうこと」をいいます。 カスケードという言葉自体あまりなじみがないかもしれませんが、もともとは小さな滝が連なっている様を指すようで、医療用語としてはアラキドン酸の一連の代謝を指し…続きを読む

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2016年7月22日(金)
チャンピックス(バレニクリン)の服薬指導のポイント

「今すぐ禁煙外来」のTVCM効果もあってか、禁煙外来を受診される方が増えてきています。 薬局でも服薬指導をする機会があるかと思いますが、アメリカの禁煙治療ガイドラインでは、薬剤師や看護師などの介入が、医師同様の禁煙効果があると指摘されています。 チャンピックスが処方された患者さんへ、服薬指導のポイントについてまとめてみました。 チャンピックス(バレニクリン)の作用機序を説明す…続きを読む

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2016年7月21日(木)
胃腸トラブルに漢方薬の使い分け「胃苓湯・半夏瀉心湯・六君子湯」~これだけは知っとけ~

こんにちは、薬剤師バーテンダーのスギです。 食事は大切ですよね。健康なら周期的にお腹が空き、その時には何を食べても美味しく感じるので不思議です。 なにも最高級のものでなくても、 「今日も1日3食美味しく食えた。ありがたや、ありがたや」 となります。 ある胃腸薬の宣伝文句に「食べる前に飲む!」というものがあります。まさにその通りで、私たちが健全な食生活を送るにあたっては、胃腸を良好なコンディシ…続きを読む

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2016年7月20日(水)
経口補水液はナトリウムとぶどう糖に注目!

こんにちは。 エビデンスエージェントの工藤知也です。  水は、いつでも誰でも必要不可欠なモノに違いありませんね。 薬局には、そんな水を求めて多くの方がいらっしゃいます。特に、夏の薬局では「経口補水液」の需要が増えてきますね。 オーエスワン(OS-1、大塚製薬工場)が2001年に発売されて以来、経口補水液という言葉はすっかり定着しています。 今回は、経口補水…続きを読む

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2016年7月12日(火)
ポリファーマシーとは?薬剤師ができることを考えてみた

多数の薬剤を服用するポリファーマシーは高齢化が進むにつれて問題が表面化してきました。今回は薬局薬剤師としてポリファーマシー解決のためにできることをまとめました。 ポリファーマシ―とは多剤併用のこと ポリファーマシーとは一言でいうと「多剤併用」のことです。 大体5~9種類以上を指していうようですが、肌感覚としては6種類を超えたあたりから「う~ん。」という感じがしてきます。   もちろん多いか…続きを読む

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2016年7月5日(火)
葛根湯・銀翹散・柴胡桂枝湯の使い分け・風邪タイプ別漢方薬の提案~これだけは知っとけ!~

こんにちは、薬剤師バーテンダーのスギです。 店頭で「いい風邪薬を下さい」と言われると、ついつい西洋薬中心の風邪薬をおすすめしてしまいがちです。しかし、薬の専門家である薬剤師としては漢方処方をおすすめする引き出しも持っておきたいものです。 そこで今回は風邪編とし、提案処方をご紹介したいと思います。風邪の原因 風邪の8~9割はウイルス感染により引き起こされます。 その原因となるウイルスは多岐に…続きを読む

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