「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」
薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。
現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!
こんにんちは。 薬剤師ライターのヒロです。 私は認知症の患者さんや脳血管疾患を発症した患者さんが多く入院している病院で勤務しています。 数年前から、五苓散の処方が多く見られるようになってきました。 薬剤師のみなさんもご存知の通り、五苓散は水毒症に用いられる漢方薬ですよね。 口渇や悪心・嘔吐、下痢、時には二日酔などに用いられるのが古典的な使用方法です。 しかし、最近の処方をみると別の疾患…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 漢方薬
こんにちはメディカルライターの平野菜摘子です。 インスリン製剤の処方箋を持った患者さんが薬局に来られたら、 1型糖尿病の人か、2型糖尿病が進行しインスリン製剤で血糖コントロールをすることになった患者さんを思い浮かべると思います。 特に1型だった場合、長年インスリン製剤を使っており、患者さんも使い方をよく理解していると思いがちではないでしょうか。 1型糖尿病は、小さい子供のうちからインスリン…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 内分泌/代謝
日本人の多くの医療従事者は英語を含む外国語が話せず、外国人が受診した際はあたふたしながら診療や投薬している光景を目にします。 最近では日本でも避妊のためにピルを服用する患者さんも増えてきましたが、私が以前に就業していたカナダ(北米諸国等)では以前より避妊だけでなく大人の女性の「たしなみ」と言っていいほど、当たり前のようにピルを服用することが浸透しています。 初診の患者さんに対する問診表(英語)…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 産婦人科用薬
後発品の割合によって、調剤基本料が変わるため、可能なものは後発品への変更を意識して調剤をされている薬局も多いことと思います。 子宮内膜症治療薬のディナゲスト(一般名:ジエノゲスト)にも多くの後発品が存在します。 婦人科からディナゲストの処方箋を受けたときの後発医薬品への変更について考えてみたいと思います。 薬剤師 ディナゲストか。 後発品への変更不可のチェックがないし、患者さんにジェネリ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 産婦人科用薬
チェーン薬局勤務のシンです。 今回は、高齢者に対して特に慎重な投与を要する薬物リスト(以下、本リスト)(1)について解説します。 まず始めにお伝えしますが、本リストは、週刊現代などの飲み続けると危ない薬リストとは、全くの別物です。 週刊現代のリストは、単に、売れている薬をターゲットとし、ベネフィットを無視してリスクのみを強調したものです。 リスク・ベネフィットの客観的な評価が行われておりま…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > その他
こんにちは。 メディカルライターのサエです。 今回のテーマは慢性腎臓病(CKD)における脂質異常症の治療薬をとりあげたいと思います。 脂質異常症は高血圧、糖尿病と同様にCKDの発症をもたらし、CKDの症状悪化を引き起こします。 そのために脂質異常症の治療は重要になってきます。 しかし、CKD患者に脂質異常症治療薬を投与する場合、横紋筋融解症などの副作用が現れる可能性があるので注意が必要で…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 腎臓疾患・透析治療薬
「U・Hクリーム」といえば薬学生が薬局実習で薬局製剤体験をする時は必ず製造する品目ではないでしょうか。 また薬剤師会主催の研修会でも、選ばれる品目のひとつです。 その理由は、原料が2つと少ないこと、製造工程が簡単なわりに、調剤とは異なる作業なので製造している実感を得やすいからだと思います。 U・Hクリームについて特徴や作り方、原料価格、販売方法について解説したいと思います。 U・Hクリーム…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 薬局製剤
糖尿病治療では、糖尿病の病型により経口血糖降下薬やインスリンなどを単剤もしくは併用で治療します。 病棟や薬局などで、患者さんや家族、時には看護師などの医療職からこんな質問をされたことはありませんか? 「インスリンは、一度始めたら一生続けないといけないの?」 「インスリンを打っているから、施設への入所が難しい。飲み薬ではだめなの?」 「今までインスリンを打っていたのに、飲み薬に変更する…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 糖尿病治療薬
こんにちは。 メディカルライターの平野菜摘子です。 2018年時点で、梅毒が流行っているというニュースをよく見かけます。 東京、大阪、愛知、神奈川、兵庫、福岡都市圏では、もはや、珍しい疾患ではない可能性もあります。 大都市圏以外にも各地に広まってきています。 梅毒患者の処方箋が、調剤薬局に持ち込まれたときのことを想定して述べます。 日本国内の梅毒患者数 近年では2013年に1,228…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗菌薬
患者さん こんなにたくさん湿布を使って大丈夫? このような問いに対して 薬剤師 湿布は局所に効いて吸収されないので安全ですよ。 そんな指導をしたことはありませんか? ロコアテープ発売時には2枚貼付時のAUCが内服薬のAUCと同程度に上昇するため1日の貼付枚数の上限が2枚となりました1)。 よく処方される湿布薬・テープ剤について内服薬などと比べてどの程度吸収されるのかをまとめました。 …続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 解熱・鎮痛剤
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