片頭痛に使用されるトリプタン系の薬剤の選択はどのようにされるのでしょうか? 女性の月経前後におきる片頭痛(月経時片頭痛)には、アマージ(一般名:ナラトリプタン)が処方される傾向があります。 それには理由があります。 頭痛の種類、女性ホルモンと片頭痛の関係、月経時片頭痛にアマージが選択される理由についてまとめました。 特に女性の月経時片頭痛でのアマージの処方は、薬剤師も知っておかないと間違っ…続きを読む
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2019年9月10日に統合失調症治療薬であるロナセン錠のテープ製剤、ロナセンテープ(一般名:ブロナンセリン)が発売となりました。 統合失調症治療薬ではテープタイプは国内初となり期待も高い薬剤です。 しかし注意事項も多くありますので、ロナセンテープについて薬剤師が知っておく必要があることをまとめました。 目次 テープ剤のメリットデメリット 禁忌 効能または効果 用法、用量及び貼付部位 …続きを読む
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夏に小児に見られる代表的な皮膚疾患が「とびひ」です。 とびひの正式名称は伝染性膿痂疹(読み方:でんせんせいのうかしん)です。 患部をさわった手で、体のあちこちを触ったり掻いたりすることで、患部が広がっていきます。 火の粉が飛び散って火事が広がるといった「飛び火」にたとえられています。 とびひについて薬局でも親御さんから相談を受けるケースがあるかもしれません。 とびひの症状や治療薬、質問を…続きを読む
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貧血のうち90%以上を占めるのが鉄欠乏性貧血です。 そのため薬局では鉄欠乏性貧血の患者さんの処方を受けるケースも多いのではないでしょうか。 鉄欠乏性貧血の治療薬と服薬指導のポイント、患者さんから質問を受けやすい内容についてまとめていきたいと思います。 鉄欠乏性貧血の症状 自覚症状を伴わない場合もありますが、主な自覚症状は下記のとおりです。 つかれやすい 顔面蒼白 めまい 立…続きを読む
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2019年7月、抗コリン薬の緑内障禁忌について添付文書の改定がありました。 薬剤師 緑内障の患者さんにPLやペレックスが処方された場合、臨床上は問題ないのに毎回疑義照会をするのは心苦しい・・・。 でも、個別指導で指摘されるから仕方がないか・・・。 これまで、このような「もどかしさ」を感じていた薬剤師も多いのではないでしょうか。 対象となる各薬剤の添付文書の改定に時間が掛かる可能性があるた…続きを読む
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緑内障治療薬が処方されている患者さんで、 眼圧が正常な場合、どのような指導をされていますでしょうか? 薬剤師 眼圧は正常なので順調ですね。 このような指導をしている薬剤師のために、緑内障の種類と服薬指導の注意点についてまとめました。 緑内障の種類について 「開放隅角」「閉塞隅角」も含めて、 緑内障の分類についてまとめてみたいと思います。 緑内障は、 まず「原発性緑内障」と「続…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 眼科用薬
ノボノルディスクファーマは2019年7月、内服薬(錠剤タイプ)のGLP-1アナログ製剤であるセマグルチド(商品名:リベルサス)の医薬品製造販売承認申請を厚生労働省に行いました。 適応は2型糖尿病での申請となっています。 →2020年6月29日に製造販売承認されました。 2型糖尿病の内服薬では新しい作用機序となり、注目が大きい薬剤となっています。 リベルザス錠の作用機序や調剤、服薬指導のポイ…続きを読む
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皮膚科からの処方箋で、掌蹠膿疱症(読み方:しょうせきのうほうしょう)の患者さんへ下記のようなビオチン療法に遭遇した経験はないでしょうか? ビオチン散 + ミヤBM細粒 + アスコルビン酸(ハイシー、シナールなど) ビオチン不足が原因で掌蹠膿疱症が悪化していると考えられる場合、ビオチンが処方されるケースがあります。 ビオチンは腸内細菌叢が乱れることで不足しがちになることから、宮入…続きを読む
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褥瘡は色による時期があり、 黒色期→黄色期→赤色期→白色期と治癒にむかっていきます。 それぞれの時期で使用される薬剤が異なってきます。 有効成分だけでなく、基剤に吸水性があるかどうかなどの「基剤の特性」も考慮して薬剤を選択しなければいけません。 この記事では赤色期・白色期で使用される褥瘡治療薬について解説します。 褥瘡の時期についての説明はこちらに記載しています。 褥瘡と治療薬~褥瘡の…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 皮膚科用剤
褥瘡治療には主に外用薬が使われます。 褥瘡の創部に壊死組織が付着していた場合、そのままでは肉芽形成が進みません。 壊死組織は感染の原因にもなったりしますので、まずは壊死組織を取り除くことが大切です。 褥瘡は色による時期があり、 黒色期→黄色期→赤色期→白色期と治癒にむかっていきます。 それぞれの時期で使用される薬剤が異なってきます。 有効成分だけでなく、基剤に吸水性があるかどうかなどの…続きを読む
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