伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

2006年 京都薬科大学 薬学部卒。

調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。

2021年より福岡県北九州市にてティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。

1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。

当面の目標は、
「息子達の成長スピードに負けないこと」

座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」

「伊川勇樹」の投稿記事一覧

2016年5月31日(火)
妊娠・授乳中に安全な第二世代抗アレルギー薬

「妊娠中に安全な抗アレルギー薬は?」 「抗アレルギー薬服用中に授乳を中止しなくていい?」 Drや患者さんから、このような質問を受けた経験はないでしょうか? 日本の添付文書ではほとんどの抗アレルギー薬が 「妊婦へは治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ投与すること」 となっています。 そのため添付文書やインタビューフォームだけでは、どの薬剤が安全なのか判断が難しいですよね。 また授乳時の…続きを読む

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2016年5月24日(火)
「ムコダイン」「ムコソルバン」「ビソルボン」の作用機序の違い・使い分け

風邪や気管支炎の時に処方される去痰薬。 去痰薬といえば何が思い浮かび上がるでしょうか? おそらく3大去痰薬といえば、 ムコダイン(成分名:Lカルボシステイン) ムコソルバン(成分名:アンブロキソール塩酸塩) ビソルボン(成分名:ブロムヘキシン塩酸塩) ではないでしょうか。 それぞれの作用機序の違いや使い分けが分かれば、同じ去痰薬でも服用指導に少し変化をつけることができます。 作用機序や…続きを読む

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2016年5月23日(月)
ステロイドのランク・強さの比較一覧表

ステロイドの強さ・強度のランクは ストロンゲスト(最も強い) ベリーストロング(とても強い) ストロング(強い) マイルド(優しい) ウィーク(弱い) と5段階に分かれるのですが、医療用医薬品のストロイド外用剤について 強さ別の一覧と規格、用法・用量についてまとめてみました。 ストロンゲスト(最も強い)ステロイド一覧 成分名  薬品名  規格  用法・用量…続きを読む

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2016年5月20日(金)
「医療に係る地域活動の取組に参画」の具体的内容を疑義解釈で発表-厚生労働省

かかりつけ薬剤師指導料やかかりつけ薬剤師包括管理料の施設基準を提出しても受理してもらえなかったケースが多く報告されていました。受理されなかった理由の大部分は「医療に係る地域活動の取組に参画」の基準に満たしていないとのことでした。調剤報酬改定が施行されて1ヶ月以上過ぎた5月19日に厚生労働省が「医療に係る地域活動の取組に参画」の具体的な内容を疑義解釈で発表されましたので抜粋したいと思います。「医療に…続きを読む

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2016年5月17日(火)
アクアチムクリーム・ローションとゼビアックスローションの違い・比較

ざ瘡(ニキビ)に保険適応のあるアクアチムクリーム・ローション(成分名:ナジフロキサシン)とゼビアックスローション(成分名:オゼノキサシン)。 どちらもキノロン系の抗菌薬で、細菌のDNAジャイレースとトポイソメラーゼIVに作用してDNAの複製を阻害します。 薬局でも 「アクアチムとゼビアックスの違いは?効果に差がある?」 といった質問を受けることもあるかと思います。 アクアチムとゼビアック…続きを読む

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2016年5月13日(金)
イソジンの後継品・メイスパン配合軟膏の特徴

明治製菓ファルマよりポビドンヨードを含有するメイスパン配合軟膏が2016年5月に発売されました。 メイスパン配合軟膏はユーパスタ、ソアナースのジェネリック医薬品となります。 もともとポビドンヨード含有軟膏は明治製菓ファルマよりイソジンシュガーパスタ軟膏として販売されていましたが、「イソジン」がムンディファーマへ移管したことから後継品としてメイスパン配合軟膏を発売しています。メイスパンとイソジン…続きを読む

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2016年5月12日(木)
サインバルタ(デュロキセチン)が痛みを抑える作用機序

サインバルタ(成分名:デュロキセチン塩酸塩)といえばセロトニン・ノルアドレナリンの再取り込み阻害薬(SNRI)です。 SNRIはセロトニン、ノルアドレナリンが細胞内に再度取り込まれるのを阻害し、脳の細胞外でのセロトニンとノルアドレナリンの量を増やします。 セロトニンが増える →不安やうつを和らげる ノルアドレナリンが増える →意欲の低下を改善する うつや不安だでけなく、何もやる気が…続きを読む

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2016年5月11日(水)
「抗精神病薬の副作用」体重増加の原因・メカニズム

「薬を飲み始めて太ってきたけど副作用?」 「食事の量は変わらないのに体重が増えてきた・・・」 薬局にて、抗精神病薬を服用される患者さんから、このような相談を受けた経験のある薬剤師もいらっしゃるのではないでしょうか。 NaSSAのリフレックス・レメロン(成分名:ミルタザピン)やジプレキサ(成分名:オランザピン)、コントミン(成分名:クロルプロマジン)、SSRIのパキシル(成分名:パロキセチン)…続きを読む

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2016年5月10日(火)
SSRIやSNRIによるセロトニン症候群の初期症状・治療薬

パキシルやレクサプロなどのSSRI、サインバルタなどのSNRI、リフレックスやレメロンといったNaSSAなど、セロトニンを高める薬剤で注意しないといけないのが「セロトニン症候群」です。 セロトニン症候群の起こる確率は極めて低いですが、薬局薬剤師が正しい知識を持つことによって、セロトニン症候群は防ぐことのできる副作用だと考えています。 セロトニン症候群の初期症状、原因となる薬、治…続きを読む

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2016年5月7日(土)
薬剤師の副業(複業)のススメ

「土曜日がどうしても薬剤師が不足していてスポットで入れないか?」 「夜間の薬剤師が足らないので助けてくれない?」 中小薬局の経営者の方からこのような相談を受けることが多くあります。 正社員を雇って給料や社会保険代などは出せないけど、パートタイムならとても助かるという中小企業は案外多いのです。 弊社のようなベンチャー企業でも同様に正社員の雇用は難しいですが、志と行動力のある方なら薬剤師との兼業…続きを読む

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