薬剤師スキルアップ情報

2018年2月21日(水)
NaSSA一覧・作用機序・服薬指導の確認事項

ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ剤(Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant:NaSSA)。 NaSSAの読み方は「ナッサ」で、日本ではミルタザピン(商品名:レメロン、リフレックス)が販売されています。 ミルタザピンはピペラジノアゼピン系の四環系抗うつ薬であるミアンセリン塩酸塩(商品名:テトラミド)の探索研…続きを読む

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2018年2月10日(土)
SNRI一覧・作用機序・服薬指導の注意点

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(Serotonin Norepinephrine Reuptake Inhibitor,SNRI)。 セロトニンだけでなくノルアドレナリンの濃度を増加させることから、意欲低下や無気力が目立つ場合にSNRIが選択されるケースがあります。 SNRIはハイリスク薬に分類され、薬局では特に注意が必要な薬剤です。 SNRIの一覧、作…続きを読む

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2018年2月1日(木)
塩化カリウム(KCL)注射液の適正使用〜カリウム値の基準・混注時の注意点

人体の体液中に最も含まれる代表的な陽イオンとしてNa+、K+が挙げられます。 Na+の基準値は「135~145mEq/L」とやや幅がありますが、K+の基準値は「3.5~5.0mEq/L」と許容される変動の幅が非常に狭くなっています。 カリウムが異常値の原因としては、高値の場合は、脱水、腎不全、糖尿病、アジソン病などが考えられます。 低値の場合は、嘔吐、下痢、利尿薬の…続きを読む

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2018年1月31日(水)
先駆け審査指定制度とゾフルーザ錠について【インフルエンザ治療薬】

皆さんこんにちは。 メディカルライターの今井雄基です。 インフルエンザの患者数が過去最高を記録し、皆さんの薬局でもインフルエンザの患者さんが増えているのではないでしょうか。 今回は先駆け審査指定制度とその対象品目であるインフルエンザ治療薬のゾフルーザ錠(一般名:バロキサビル マルボキシル)についてお伝えします。 先駆け審査指定制度とは? まず先駆け審査指定制…続きを読む

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2018年1月27日(土)
【2018年介護報酬改定】居宅療養管理指導の単位と薬局への影響

さて、2018年診療報酬改定の時期になりましたね。 今回の改定は2年に1度の医療保険の改定と3年に1度の介護保険の改定が同時にあるということで注目を集めています。   先日も医療保険の改定の概要が発表され、基準調剤体制加算に代わり新設された地域支援体制加算の施設基準が厳しすぎるのではないかと話題になりました。 今回は在宅業務を多く行う薬局の皆さんが気になっている居宅療養管理指導の単位が20…続きを読む

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2018年1月22日(月)
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)作用機序・一覧・服薬指導の要点

選択的セトロニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors, SSRI)。 Reuptakeとは「再取り込み」の意味で、SSRIの作用部位は受容体でなく、セロトニントランスポーターでセロトニンの再取り込みを阻害します。 SSRIは4成分が上市されています。 ハイリスク薬に分類され特定薬剤管理指導加算の対象となること…続きを読む

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2018年1月17日(水)
ドライマウス(口腔乾燥症)の原因・養生法

こんにちは。 メディカルライターのリナです。 口の中が乾いて痛い、ビリビリする、味がよくわからない。 調剤併設ドラッグストアでは、「ドライマウス(口腔乾燥症)」の相談を受けることがあります。 ドライマウスの症状の原因疾患としては 口腔内感染症 口腔カンジダなど シェーグレン症候群 主に中年女性に好発する自己免疫疾患。涙腺や唾液腺に異常が起きる。 ベーチェ…続きを読む

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2018年1月11日(木)
過敏性腸症候群では食物中の糖の種類に注目〜IBSとFODMAP(フォドマップ)の相関性

こんにちは。 健康食品を担当しているエビデンスエージェントの工藤知也です。 「お腹が痛くて下痢をするけど、腸を調べてもらっても何ともなかった。」 処方せんを見ると、イリボーやポリカルボフィルカルシウムの文字。 過敏性腸症候群(IBS; irritable bowel syndrome)は、薬局では日常的に見受ける疾患ですね。 精神的ストレスはIBSの症状を増悪するので、 日常のスト…続きを読む

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2017年12月29日(金)
抗不整脈薬一覧・Vaughan Williams分類と作用機序・服薬指導のポイント

抗不整脈薬の分類はVaughan Williams分類(読み方:ヴォーン・ウィリアムズ)が有名ですね。 Vaughan Williams分類が定められたのは1970年代の前半で、抗不整脈薬を作用機序別にざっくりとグループ分けしたものになります。 Vaughan Williams分類が定められたのはまだ抗不整脈薬が少ない時代だったこともあり、抗不整脈薬が上市されるにつれて問題点が出てくるようにな…続きを読む

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2017年12月17日(日)
【B型肝炎治療薬】核酸アナログ製剤一覧・作用機序

B型肝炎ウイルス(HBV)に対する治療は主にインターフェロン(IFN)の注射薬か、核酸アナログ製剤の内服薬になります。 HBVに対する核酸アナログ製剤は直接ウイルスに作用しますが、完治させるのではなく、あくまでB型肝炎ウイルスの増殖を抑えて肝炎を鎮静化させるために使われます。 そのため日本肝臓学会のB型肝炎治療ガイドラインで定める治療目的は「HBV感染者の生命予後およびQOLを改善すること…続きを読む

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