こんにちは。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川勇樹です。
先日友人から相談を受けました。
「子供(6歳)がインフルエンザで熱が高く、カロナールを服用させたら鼻血が止まらなくなった。2日経っても熱が下がらないので、2回目飲ませた後、今まで見たこともないくらいすごい勢いで鼻血が止まらなくなって・・・。カロナール服用したら血が出やすくなるの??」
との事。
たしかに頻度不明の項目に「血小板機能低下」とあります。
「頻度不明」について、もう少し詳しく知りたいと昭和薬品化工さんの学術担当の方に問合せた所、カロナールでの出血報告は年に1回あるかないかで、頻度は極めて低いとの事でした。また血小板低下の原因もはっきり分からず、事象として報告されているだけだそうです。
あまりスッキリする回答ではありませんでしたが、たとえ有害事象の発現率が0.001%の確率であっても、有害事象が出た本人にとっては100%という事になります。
有害事象が出たときは頻度が低いからといって軽視せず、処置についてしっかりフォローしてあげる事も薬剤師としての役割であると感じる事例でした。
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