「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」
薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。
現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!
テープ製剤は血中濃度が安定する、使用したかどうかの確認が容易などのメリットが多い一方で、一部MRI検査時に剥がす必要があるテープ製剤が存在します。MRI検査時に剥がす必要があるテープ製剤を一覧にまとめました。 MRI検査時に剥がす必要があるかどうかを確認し、剥がす必要があるテープについては患者さんに伝えるようにしましょう。 MRI検査時に剥がす必要のある製剤一覧(外用薬) 一般名 商品名 …続きを読む
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全身性エリテマトーデス(SLE)の治療薬は、主に以下の3つに分類されます。 副腎皮質ステロイド 免疫抑制・調整薬 生物学的製剤 生物学的製剤については2017年12月にGSKよりベンリスタ(一般名:ベリムマブ)が発売されました。 生物学的製剤は通常は、ステロイドや免疫抑制薬などを使っても効果不十分の場合に上乗せして処方されます。 点滴静注と皮下注(オートインジェクターorシリンジ…続きを読む
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全身性エリテマトーデス(SLE Systemic lupus erythematosus)や皮膚エリテマトーデス(CLE Cutaneous lupus erythematosus) の治療薬として処方されるのが、プラケニル錠(一般名:ヒドロキシクロロキン硫酸塩 HCQ)です。 プラケニルはSLEの皮膚症状の程度・進行の改善、全身症状や筋骨格系症状、倦怠感の改善を目的に処方されます。 SL…続きを読む
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新規作用機序である抗うつ薬、ボルチオキセチン(商品名:トリンテリックス10mg、20mg)の製造販売承認を武田薬品が2019年9月に取得しました。 ボルチオキセチンの特徴や、調剤時の注意点、薬局での服薬指導でのポイントについてまとめました。 作用機序 ボルチオキセチンは大きく2つの作用があります。 セロトニン受容体調節作用 セロトニン再取り込み阻害作用 セロトニン受容体調節 セ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
子供がRSウイルス感染症で入院していました・・・。 ほぼ100%の小児が2歳までにRSウイルスに1度は感染することから、 小児科の処方を受ける薬局であれば、親御さんからRSウイルスについての話や相談を受けることがあるかと思います。 特に初感染した場合は症状がひどくなりやすく、入院管理が必要となることもあります。 RSウイルス感染症の症状と、治療、薬局で親御さんから相談されやすい内容について…続きを読む
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医薬品による消化器症状は、私達が日々接する患者さんとの会話や、看護師など他職種からの相談を通して経験することの多い副作用の一つです。 中でも問題となるのが軟便なども含む「下痢」ではないでしょうか? 急性下痢症は90%が感染症に起因しますが、残りの大部分は医薬品の副作用によるものと言われています。 患者さん そういえば、最近下痢が続いているんです・・・。 と相談を受けた時のために、下痢の原…続きを読む
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小児に多い感染症の一つが水痘(みずぼうそう)です。 2014年より水痘の予防接種が定期接種となっていますので、 今後水痘の患者数は減ってくることが予想されています。 しかし、水痘は感染力が強く、予防接種をしていたとしても罹患してしまう可能性もあります。 薬局でも水疱瘡について親御さんから質問や相談を受けるケースがあるかもしれません。 疾患の特徴、治療薬、患者さんから聞かれやすい質問をまと…続きを読む
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片頭痛に使用されるトリプタン系の薬剤の選択はどのようにされるのでしょうか? 女性の月経前後におきる片頭痛(月経時片頭痛)には、アマージ(一般名:ナラトリプタン)が処方される傾向があります。 それには理由があります。 頭痛の種類、女性ホルモンと片頭痛の関係、月経時片頭痛にアマージが選択される理由についてまとめました。 特に女性の月経時片頭痛でのアマージの処方は、薬剤師も知っておかないと間違っ…続きを読む
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2019年9月10日に統合失調症治療薬であるロナセン錠のテープ製剤、ロナセンテープ(一般名:ブロナンセリン)が発売となりました。 統合失調症治療薬ではテープタイプは国内初となり期待も高い薬剤です。 しかし注意事項も多くありますので、ロナセンテープについて薬剤師が知っておく必要があることをまとめました。 目次 テープ剤のメリットデメリット 禁忌 効能または効果 用法、用量及び貼付部位 …続きを読む
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夏に小児に見られる代表的な皮膚疾患が「とびひ」です。 とびひの正式名称は伝染性膿痂疹(読み方:でんせんせいのうかしん)です。 患部をさわった手で、体のあちこちを触ったり掻いたりすることで、患部が広がっていきます。 火の粉が飛び散って火事が広がるといった「飛び火」にたとえられています。 とびひについて薬局でも親御さんから相談を受けるケースがあるかもしれません。 とびひの症状や治療薬、質問を…続きを読む
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