「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」
薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。
現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!
アトピー性皮膚炎の外用薬として2020年に製造販売承認されたのがJAK阻害薬のデルゴシチニブ(商品名:コレクチム軟膏0.05%)です。 発売日は2020年6月24日予定となっています。 従来のステロイドと異なる新しい作用機序の外用剤となります。 アトピー性皮膚炎は増悪と寛解を繰り返すそう痒のある湿疹を主病変とする病気で、日常生活に支障がでない寛解状態への導入と長期維持が治療の目標となります。…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 皮膚科用剤
先日、ある患者さんから 毎朝、コーヒーで薬飲んでるだけど、飲み合わせ大丈夫だよね? と質問されました。 一般の方はコーヒーはありふれた飲み物であり、そんなものが医薬品と多くの相互作用があるとは考えにくいようです。 適度なコーヒーの摂取は、結腸・直腸がんのリスク低下、パーキンソン病の予防、胆石の予防、2型糖尿病のリスク低減など様々なメリットが知られています。 しかし薬物相互作用によりコーヒ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 薬物動態学
前立腺がんの増殖には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与していることから、前立腺癌治療にはアンドロゲンの合成を抑えたり、アンドロゲンの働きを抑える抗アンドロゲン薬が使用されるケースがあります。 「遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)」として2019年1月に発売されたのがアパルタミド(商品名:アーリーダ)です。 アパルタミド(商品名:アーリーダ)の作用機序や調剤時、服薬指導でのポイント…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 泌尿器・生殖器用薬
前立腺がんの増殖には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与していることから、前立腺癌治療にはアンドロゲンの合成を抑えたり、アンドロゲンの働きを抑える抗アンドロゲン薬が使用されるケースがあります。 「遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)」として2020年1月に効能・効果を取得したのが、ダロルタミド(商品名:ニュベクオ)です。 エンザルタミド(商品名:イクスタンジ)、アパルタミド(商品名:…続きを読む
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気管支喘息やアレルギー性鼻炎に処方される機会の多いモンテルカスト錠。 一般名処方の場合、モンテルカスト錠をモンテルカスト口腔内崩壊錠で調剤することは可能ですね。 では、薬局にモンテルカスト錠の在庫がない場合など、 モンテルカスト錠をモンテルカストチュアブル錠で調剤することは可能でしょうか? 結論から言うと変更は「不可」です。 なぜなら、モンテルカスト錠とモンテルカストチュアブル錠には以下…続きを読む
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新人薬剤師からこのような質問を受けました。 さて、あなたが上司の立場ならどのように回答するでしょうか? 新人薬剤師 フスコデ配合シロップを水で薄めた場合、使用期限はどれくらいになるのですか? 「10日超えたら原液でお渡し」 など希釈のルールは薬局によって定められているかと思いますが、フスコデ配合シロップは製薬メーカーによる希釈後の安定性試験のデータがあります。 滅菌精製水で希釈した場合の…続きを読む
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関節リウマチ治療薬では日本で4剤目となるJAK阻害薬、ウパダシチニブ水和物(商品名:リンヴォック錠)が2020年に製造販売承認されました。 関節リウマチではメトトレキサート(商品名:リウマトレックス)などのcsDMARDs(従来型抗リウマチ薬)が第一選択として処方されます。 従来型抗リウマチ薬で効果不十分な場合にbDMARDs(生物学的製剤)の使用が検討され、 bDMARDs(生物学的製剤)…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗リウマチ薬
痛風や高尿酸血症の治療薬には尿酸排泄促進薬と尿酸生成抑制薬の大きく2つに分類されます。 尿酸排泄促進薬として、2020年に日本で製造販売承認されたのがユリス錠(一般名:ドチヌラド)です。 ユリス錠(ドチヌラド)の作用機序や、服薬指導でのポイントについてまとめました。 関連記事 ベンズブロマロン(ユリノーム)の作用機序・服薬指導のポイント 作用機序 体の中で作られた尿酸は、腎臓でろ過され…続きを読む
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オレキシン受容体拮抗薬であるレンボレキサント。 商品名はデエビゴとしてエーザイが製造販売承認を取得しました。 ベルソムラ錠(一般名:スボレキサント)に続く二番目のオレキシン受容体拮抗薬です。 オレキシン受容体拮抗薬は、ベンゾジアゼピン受容体作動薬と異なり、筋弛緩作用や健忘などの副作用は認められず、認知機能への影響や依存形成が少ないといった特徴があります。 向精神薬には指定されておらず、習慣…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
薬剤師であれば、授乳中の患者さんから次のような質問を一度は受けたことがあるのではないでしょうか? 「授乳中なのですがこの薬は飲んでも大丈夫でしょうか?」 「服用してからどれくらい時間をあければ授乳しても大丈夫ですか?」 先日インフルエンザに罹患した患者さんから 処方箋を受け取る際に同じような質問を受けました。 先生に授乳中ということを話し忘れたのですが大丈夫でしょうか? もし授乳が無理…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗ウイルス薬
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