「現役薬剤師発」学術情報

「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」

薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。

現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!

2014年1月8日(水)
イナビルはインフルエンザの予防投与できるの??

「イナビルはインフルエンザの予防投与できるの??」 インフルエンザの流行シーズンになり、近隣の医療機関から問い合わせがあるかもしれません。 イナビルは発売当初は予防投与の適応はありませんでしたが、2013年12月20日に予防投与の適応を取得しました。 予防投与の用法・用量 成人及び10歳以上の小児:ラニナミビルオクタン酸エステルとして20 mgを1日1回、2日間吸入投与 ちなみに予防投与…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 呼吸器科

2014年1月6日(月)
白色ワセリン、プロペト、サンホワイトの違い・比較

こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川勇樹です。「白色ワセリンとプロペトどう違うのでしょうか??」 僕が新人薬剤師の頃、ふと疑問に感じて先輩薬剤師に聞いたところ、「ガソリンで言う、レギュラーとハイオクの違いみたいなものや」 と言われたのがとても印象に残っています。白色ワセリンとプロペトの違いは純度 「白色ワセリンとプロペトの違い」は純度の違いであり、 白色ワセリン<…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 皮膚科用剤

2013年12月24日(火)
【目薬1本は何滴分?】この目薬は何日分使えるの??

こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川です。 目薬を処方された患者さまからよくある質問 「目薬は何日分くらい使えるの?」 について解説していきたいと思います。 目薬は何日分あるの??1滴あたり30~50μl 目薬の1滴量は、差す角度にもよりますが、1滴あたりだいたい30~50μℓと言われています。 1滴50μℓとした場合、5mlの容器で100滴使える計算になりま…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 眼科用薬

2013年12月18日(水)
旅行時・外出時にキサラタン点眼液は冷蔵庫保管が必要?バッグに入れていい?

緑内障治療薬のキサラタン点眼液(成分名:ラタノプロスト)を処方される患者さんから、 患者さま 年末年始は旅行にいくのだけど、キサラタンは持って行っていいのかしら? という質問を受けることが多くあるかと思います。 旅行の際、わざわざ保冷バッグを持っていくのは大変ですよね?? キサラタンを旅行に持っていく際の対応について、考えてみたいと思います。 キサラタンの保存方法・温度(冷所) キサ…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 眼科用薬

2013年12月16日(月)
【女性の味方になれる薬剤師シリーズ】ホルモン療法中の女性患者さんに薬剤師としての対応は??(副作用編)

ホットフラッシュ これは体温調節の機能が弱くなるために生じるもので、急に汗が噴き出したり、顔がほてって赤くなったりします。軽いものを含めると50%以上出現。数か月過ぎると次第に軽減してくるようです。 ビタミンE製剤や抗うつ薬(パキシル)、抗てんかん薬(ガバペン)が効くという報告もあります。 (適応外使用になるので確認が必要です) また、パロキセチンはタモキシフェンと相互作用があるので併用は…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗悪性腫瘍薬

2013年12月11日(水)
【女性の味方になれる薬剤師シリーズ】乳がん患者さんのホルモン療法について

乳がんにはホルモン剤が効く乳がんと効かない乳がんがあります。 針生検や切除組織でホルモンレセプターを検査すれば分かります。ホルモンレセプターには、エストロゲンレセプターとプロゲステロンレセプターの2種類があります。ホルモン療法が効くのは、2種類の両方またはいずれかが陽性の人です。その割合は60~70%と言われています。 今回は内服患者の多いホルモン療法について紹介していきたいと思います。 ☆…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗悪性腫瘍薬

2013年12月4日(水)
【女性の味方になれる薬剤師シリーズ】 女性がん罹患率1位 乳がんについて考える

日本では年約5万6千人の女性が新たに乳がんに罹患しており、年1万2千人の女性が乳がんで命を奪われています。(がんの統計2012年より) 乳がん急増の原因は、食生活の欧米化とともに、結婚しない女性、高齢初産、および出産しても十分に母乳を与えない女性の増加などがあると言われています。 がん治療における重要なことは当たり前ですが 「早期発見・早期治療」 になります。 早期発見の乳がんは、5年生存…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗悪性腫瘍薬

2013年12月3日(火)
妊娠中・妊婦へのインフルエンザワクチン予防接種は可能??

インフルエンザのシーズン前になると、薬局でもインフルエンザの予防接種の相談を受ける機会があるかと思います。その質問の中で、「妊娠中にインフルエンザワクチンは接種できるの?」と聞かれることもあるのではないでしょうか。日本産婦人科学会が妊婦のインフルエンザワクチンの接種について見解を示しておりますので、質問を受けた際の参考になればと思います。Q:妊婦へインフルエンザワクチンの予防接種は安全か? A:…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > ワクチン(予防接種用薬)

2013年11月27日(水)
【オブリーン】肥満と肥満症の違いは?

近日中に薬価収載予定の肥満症治療薬「オブリーン」。 ①消化管や膵臓から分泌される脂肪の分解酵素「リパーゼ」を阻害することで ↓ ②消化管からの脂質の吸収を抑制し ↓ ③その結果、体重を減少 内臓脂肪を減少させる。 という日本初の作用機序を持った薬剤です。11月19日に薬価収載の予定でしたが、保険適応するかどうかを巡り、追加データを求められているようです。 「オブリーン」の適応は、 …続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 内分泌/代謝

2013年11月25日(月)
インフルエンザ治療薬一覧・使い方・予防適応について

ゾフルーザ 作用機序

2013年現在、日本で保険適用のあるインフルエンザ治療薬は4成分で、すべてが「ノイラミニダーゼ阻害薬」となります。 追記 2018年に新しい作用機序のインルフルンザ治療薬、バロキサビル(商品名:ゾフルーザ)が販売開始となり5成分となっています。 インフルエンザ治療薬の特徴、予防投与、治療の注意点についてまとめてみました。 インフルエンザ治療薬・用法・用量 一般名 商品名 作用機序 …続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗ウイルス薬

お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。

ページトップに戻る