「現役薬剤師発」学術情報

「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」

薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。

現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!

2019年8月31日(土)
鉄欠乏性貧血と治療薬・服薬指導のポイント

貧血のうち90%以上を占めるのが鉄欠乏性貧血です。 そのため薬局では鉄欠乏性貧血の患者さんの処方を受けるケースも多いのではないでしょうか。 鉄欠乏性貧血の治療薬と服薬指導のポイント、患者さんから質問を受けやすい内容についてまとめていきたいと思います。 鉄欠乏性貧血の症状 自覚症状を伴わない場合もありますが、主な自覚症状は下記のとおりです。 つかれやすい 顔面蒼白 めまい 立…続きを読む

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2019年8月28日(水)
抗コリン薬の緑内障禁忌の添付文書改訂について

2019年7月、抗コリン薬の緑内障禁忌について添付文書の改定がありました。 薬剤師 緑内障の患者さんにPLやペレックスが処方された場合、臨床上は問題ないのに毎回疑義照会をするのは心苦しい・・・。 でも、個別指導で指摘されるから仕方がないか・・・。 これまで、このような「もどかしさ」を感じていた薬剤師も多いのではないでしょうか。 対象となる各薬剤の添付文書の改定に時間が掛かる可能性があるた…続きを読む

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2019年8月28日(水)
緑内障の種類「開放隅角・閉塞隅角・続発性」の違いについて

緑内障治療薬が処方されている患者さんで、 眼圧が正常な場合、どのような指導をされていますでしょうか? 薬剤師 眼圧は正常なので順調ですね。  このような指導をしている薬剤師のために、緑内障の種類と服薬指導の注意点についてまとめました。 緑内障の種類について 「開放隅角」「閉塞隅角」も含めて、 緑内障の分類についてまとめてみたいと思います。 緑内障は、 まず「原発性緑内障」と「続…続きを読む

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2019年8月17日(土)
「経口タイプのGLP-1受容体作動薬」セマグルチド錠(リベルサス)調剤・服薬指導のポイント

ノボノルディスクファーマは2019年7月、内服薬(錠剤タイプ)のGLP-1アナログ製剤であるセマグルチド(商品名:リベルサス)の医薬品製造販売承認申請を厚生労働省に行いました。 適応は2型糖尿病での申請となっています。 →2020年6月29日に製造販売承認されました。 2型糖尿病の内服薬では新しい作用機序となり、注目が大きい薬剤となっています。 リベルザス錠の作用機序や調剤、服薬指導のポイ…続きを読む

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2019年8月17日(土)
ビオチン療法とは?ミヤBMが併用される理由

皮膚科からの処方箋で、掌蹠膿疱症(読み方:しょうせきのうほうしょう)の患者さんへ下記のようなビオチン療法に遭遇した経験はないでしょうか? ビオチン散 + ミヤBM細粒 + アスコルビン酸(ハイシー、シナールなど) ビオチン不足が原因で掌蹠膿疱症が悪化していると考えられる場合、ビオチンが処方されるケースがあります。 ビオチンは腸内細菌叢が乱れることで不足しがちになることから、宮入…続きを読む

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2019年8月14日(水)
褥瘡治療薬一覧~赤色期・白色期~

褥瘡は色による時期があり、 黒色期→黄色期→赤色期→白色期と治癒にむかっていきます。 それぞれの時期で使用される薬剤が異なってきます。 有効成分だけでなく、基剤に吸水性があるかどうかなどの「基剤の特性」も考慮して薬剤を選択しなければいけません。 この記事では赤色期・白色期で使用される褥瘡治療薬について解説します。 褥瘡の時期についての説明はこちらに記載しています。 褥瘡と治療薬~褥瘡の…続きを読む

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2019年8月14日(水)
褥瘡治療薬一覧~黒色期・黄色期~

褥瘡治療には主に外用薬が使われます。 褥瘡の創部に壊死組織が付着していた場合、そのままでは肉芽形成が進みません。 壊死組織は感染の原因にもなったりしますので、まずは壊死組織を取り除くことが大切です。 褥瘡は色による時期があり、 黒色期→黄色期→赤色期→白色期と治癒にむかっていきます。 それぞれの時期で使用される薬剤が異なってきます。 有効成分だけでなく、基剤に吸水性があるかどうかなどの…続きを読む

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2019年8月13日(火)
褥瘡と治療薬~褥瘡の基本と薬剤師の関わり方〜

病院でも在宅でも、寝たきりやそれに近い状態が続いた場合に褥瘡が発生することがあります。 『褥瘡への対応は看護師が中心』 『薬剤師は褥瘡治療にどう関わればいいかわからない』 と思っていませんか? わたしも実はそう思っていました。 病院の褥瘡チームで学んだことを皆さんと共有できればと思い、褥瘡治療薬について取り上げたいと思います。 褥瘡とは? 日本褥瘡学会では、 褥瘡は『身体に加わった…続きを読む

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2019年8月5日(月)
オラビ錠口腔用の薬剤情報・服薬指導の注意点

オラビ錠口腔用の薬剤情報・服薬指導の注意点

口腔カンジダに処方されるフロリードゲル経口用の成分であるミコナゾールに、2019年2月より新しい剤型が加わりました。 商品名はオラビ錠口腔用50mg。 口腔内に1日1回貼るだけでOKです。 フロリードゲル経口用だと、1日4回服用しなければいけなかったことから、身体的負担の軽減に繋がることが期待されますね。 では、オラビ錠口腔用50mgの薬剤情報についてポイントをまとめていきます。 外用薬…続きを読む

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2019年7月29日(月)
ゾルトファイ配合注フレックスタッチの作用機序・服薬指導のポイント

ゾルトファイ配合注フレックスタッチの作用機序・服薬指導のポイント

持効型インスリンアナログ製剤のインスリンデグルデク(商品名:トレシーバ)と、GLP-1受容体作動薬のリラグルチド(商品名:ビクトーザ)の2成分が配合されたゾルトファイ配合注フレックスタッチがノボノルディスクファーマから2019年9月に薬価収載されました。 ゾルトファイ配合注フレックスタッチの薬剤情報のポイントをまとめました。 1ドーズあたりの配合成分 1ドーズ中の成分量 インスリンデグルデ…続きを読む

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