「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」
薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。
現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!
口腔カンジダをはじめとした、消化管カンジダに処方されるのが、 ファンギゾンシロップ(一般名:アムホテリシンB)です。 以前、吸入ステロイドによる口腔カンジダの患者さんに、ファンギゾンシロップが処方され、調剤方法と服薬指導に戸惑ってしまったことがありました。 久しぶりに取り扱う薬の場合は、どうしても薬剤情報を忘れてしまいますよね。 ファンギゾンシロップが突然処方されても問題ないように、作用機…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗真菌薬
こんにちは、メディカルライターの今井です。 アジスロマイシン錠の適応について考えてみたいと思います。 アジスロマイシンの内服薬には下記の用法、用量が設定されていることをご存じでしょうか? 1000mg分1 1日間 500mg分1 3日間 250mg分1 5〜6日間 特に「1000mg分1 1日分」のケースは知っておかなければ、患者さんを不快にさせてしまう可能性があります。 そ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗菌薬
患者さん クラバモックス小児用配合ドライシロップは水に溶かして服用してくださいといわれましたが、お薬のめたねなどのゼリーに直接混ぜたらダメですか? 子供はゼリーじゃないと薬を飲んでくれなくて・・・。 薬局にて、患者さんからこのような質問を受けた場合、薬剤師ならどのように回答しますでしょうか? 私が経験した患者さんからの質問なのですが、回答に困り、製薬メーカーに問い合わせた内容を共有したいと…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗菌薬
過活動膀胱(OAB:Overactive Bladder)における尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁に処方されるのが選択的β3アドレナリン受容体作動薬です。 下記の2成分が存在します。 ミラベグロン 商品名:ベタニス 2011年発売 ビベグロン 商品名:ベオーバ 2018年発売 この記事ではビベグロン(商品名:ベオーバ)の作用機序や、抗コリン薬との違い、服薬指導のポイントについて解説…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 泌尿器・生殖器用薬
1日2回の持続性抗ヒスタミン点眼液であるアレジオンLX点眼液0.1%(一般名:エピナスチン塩酸塩)が2019年11月27日に薬価収載されました。 従来のアレジオン点眼液0.05%は1日4回(朝、昼、夕、寝る前)が通常の用法となっていることから、 「仕事が忙しく日中に点眼できない・・・」 「寝る前に忘れてしまう・・・」 といった問題があります。 「LX」は、“Lasting extend=…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 眼科用薬
高コレステロール血症治療薬であるエゼチミブ(商品名:ゼチーア)。 コレステロールの生合成を阻害するHMG-CoA 還元酵素阻害剤(スタチン)とは異なる作用機序として、2007年より日本で発売されています。 エゼチミブはスタチンと併用だけでなく、単独でもLDLの低下作用があるのが特徴です。 エゼミチブの作用機序や特徴、服薬指導のポイントについてまとめました。 作用機序 小腸にて胆汁性及び食…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 脂質異常症用薬
2019年9月にノボノルディスクファーマが製造販売承認を取得した超速効型インスリン製剤がフィアスプ注(一般名:インスリンアスパルト)です。 フィアスプ注には3つのタイプが存在します。 キット製剤 フレックスタッチ カートリッジ製剤 ペンフィル バイアル製剤 注 フィアスプが処方された患者さんにどのように服薬指導をする必要があるのか、 製剤の特徴をまとめました。 使用タイ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 糖尿病治療薬
保湿剤として定番のヒルドイドシリーズ(ヘパリン類似物質製剤)ですが、 服薬指導の際に、 薬剤師 これは保湿剤です。 ですませていませんか? 投薬時の説明にあまり時間をかけられない場合もあると思います。 そこで、限られた時間の中で効果的に指導を行うことが重要となります。 ヒルドイドシリーズ(ヘパリン類似物質製剤)が処方されている患者さんへの指導の際に有効なキーワードは、 「皮膚のバリ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 皮膚科用剤
キノロン系抗菌薬であるラスビック錠(一般名:ラスクフロキサシン塩酸塩)が2019年11月19日薬価収載されました。 ラスビック錠が処方された際に、薬剤師は調剤時や服薬指導時にどのようなことを注意するべきか、まとめていきたいと思います。 作用機序 細菌のDNAの複製に関与するDNAジャイレースとトポイソメレースIVを同程度阻害(デュアルインヒビター)して殺菌的に作用。 両酵素を同程度するキノ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗菌薬
別の剤形や規格があることを知っていれば調剤ミスは起こさなかった・・・。 このように感じたことのある薬剤師はいらっしゃるのではないでしょうか。 私が経験した、 アスベリン散10%とアスベリンドライシロップ2%でのヒヤリハット事例 をご紹介したいと思います。 中堅の薬剤師からすれば、あたりまえの情報かもしれませんが、初めて知る新人薬剤師もいらっしゃるかと思います。 「知らなかった・・・」 …続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 調剤過誤防止対策・ヒヤリハット情報
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