「現役薬剤師発」学術情報

「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」

薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。

現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!

2016年2月25日(木)
NSAIDsのT1/2(半減期)・Tmaxの比較

NSAIDsといえば、痛み止め、解熱剤としてよく使用されると思いますが、 「この薬はどれくらいで効くの?」 「どれくらい間隔あけたらいいの?」 特に薬局では、このようなNSAIDsに関する質問を受けることが多いのではないでしょうか。 NSAIDsに関してはだいたいのT1/2(半減期)、Tmaxを頭にいれておくと、このような質問にパッと回答できますのでオススメします。 T1/2(半減期)・…続きを読む

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2016年2月17日(水)
クラリス(クラリスロマイシン)と併用できない(併用禁忌)の薬剤のまとめ

まとめシリーズ【クラリスロマイシン】小

こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」の伊川です。 マクロライド系の抗菌薬の中で、よく使われるのがクラリス、クラリシッドなどの「クラリスロマイシン」ではないでしょうか。 この「クラリスロマイシン」はクセ者で、注意しないといけないのが「CYP3A4阻害」を有することです。 併用禁忌を見逃すケースがありますので注意が必要です。 実は私が以前、クラリスの併用禁忌を見逃してスルーした経…続きを読む

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2016年2月4日(木)
便が着色(変色)する・便中にカスが出る薬剤のまとめ・理由

こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」の伊川です。 「この薬を飲むと便が○○色になることがありますが心配はいりません。」 薬局であるあるのシーンだと思いますが、便に色が付く理由は大きく2つに分かれます。 ・薬剤が体内で着色し便中に排出するケース ・薬剤そのものがカスとして便中に排出するケース この2つのケースについて、代表的な薬剤と着色する色、原因についてまとめてみました。 …続きを読む

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2016年1月21日(木)
ロコアテープ(エスフルルビプロフェン)の特徴・禁忌・作用機序は?

変形性関節症の消炎・鎮痛薬であるロコアテープ(エスフルルビプロフェン・ハッカ油)が2016年1月21日に発売されました。ロコアテープの主成分であるエスフルルビプロフェンは、アドフィードやゼポラス、ヤクバンの成分である「フルルビプロフェン」の光学異性体(S体)になります。 ロコアテープ(エスフルルビプロフェン)を調剤するにあたり注意点や知っておく必要があると感じたことをまとめてみました。 ・関連…続きを読む

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2016年1月15日(金)
ゼビアックスローション(オゼノキサシン)の特徴・作用機序は?

2016年1月7日にマルホさんからキノロン系抗菌外用剤であるゼビアックスローション(成分名:オゼノキサシン)が発売されました。 ざ瘡(ニキビ)や、表在性皮膚感染症に効果のあるゼビアックスローション(成分名:オゼノキサシン)について、特徴を簡単にまとめてみました。 ゼビアックスローション(オゼノキサシン)の適応菌種は?   黄色ブドウ球菌 Staphylococcus aureus(S. …続きを読む

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2015年12月24日(木)
中枢性鎮咳薬一覧・使い分け・特徴のまとめ

こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川勇樹です。 「咳止めの薬はどう使い分けたらいいかな?」 以前、あるDrから相談を受けたのですが、患者さんだけでなく医療従事者からもこのような「薬」の質問を受けることは薬剤師冥利に尽きますよね。 今回の回答内容を簡単にまとめてみました。 鎮咳薬は、 中枢性の麻薬性 中枢性の非麻薬性 の2つに分かれます。 非中枢性(末梢…続きを読む

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2015年12月16日(水)
モーラスパップXRの特徴?モーラステープとの違い

こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川勇樹です。 久光製薬よりモーラスパップXR120mgが発売されました。 僕自身が薬剤師目線で気になった点をシンプルにまとめてみました。 ※2017年2月7日、モーラスパップXR240mgが発売されました。 XRの意味は? eXtended Releaseの略で「徐放性」の意味。 モーラスパップXRの特徴は? 皮膚表面温度…続きを読む

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2015年12月13日(日)
食物繊維豊富なホットサラダで冬を乗り切ろう~「薬学×栄養学」講座

みなさん、こんにちは。 栄養学×薬学コラム担当の秋吉佑美です。 2015年も、残りわずか。 師走になり、寒くもなってきましたね。 お風邪の患者様も増えて、お仕事もお忙しいのではないのでしょうか。この時期、食べたくなるのが、お鍋ですよね。 お鍋はお野菜がたくさんとれて、お肉、お魚もバランスよくとれる、 この時期に大活躍のもの! 毎日お鍋にあきたな~という方もいらっしゃるかと思うので、 今回は、…続きを読む

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2015年12月9日(水)
イフェクサー(ベンラファキシン)の作用機序・代謝・副作用は?

ファイザーからSNRIであるイフェクサーSRカプセル(ベンラファキシン塩酸塩)が発売されました。 国内でのSNRIは、トレドミン(ミルナシプラン塩酸塩)、サインバルタ(デュロキセチン塩酸塩)につづく、3剤目となります。 イフェクサー(ベンラファキシン塩酸塩)の作用機序は? うつ病では脳内のセロトニン、ノルアドレナリン量が少なくなった状態になっています。イフェクサー(ベンラファキシン)はセロトニン…続きを読む

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2015年12月3日(木)
スボレキサント(ベルソムラ)の作用機序・併用禁忌・服薬指導のポイントは?

新しい作用機序の不眠症治療薬、オレキシン受容体拮抗薬のベルソムラ(一般名:スボレキサント)が2015年12月1日より長期投与(14日以上)解禁となりました。 長期処方解禁に伴い今後、処方されるケースも増えてくるかと思いますので、ベルソムラ(スボレキサント)の作用機序についてシンプルにまとめてみたいと思います。 オレキシン受容体とは? 脳内には、覚醒を維持するオレキシンという物質があります。 …続きを読む

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