「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」
薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。
現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!
皆さんこんにちは。 メディカルライターの今井雄基です。 インフルエンザの患者数が過去最高を記録し、皆さんの薬局でもインフルエンザの患者さんが増えているのではないでしょうか。 今回は先駆け審査指定制度とその対象品目であるインフルエンザ治療薬のゾフルーザ錠(一般名:バロキサビル マルボキシル)についてお伝えします。 先駆け審査指定制度とは? まず先駆け審査指定制…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗ウイルス薬
選択的セトロニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors, SSRI)。 Reuptakeとは「再取り込み」の意味で、SSRIの作用部位は受容体でなく、セロトニントランスポーターでセロトニンの再取り込みを阻害します。 SSRIは4成分が上市されています。 ハイリスク薬に分類され特定薬剤管理指導加算の対象となること…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
こんにちは。 メディカルライターのリナです。 口の中が乾いて痛い、ビリビリする、味がよくわからない。 調剤併設ドラッグストアでは、「ドライマウス(口腔乾燥症)」の相談を受けることがあります。 ドライマウスの症状の原因疾患としては 口腔内感染症 口腔カンジダなど シェーグレン症候群 主に中年女性に好発する自己免疫疾患。涙腺や唾液腺に異常が起きる。 ベーチェ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 歯科・口腔用剤
こんにちは。 健康食品を担当しているエビデンスエージェントの工藤知也です。 「お腹が痛くて下痢をするけど、腸を調べてもらっても何ともなかった。」 処方せんを見ると、イリボーやポリカルボフィルカルシウムの文字。 過敏性腸症候群(IBS; irritable bowel syndrome)は、薬局では日常的に見受ける疾患ですね。 精神的ストレスはIBSの症状を増悪するので、 日常のスト…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 健康食品
抗不整脈薬の分類はVaughan Williams分類(読み方:ヴォーン・ウィリアムズ)が有名ですね。 Vaughan Williams分類が定められたのは1970年代の前半で、抗不整脈薬を作用機序別にざっくりとグループ分けしたものになります。 Vaughan Williams分類が定められたのはまだ抗不整脈薬が少ない時代だったこともあり、抗不整脈薬が上市されるにつれて問題点が出てくるようにな…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗不整脈薬
B型肝炎ウイルス(HBV)に対する治療は主にインターフェロン(IFN)の注射薬か、核酸アナログ製剤の内服薬になります。 HBVに対する核酸アナログ製剤は直接ウイルスに作用しますが、完治させるのではなく、あくまでB型肝炎ウイルスの増殖を抑えて肝炎を鎮静化させるために使われます。 そのため日本肝臓学会のB型肝炎治療ガイドラインで定める治療目的は「HBV感染者の生命予後およびQOLを改善すること…続きを読む
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C型肝炎の治療はインターフェロン(IFN)が主流でしたが、直接作用型抗ウイルス薬、別名DAA(Direct Acting Antiviral)の登場よって治療方法、著効率がドラスティックに進化しました。 直接作用型抗ウイルス薬(DAA)は2015年頃から続々と上市されたこともあり、自分自身の頭の整理もかねて、インターフェロンフリーで用いられる直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の種類、作用機…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 肝疾患治療薬
こんにちは。 健康食品を担当しているエビデンスエージェントの工藤知也です。 糖尿病というと、まずは食事療法ですね。 誰しも糖の摂取制限と減量が頭に浮かぶのではないでしょうか。 また、生活習慣の修正がうまくいかず、服薬アドヒアランスも悪いと、 CKD(慢性腎臓病)などの合併症のリスクが高まります。 人工透析原因の第1位は、糖尿病性腎症です。 糖尿病治療とは、糖をコントロールして合…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 健康食品
DOAC(direct oral anticoagulant)の中で、Xa阻害薬が臨床でも多く使用されるようになってきました。 現在の日本の臨床ではXa阻害薬として、主にエドキサバン(商品名:リクシアナ)、リバーロキサバン(商品名:イグザレルト)、アピキサバン(商品名:エリキュース)の3種類が使用されています。 Xa阻害薬は主にワーファリンに代わる非弁膜症性心房細動 (non-…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗血栓薬
人間のインスリンの分泌パターンは下記の2つがあります。 基礎インスリン(Basalインスリン) 追加インスリン 基礎インスリンとは24時間分泌されるインスリンのことで、追加インスリンとは食後など血糖値の上昇に合わせて分泌されるインスリンのことです。 インスリン製剤の投与は作用発現時間や持続時間の違いから、基礎インスリンと同じように働くベーサル(Basal)、追加インスリンと同じ様に働か…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 糖尿病治療薬
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