「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」
薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。
現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!
ワクチンの定期接種により日本における風疹・麻疹(はしか)患者は減少傾向にありますが、海外旅行者によって麻疹や風疹などのウイルスが持ち込まれ、感染が拡大するケースが問題となっています。 沖縄県でも2018年に台湾からの海外旅行者が麻疹に感染していたことで、沖縄在住の日本人にも感染が報告されています。 特に予防接種を受けていない乳幼児の親御さんや、予防接種を受けたかどうか分からない成人から薬局でも…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > ワクチン(予防接種用薬)
初めて記事を書かせていただきますシンと申します。 私は、製薬メーカーの研究職、CROのモニターを経て、現在調剤薬局チェーンに勤務しております。 上記の経歴より、学術情報を日々の服薬指導に活かしたいと考え、業務を行っております。 さて、2018年2月7日、遂に2018年度診療報酬改定の個別点数が決定致しました。 今回の目玉の一つは、服用薬剤調整支援料125点でしょう。 薬剤師が主導となり、…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 消化性潰瘍治療薬
慢性腎臓病 (CKD)の患者数は1330万人に達しており、新たな国民病と言われています(CKD診療ガイド2012より)。 CKDでは腎機能が低下していますが、腎機能低下は薬物動態に影響を及ぼすので、我々薬剤師は注意しなければなりません。 そこで、腎臓の基本的な機能、薬剤師が注意するべき腎機能の指標について述べたいと思います。 腎臓の機能 腎臓は主に下記の働きがあります1)。 1. 体液の…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 腎臓疾患・透析治療薬
オランザピンは統合失調症治療薬や双極性障害治療薬として躁症状、鬱症状に対して、精神科領域で汎用されている薬剤になります。 そして、新たに「ジプレキサ®(経口剤)」(一般名:オランザピン)について、2017年12月25日付で厚生労働省より、「抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)」の効能・効果追加が承認、取得されました。 化学療法により生じる悪心・嘔吐(CINV…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗悪性腫瘍薬
統合失調症の治療薬は、定型抗精神病薬から非定型抗精神病薬にかわりつつあり、精神科の門前薬局でなくても統合失調症の患者やご家族に服薬指導をするケースが増えてきているのではないだろうか。 薬剤師が知っておく必要がある統合失調症の病態、診断、治療薬、生活面でのアドバイスについてまとめていきたい。 統合失調症の【病態】について 統合失調症は10代後半〜30代前半に発症し、幻覚症状や思…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
全身性強皮症(Systemic sclerosis:SSc)は皮膚や臓器の線維化と、血管内皮細胞の増生による血流循環障害が特徴の指定難病です。 SScでは血管の内腔が狭くなり、血液の流れが悪くなることで、手の指先などの皮膚に潰瘍ができるケースがあります。 手指の潰瘍は気温が低下する冬場に発症しやすい傾向にあります。 SScによる手指潰瘍に処方されるのがエンドセリン受容体拮抗薬であるトラ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 血管拡張薬
薬局の初回質問票に 「妊娠中もしくは授乳中ですか?」 といった項目があるかと思います。 妊娠中にチェックがあった場合に確認しないといけないのが 妊娠何週目なのか? といった「週数の確認」です。 薬局での週数の確認と、注意事項についてまとめました。 絶対過敏期・相対過敏期・潜在過敏期の週数 妊娠週数 胎児への影響 受精前〜3週まで 無影響期 4週〜7週末 絶対過敏期 8週…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 産婦人科用薬
ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ剤(Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant:NaSSA)。 NaSSAの読み方は「ナッサ」で、日本ではミルタザピン(商品名:レメロン、リフレックス)が販売されています。 ミルタザピンはピペラジノアゼピン系の四環系抗うつ薬であるミアンセリン塩酸塩(商品名:テトラミド)の探索研…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(Serotonin Norepinephrine Reuptake Inhibitor,SNRI)。 セロトニンだけでなくノルアドレナリンの濃度を増加させることから、意欲低下や無気力が目立つ場合にSNRIが選択されるケースがあります。 SNRIはハイリスク薬に分類され、薬局では特に注意が必要な薬剤です。 SNRIの一覧、作…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
人体の体液中に最も含まれる代表的な陽イオンとしてNa+、K+が挙げられます。 Na+の基準値は「135~145mEq/L」とやや幅がありますが、K+の基準値は「3.5~5.0mEq/L」と許容される変動の幅が非常に狭くなっています。 カリウムが異常値の原因としては、高値の場合は、脱水、腎不全、糖尿病、アジソン病などが考えられます。 低値の場合は、嘔吐、下痢、利尿薬の…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 輸液・栄養製剤
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