前立腺がんの増殖には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与していることから、前立腺癌治療にはアンドロゲンの合成を抑えたり、アンドロゲンの働きを抑える抗アンドロゲン薬が使用されるケースがあります。 「遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)」として2019年1月に発売されたのがアパルタミド(商品名:アーリーダ)です。 アパルタミド(商品名:アーリーダ)の作用機序や調剤時、服薬指導でのポイント…続きを読む
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前立腺がんの増殖には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与していることから、前立腺癌治療にはアンドロゲンの合成を抑えたり、アンドロゲンの働きを抑える抗アンドロゲン薬が使用されるケースがあります。 「遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)」として2020年1月に効能・効果を取得したのが、ダロルタミド(商品名:ニュベクオ)です。 エンザルタミド(商品名:イクスタンジ)、アパルタミド(商品名:…続きを読む
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気管支喘息やアレルギー性鼻炎に処方される機会の多いモンテルカスト錠。 一般名処方の場合、モンテルカスト錠をモンテルカスト口腔内崩壊錠で調剤することは可能ですね。 では、薬局にモンテルカスト錠の在庫がない場合など、 モンテルカスト錠をモンテルカストチュアブル錠で調剤することは可能でしょうか? 結論から言うと変更は「不可」です。 なぜなら、モンテルカスト錠とモンテルカストチュアブル錠には以下…続きを読む
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新人薬剤師からこのような質問を受けました。 さて、あなたが上司の立場ならどのように回答するでしょうか? 新人薬剤師 フスコデ配合シロップを水で薄めた場合、使用期限はどれくらいになるのですか? 「10日超えたら原液でお渡し」 など希釈のルールは薬局によって定められているかと思いますが、フスコデ配合シロップは製薬メーカーによる希釈後の安定性試験のデータがあります。 滅菌精製水で希釈した場合の…続きを読む
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関節リウマチ治療薬では日本で4剤目となるJAK阻害薬、ウパダシチニブ水和物(商品名:リンヴォック錠)が2020年に製造販売承認されました。 関節リウマチではメトトレキサート(商品名:リウマトレックス)などのcsDMARDs(従来型抗リウマチ薬)が第一選択として処方されます。 従来型抗リウマチ薬で効果不十分な場合にbDMARDs(生物学的製剤)の使用が検討され、 bDMARDs(生物学的製剤)…続きを読む
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痛風や高尿酸血症の治療薬には尿酸排泄促進薬と尿酸生成抑制薬の大きく2つに分類されます。 尿酸排泄促進薬として、2020年に日本で製造販売承認されたのがユリス錠(一般名:ドチヌラド)です。 ユリス錠(ドチヌラド)の作用機序や、服薬指導でのポイントについてまとめました。 関連記事 ベンズブロマロン(ユリノーム)の作用機序・服薬指導のポイント 作用機序 体の中で作られた尿酸は、腎臓でろ過され…続きを読む
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オレキシン受容体拮抗薬であるレンボレキサント。 商品名はデエビゴとしてエーザイが製造販売承認を取得しました。 ベルソムラ錠(一般名:スボレキサント)に続く二番目のオレキシン受容体拮抗薬です。 オレキシン受容体拮抗薬は、ベンゾジアゼピン受容体作動薬と異なり、筋弛緩作用や健忘などの副作用は認められず、認知機能への影響や依存形成が少ないといった特徴があります。 向精神薬には指定されておらず、習慣…続きを読む
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薬剤師であれば、授乳中の患者さんから次のような質問を一度は受けたことがあるのではないでしょうか? 「授乳中なのですがこの薬は飲んでも大丈夫でしょうか?」 「服用してからどれくらい時間をあければ授乳しても大丈夫ですか?」 先日インフルエンザに罹患した患者さんから 処方箋を受け取る際に同じような質問を受けました。 先生に授乳中ということを話し忘れたのですが大丈夫でしょうか? もし授乳が無理…続きを読む
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口腔カンジダをはじめとした、消化管カンジダに処方されるのが、 ファンギゾンシロップ(一般名:アムホテリシンB)です。 以前、吸入ステロイドによる口腔カンジダの患者さんに、ファンギゾンシロップが処方され、調剤方法と服薬指導に戸惑ってしまったことがありました。 久しぶりに取り扱う薬の場合は、どうしても薬剤情報を忘れてしまいますよね。 ファンギゾンシロップが突然処方されても問題ないように、作用機…続きを読む
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こんにちは、メディカルライターの今井です。 アジスロマイシン錠の適応について考えてみたいと思います。 アジスロマイシンの内服薬には下記の用法、用量が設定されていることをご存じでしょうか? 1000mg分1 1日間 500mg分1 3日間 250mg分1 5〜6日間 特に「1000mg分1 1日分」のケースは知っておかなければ、患者さんを不快にさせてしまう可能性があります。 そ…続きを読む
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