2016年5月31日(火)
妊娠・授乳中に安全な第二世代抗アレルギー薬

「妊娠中に安全な抗アレルギー薬は?」 「抗アレルギー薬服用中に授乳を中止しなくていい?」 Drや患者さんから、このような質問を受けた経験はないでしょうか? 日本の添付文書ではほとんどの抗アレルギー薬が 「妊婦へは治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ投与すること」 となっています。 そのため添付文書やインタビューフォームだけでは、どの薬剤が安全なのか判断が難しいですよね。 また授乳時の…続きを読む

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2016年5月24日(火)
「ムコダイン」「ムコソルバン」「ビソルボン」の作用機序の違い・使い分け

風邪や気管支炎の時に処方される去痰薬。 去痰薬といえば何が思い浮かび上がるでしょうか? おそらく3大去痰薬といえば、 ムコダイン(成分名:Lカルボシステイン) ムコソルバン(成分名:アンブロキソール塩酸塩) ビソルボン(成分名:ブロムヘキシン塩酸塩) ではないでしょうか。 それぞれの作用機序の違いや使い分けが分かれば、同じ去痰薬でも服用指導に少し変化をつけることができます。 作用機序や…続きを読む

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2016年5月23日(月)
ステロイドのランク・強さの比較一覧表

ステロイドの強さ・強度のランクは ストロンゲスト(最も強い) ベリーストロング(とても強い) ストロング(強い) マイルド(優しい) ウィーク(弱い) と5段階に分かれるのですが、医療用医薬品のストロイド外用剤について 強さ別の一覧と規格、用法・用量についてまとめてみました。 ストロンゲスト(最も強い)ステロイド一覧 成分名  薬品名  規格  用法・用量…続きを読む

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2016年5月17日(火)
アクアチムクリーム・ローションとゼビアックスローションの違い・比較

ざ瘡(ニキビ)に保険適応のあるアクアチムクリーム・ローション(成分名:ナジフロキサシン)とゼビアックスローション(成分名:オゼノキサシン)。 どちらもキノロン系の抗菌薬で、細菌のDNAジャイレースとトポイソメラーゼIVに作用してDNAの複製を阻害します。 薬局でも 「アクアチムとゼビアックスの違いは?効果に差がある?」 といった質問を受けることもあるかと思います。 アクアチムとゼビアック…続きを読む

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2016年5月12日(木)
サインバルタ(デュロキセチン)が痛みを抑える作用機序

サインバルタ(成分名:デュロキセチン塩酸塩)といえばセロトニン・ノルアドレナリンの再取り込み阻害薬(SNRI)です。 SNRIはセロトニン、ノルアドレナリンが細胞内に再度取り込まれるのを阻害し、脳の細胞外でのセロトニンとノルアドレナリンの量を増やします。 セロトニンが増える →不安やうつを和らげる ノルアドレナリンが増える →意欲の低下を改善する うつや不安だでけなく、何もやる気が…続きを読む

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2016年5月11日(水)
「抗精神病薬の副作用」体重増加の原因・メカニズム

「薬を飲み始めて太ってきたけど副作用?」 「食事の量は変わらないのに体重が増えてきた・・・」 薬局にて、抗精神病薬を服用される患者さんから、このような相談を受けた経験のある薬剤師もいらっしゃるのではないでしょうか。 NaSSAのリフレックス・レメロン(成分名:ミルタザピン)やジプレキサ(成分名:オランザピン)、コントミン(成分名:クロルプロマジン)、SSRIのパキシル(成分名:パロキセチン)…続きを読む

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2016年5月10日(火)
SSRIやSNRIによるセロトニン症候群の初期症状・治療薬

パキシルやレクサプロなどのSSRI、サインバルタなどのSNRI、リフレックスやレメロンといったNaSSAなど、セロトニンを高める薬剤で注意しないといけないのが「セロトニン症候群」です。 セロトニン症候群の起こる確率は極めて低いですが、薬局薬剤師が正しい知識を持つことによって、セロトニン症候群は防ぐことのできる副作用だと考えています。 セロトニン症候群の初期症状、原因となる薬、治…続きを読む

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2016年5月7日(土)
薬剤師の副業(複業)のススメ

「土曜日がどうしても薬剤師が不足していてスポットで入れないか?」 「夜間の薬剤師が足らないので助けてくれない?」 中小薬局の経営者の方からこのような相談を受けることが多くあります。 正社員を雇って給料や社会保険代などは出せないけど、パートタイムならとても助かるという中小企業は案外多いのです。 弊社のようなベンチャー企業でも同様に正社員の雇用は難しいですが、志と行動力のある方なら薬剤師との兼業…続きを読む

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2016年5月2日(月)
血圧の高い妊婦へ降圧薬の第一選択薬

女性に降圧剤が処方された場合、特に確認しないといけないのが妊娠の有無です。 妊娠中の高血圧の基準は収縮期血圧が140mmHg、拡張期血圧が90mmHg以上とされており、通常は降圧剤での薬物治療は収縮期血圧が160mmHg、拡張期血圧が110mmHg以上になった時に開始することとなっています。 エナラプリル(商品名:レニベース)やイミダプリル(商品名:タナトリル)などのACE阻害薬や、ロサルタン…続きを読む

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2016年4月27日(水)
インフルエンザ菌とインフルエンザウイルスの違い・予防・治療法について

少し前の話ですが、患者さんから「抗生物質がインフルエンザに効くってネットに書いてたけど本当?」と質問されたことがありました。 ほとんどの抗生剤の添付文書にある適応菌種をみると「インフルエンザ菌」の記載があります。おそらくインターネットの添付文書を見て「インフルエンザウイルス」に効果があると勘違いをされたのでしょう。 インフルエンザ菌とインフルエンザウイルスは全く異なるものですが、インフルエンザ菌…続きを読む

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