解熱時に使うアセトアミノフェンは、ロキソプロフェンやイブプロフェンとはどう違うの? どうやって熱を下げるの? 薬局で患者さんからこのような質問を受けるケースはあるかもしれません。 アセトアミノフェン製剤といえば、 カロナール錠・細粒・シロップ・坐剤 アセトアミノフェン原末・細粒・錠・坐剤 アンヒバ坐剤 アルピニー坐剤 などが存在し、解熱剤として処方されるケースが多いかと思い…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 解熱・鎮痛剤
BAP(Bone Specific Alkaline Phosphatase )は、骨に存在するアルカリフォスファターゼ(ALP)のことで骨芽細胞の活性度を反映する骨形成マーカーです。 骨代謝異常の診断や、骨粗鬆症治療薬の効果を判定する目的に測られます。 ALP(総アルカリホスファターゼ)は骨、肝、腸管、腎臓にも由来し、 ALPが高値の場合、肝胆道系疾患か骨疾患かを区別するためにBAPを測定…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 臨床検査項目 > 骨関連
関節リウマチ治療薬では日本で3剤目となるJAK阻害薬、ペフィシチニブ臭化水素酸塩(商品名:スマイラフ錠)が2019年に製造販売承認されました。 関節リウマチではメトトレキサート(商品名:リウマトレックス)などのcsDMARDs(従来型抗リウマチ薬)が第一選択として処方されます。 従来型抗リウマチ薬で効果不十分な場合にbDMARDs(生物学的製剤)の使用が検討され、 bDMARDs(生物学的製…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗リウマチ薬
RF(Rheumatoid factor)は関節リウマチ(RA)の診断のための指標。 リウマチ因子、リウマトイド因子とも呼ばれる。 基準値(定量検査) RF:ラテックス凝集比濁法の場合 15IU/mL以下 TIA-RF:免疫比濁法の場合 10U/mL以下 陽性となる疾患 関節リウマチ(RA)。 シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、全身性硬化症、多発性筋炎…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 臨床検査項目 > 自己抗体
関節リウマチ(RA)の早期の診断目的としての指標が、抗CCP抗体(anti-cyclic citrullinated peptid antibody)である。 抗シトルリン化ペプチド抗体、抗環状シトルリン化ペプチド抗体、ACPAとも呼ばれる。 炎症を起こした滑膜にあるシトルリン化たんぱくに対する自己抗体。 関節リウマチに特異的な自己抗体。 基準値 4.5U/mL未満で陰性 4.5U…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 臨床検査項目 > 自己抗体
MMP-3 (matrix metalloproteinase 3)は、関節滑膜細胞や、軟骨細胞から産生される蛋白分解酵素で軟骨の代謝回転に関与しています。 関節リウマチでは炎症を起こし、増殖した滑膜細胞からMMP-3が産生され、軟骨破壊を引き起こすと考えられています。 MMP-3は関節リウマチの活動性の評価や関節破壊の予後を予測する目的で測定されます。 基準値 男性:36.9〜121.0…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 臨床検査項目 > 自己抗体
血沈(読み方:けっちん ESR:erythrocyte sedimentation rate)とは赤血球が試験管内を沈降する速度のことで、 疾患を特定するためでなく、関節リウマチなど炎症の進行具合、活動性を把握する目的があります。 または赤沈(読み方:せきちん)とも呼ばれます。 基準値 成人男性:2〜10mm/hr 成人女性:3〜15mm/hr 軽度亢進:基準値〜25mm/hr …続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 臨床検査項目 > 炎症反応
緊急避妊薬であるノルレボ錠1.5mg(一般名:レボノルゲストレル)。 通常は性行為後、72時間以内に1.5mgを1錠服用することからモーニングアフターピル(アフターピル)とも呼ばれます。 薬価未収載のため自費扱いとなり、保険はききません。 またジェネリック医薬品であるレボノルゲストレル錠1.5mg「F」(富士製薬工業)も存在します。 ノルレボ錠の作用機序、調剤・服薬指導についてのポイントを…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 産婦人科用薬
高カリウム血症治療薬のロケルマ懸濁用散分包(一般名:ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物 SZC)。 これまでの高カリウム血症治療はポリマー(重合体)製剤でしたが、ロケルマは非ポリマー製剤になります。 関連記事 高カリウム血症治療薬一覧・作用機序(ケイキサレート・カリメート・アーガメイト・ロケルマ) 作用機序や服薬指導、調剤のポイントについてまとめました。 作用機序 消化管にてカ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 腎臓疾患・透析治療薬
小児の代表的な皮膚疾患が伝染性軟属腫(読み方:でんせんせいなんぞくしゅ)です。 丸くてぷにゅぷにゅした柔らかいイボができることから「水いぼ」とも呼ばれます。 特にアトピー性皮膚炎や湿疹などがあり皮膚のバリア機能が低下している場合に感染しやすくなります。 伝染性軟属腫(水いぼ)について症状や治療、薬局で聞かれる代表的な質問についてまとめました。 主な症状 2~5㎜の光沢を帯びたイボが主に体…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 小児の薬・病気
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。