P1NP(読み方:ピーワンエヌピー)はtype 1 amino-terminal propeptideの略語。
Ⅰ型プロコラーゲン-N-プロペプチドのことで、骨組織に大量に存在するI型コラーゲン前駆体の代謝産物である。
P1NP は骨芽細胞の分化段階から産生されるためBAP(骨型アルカリフォスファターゼ)や OC(オステオカルシン)に比べて、早期の骨形成を反映する指標となっている。
骨形成促進剤であるPTH製剤であるテリパラチド(商品名:テリボン、フォルテオ)による治療のモニタリングに適している。
P1NPは3量体と単量体を主体としている。
測定方法はRIA法とECLIA法の2種類があり、RIA法は3量体(intact P1NP 単位はμg/L)、ECLIA法は両方(total P1NP 単位はng/mL)となっている。
totalPINPの基準値は閉経前女性で16〜70ng/mL前後。(intact PINPで17〜72μg/L前後)
閉経前女性に比べて、閉経後女性の基準値は高くなる。
ビスホスホネート製剤を服用中、服用中止後も持続して低値となるケースあり。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。
コメント欄ご利用についてのお願い
※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます