伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

2006年 京都薬科大学 薬学部卒。

調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。

2021年より福岡県北九州市にてティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。

1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。

当面の目標は、
「息子達の成長スピードに負けないこと」

座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」

「伊川勇樹」の投稿記事一覧

2016年8月31日(水)
一般名処方で調剤・入力に注意が必要な薬剤

一般名で処方箋を発行すると医科側の加算が算定できることから、一般名での処方を見る機会が増えてきたと思います。 同じ成分名であっても、全く違う効能・効果であったり、Tmaxや半減期が異なる薬剤があります。 僕自身がヒヤリハットの経験のあるものも含めて、注意する一般名処方についてピックアップしてみました。 サラゾスルファピリジン錠とサラゾスルファピリジン腸溶錠の違い まずはサラゾスルファピリジ…続きを読む

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2016年8月28日(日)
テルミサルタン(ミカルディス)の作用機序・特徴・服薬指導のポイント

テルミサルタン(ミカルディス)の作用機序・特徴・服薬指導のポイント

CYP代謝を受けず胆汁から100%排泄されるARBがテルミサルタン(商品名:ミカルディス)です。 PPARγ活性化作用による脂肪燃焼作用があることからメタボサルタンとも呼ばれます。 テルミサルタンの作用機序、特徴、服薬指導のポイントについてまとめてみました。 作用機序 アンデオテンシンⅡがアンデオテンシン受容体(AT1受容体)に結合することで血管平滑筋が収縮し、血圧が上昇します。 テルミ…続きを読む

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2016年8月27日(土)
アカルボース・ボグリボース・ミグリトール の作用機序の違い・比較

食後過血糖上昇を抑えるのがαグルコシダーゼ阻害薬(αGI)です。 2016年時点で日本国内ではアカルボース(商品名:グルコバイ)、ボグリボース(商品名:ベイスン)、ミグリトール(商品名:セイブル)の3成分が製品化されています。 それぞれの作用機序の比較、下痢や腹部膨満感の副作用について違いをまとめてみました。グルコバイ・ベイスン・セイブルの作用機序の違い・比較 アカルボース(商品名:グルコバイ…続きを読む

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2016年8月27日(土)
イナビル10歳未満の小児に予防投与の効能・効果追加

長時間作用型ノイラミニダーゼ阻害剤である「イナビル」が10歳未満の小児について予防投与の効能・効果を取得したと2016年8月26日に販売元の第一三共が発表しました。 また10歳以上と成人についても、従来の予防投与の用法(1日1回×2日投与)に変更が生じています。 それぞれの使用方法については下記の通りです。10歳未満の子供へのイナビル予防投与の用法・用量今回追加 10歳未満の場合、ラニナミビ…続きを読む

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2016年8月27日(土)
アジルサルタン(アジルバ)の作用機序・特徴・服薬指導のポイント

アジルサルタン(アジルバ)の作用機序・特徴・服薬指導のポイント

ARBの中でも半減期が長く持続性があるのがアジルサルタン(商品名:アジルバ)です。 アジルサルタンについて作用機序、服薬指導のポイントについてまとめてみました。 作用機序 アンデオテンシンⅡがアンデオテンシン受容体(AT1受容体)に結合すると血管平滑筋が収縮し血圧が上がります。 アジルサルタンをはじめとしたARBはアンデオテンシンⅡがAT1受容体に結合するのを阻害することで血圧の上昇を抑え…続きを読む

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2016年8月26日(金)
ロサルタンカリウム(ニューロタン)作用機序・特徴・尿酸を下げる理由

ロサルタンカリウム(ニューロタン)作用機序・特徴・尿酸を下げる理由

高血圧治療薬で2型糖尿病性腎症の末期腎不全への進行を抑える働きのあるARBがロサルタンカリウム(商品名:ニューロタン)です。 ロサルタンの作用機序、特徴、服薬指導でのポイントについてまとめてみました。 作用機序・作用部位 血圧の上昇はアンデオテンシンⅡがアンデオテンシンⅡ受容体(AT1受容体)に結合することで起こります。 ロサルタンカリウムは経口吸収後、活性体のカルボン酸体に代謝され、ロサ…続きを読む

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2016年8月26日(金)
イルベサルタン(アバプロ・イルベタン)作用機序・特徴・服薬指導の要点

イルベサルタン(アバプロ・イルベタン)作用機序・特徴・服薬指導の要点

半減期が長く長時間作用型のARBがイルべサルタンです。 商品名はアバプロ(メーカー:大日本住友製薬)や、イルベタン(メーカー:塩野義製薬)として販売されています。 イルべサルタンの作用機序、特徴についてまとめてみました。 作用機序 アンデオテンシンⅡがアンデオテンシン受容体(AT1受容体)に結合することで血管平滑筋が収縮し血圧が上昇します。 イルベタンをはじめとしたARBはアンデオテンシ…続きを読む

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2016年8月26日(金)
オルメサルタン(オルメテック)の作用機序・特徴・服薬指導の要点

オルメサルタン(オルメテック)の作用機序・特徴・服薬指導の要点

AT1受容体に親和性の高いARBがオルメサルタンメドキソミル(商品名:オルメテック)です。 オルメサルタンメドキソミルは服用後、腸管や肝臓、血漿で加水分解を受けて活性体のオルメサルタンになります。 オルメサルタンの作用機序、特徴、服薬指導の要点についてまとめてみました。 作用機序 アンデオテンシンⅡがアンデオテンシン受容体(AT1受容体)に結合すると、血管平滑筋が収縮し血圧が上昇します。 …続きを読む

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2016年8月26日(金)
カンデサルタン(ブロプレス)の作用機序・特徴・服薬指導のポイント

カンデサルタン(ブロプレス)の作用機序・特徴・服薬指導のポイント

高血圧だけでなく、軽症〜中等症の慢性心不全にも効能・効果のあるARBがカンデサルタンシレキセチル(商品名:ブロプレスなど)です。 カンデサルタンについて作用機序、特徴、服薬指導の要点についてまとめてみました。 作用機序 アンデオテンシンⅡがアンデオテンシン受容体(AT1受容体)に結合すると、血管平滑筋が収縮し血圧の上昇がおこります。 カンデサルタンシレキセチルは経口摂取後、加水分解されて活…続きを読む

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2016年8月25日(木)
エナラプリル(レニベース)の作用機序・特徴・服薬指導の要点

エナラプリル(レニベース)の作用機序・特徴・服薬指導の要点

ACE阻害薬であり、心肥大も抑える作用があるのがエナラプリルマレイン酸塩(商品名:レニベース)です。 エナラプリルの作用機序、特徴、服薬指導の要点についてまとめてみました。 作用機序 エナラプリルマレイン酸塩は経口吸収後に、活性体であるエナラプリラトに加水分解されて効果を発揮します。 エナラプリラトは昇圧作用のあるアンデオテンシンⅡを生成するアンデオテンシン変換酵素(ACE)を阻害する働き…続きを読む

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