血糖値の上昇に関わらずインスリンの分泌を促す経口血糖降下薬がスルホニル尿素(SU)類の薬剤です。 SUはスルホニル尿素(Sulfonyl Urea)の頭文字をとったものです。 SU類の一覧、作用機序、調剤時の注意点についてまとめました。 スルホニル尿素(SU)類一覧 世代 一般名 商品名 服用回数 1日最大量 半減期 第一 アセトヘキサミド ジメリン 食前or食後…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 糖尿病治療薬
近隣の内科からの下記のような処方せんを受け付けた場合、どのような対応をすればよいでしょうか? Rp1 ツムラ薏苡仁湯(52番) 7.5g 毎食前 30日分 もし私が処方を受けた場合、 初めて処方されたのか、今までも服用していたのか? どのような症状なのか? をまず最初に確認するでしょう。 そしてイボ(疣贅)で処方されているようであれば処方元へ疑義照会が必要となります。 …続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 漢方薬
2018年1月にEAファーマさんが慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)の適応で胆汁酸トランスポーター阻害剤「グーフィス錠5mg」(一般名:エロビキシバット水和物)の製造販売承認を取得しました。 グーフィス錠(一般名:エロビキシバット水和物)の作用機序、調剤時の注意点についてまとめました。 エロビキシバット(グーフィス)の作用機序はIBAT阻害 エロビキシバット(グーフィス)は大腸管腔内で…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 腸疾患治療薬
こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」の伊川です。 中小薬局の経営者の方々に朗報です。 経営資源の3大要素といえば ヒト・モノ・カネ といわれますよね? 僕はこれに加えて「情報」も重要な経営資源だと感じています。 「もっと早く知っておけば良かった・・。」 「知らなくて損をした・・・。」 など「情報を知らな…続きを読む
記事カテゴリ:ファーマシスタ 薬剤師ブログ > スタッフからのお知らせ
ワクチンの定期接種により日本における風疹・麻疹(はしか)患者は減少傾向にありますが、海外旅行者によって麻疹や風疹などのウイルスが持ち込まれ、感染が拡大するケースが問題となっています。 沖縄県でも2018年に台湾からの海外旅行者が麻疹に感染していたことで、沖縄在住の日本人にも感染が報告されています。 特に予防接種を受けていない乳幼児の親御さんや、予防接種を受けたかどうか分からない成人から薬局でも…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > ワクチン(予防接種用薬)
全身性強皮症(Systemic sclerosis:SSc)は皮膚や臓器の線維化と、血管内皮細胞の増生による血流循環障害が特徴の指定難病です。 SScでは血管の内腔が狭くなり、血液の流れが悪くなることで、手の指先などの皮膚に潰瘍ができるケースがあります。 手指の潰瘍は気温が低下する冬場に発症しやすい傾向にあります。 SScによる手指潰瘍に処方されるのがエンドセリン受容体拮抗薬であるトラ…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 血管拡張薬
薬局の初回質問票に 「妊娠中もしくは授乳中ですか?」 といった項目があるかと思います。 妊娠中にチェックがあった場合に確認しないといけないのが 妊娠何週目なのか? といった「週数の確認」です。 薬局での週数の確認と、注意事項についてまとめました。 絶対過敏期・相対過敏期・潜在過敏期の週数 妊娠週数 胎児への影響 受精前〜3週まで 無影響期 4週〜7週末 絶対過敏期 8週…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 産婦人科用薬
ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ剤(Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant:NaSSA)。 NaSSAの読み方は「ナッサ」で、日本ではミルタザピン(商品名:レメロン、リフレックス)が販売されています。 ミルタザピンはピペラジノアゼピン系の四環系抗うつ薬であるミアンセリン塩酸塩(商品名:テトラミド)の探索研…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(Serotonin Norepinephrine Reuptake Inhibitor,SNRI)。 セロトニンだけでなくノルアドレナリンの濃度を増加させることから、意欲低下や無気力が目立つ場合にSNRIが選択されるケースがあります。 SNRIはハイリスク薬に分類され、薬局では特に注意が必要な薬剤です。 SNRIの一覧、作…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
選択的セトロニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors, SSRI)。 Reuptakeとは「再取り込み」の意味で、SSRIの作用部位は受容体でなく、セロトニントランスポーターでセロトニンの再取り込みを阻害します。 SSRIは4成分が上市されています。 ハイリスク薬に分類され特定薬剤管理指導加算の対象となること…続きを読む
記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 「現役薬剤師発」学術情報 > 抗精神病薬・抗うつ薬・睡眠薬
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。