小児の間で多い感染症が溶連菌感染症です。
溶連菌感染症はA群β溶血性連鎖球菌が原因の細菌感染症です。
薬局では「アモキシシリン10日間処方」の処方箋を受け付けると「溶連菌だな」と処方内容からも判断しやすい感染症かと思います。
「病院で聞くのを忘れたのですが・・・・。」
と薬局でお父さんやお母さんから溶連菌についての質問を受けるケースがあるかもしれません。
溶連菌感染症の特徴、薬局で質問を受けやすい内容をまとめました。
A群β溶血性連鎖球菌
感染経路の詳細についてはこちらにまとめています
幼稚園・保育園・学校の感染症対策~感染経路・病原体について
2〜5日
抗菌薬を使用
抗菌薬を使用する目的
症状が良くなっても抗菌薬は飲みきることを服薬指導では伝えなければいけません。
抗生物質は量が多いですが、食後に飲まさないとダメですか?
溶連菌に処方されるアモキシシリンはどうしても1回に飲む量が多くなってしまいます。
薬の説明書には「食後」と書いていても、ミルクや離乳食などでお腹いっぱいだと口も開けてくれませんよね。
絶対に食後に服用しないといけない薬ではありませんので、1日3回毎食後なら朝、昼、夕の機嫌のいい時に与えてあげるのが現実的です。
一度かかったら再度発症しない?
A群β-溶血性連鎖球菌にはいろいろなタイプがあることから一度発症しても、複数回発症することがあります。
保育園にはいつから行かせたらいい?
学校保健安全法では抗菌薬を服用後24時間以上経過後、解熱していれば可能とされています。
お風呂には入れていいですか?
熱がなく元気であれば問題ないとされています。
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