食べる順番?!「ベジタブルファーストのすすめ」服薬指導のポイント

この記事を書いた人

秋吉 佑美(あきよしゆみ)

薬剤師
岡山大学薬学部 総合薬学科卒
料理栄養研究家、マクロビ上級

みなさん、こんにちは!

もう2月だなんて、早いものです。

そして、今日はバレンタインデー!

みなさん、チョコレートの準備はしましたか?笑

 

さて、今日は、近年話題になっている、

「ベジタブルファースト」のお話。

お聞きになられたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

日本語に訳すと、「野菜を始めに」。

そのままですが。笑

 

今回は、服薬指導のワンポイントアドバイスとしても役立つ、食事の順番についてお話致します。

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そう、お野菜を、食事の最初に摂ることにより、素敵な効果が表れるのです。

 

では、どのような効果があるのか?

食事を摂ると血糖値が上がります

この際、炭水化物などの糖質を含むもの一番最初に食べると、血糖値がガーンと上がってしまい、

そのあと、血糖値が急激に下がってしまいます。

このことは、糖尿病の起因になるだけではなく、脳卒中や、心筋梗塞の発症につながってしまうのです。

細かい血管や太い血管が傷つくことが促進されてしまうので、注意が必要。

ですので、1日の血糖値の変動の幅を少なくすることが、血管が傷つくことを予防することには必要になってくるのです。

 

では、お野菜を先に食べるとどうなるのか?

糖質と異なり、食後の血糖値を緩やかに上げてくれるので、インスリンの分泌が抑えられます。

ですので、急激な血糖値の変動が少ない。

 

野菜には、以前にも食物繊維の効果お話してきましたが、

食物繊維が多く含まれ、糖質の代謝をスムーズにしてくれるビタミンも豊富。

 

これらのおかげで、消化も促進されますし、満腹感も得られやすくなります。

結果、食べ過ぎの予防便通改善につながるのです。

 

お野菜だけでなく、きのこ類海藻類にも同じような効果があります◎

ぜひ、今日から、普段の食事にお野菜を取り入れて、お野菜から食べ始めてみましょう!

 

毎日の習慣が、生活習慣病の改善につながります。

 

ぜひ、服薬指導のネタに困ったとき、
患者様から食事のことで相談されたとき、
「ベジタブルファースト」を勧めてみてはいかがでしょうか?

 

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この記事を書いた人

秋吉 佑美(あきよしゆみ)

薬剤師
岡山大学薬学部 総合薬学科卒
料理栄養研究家、マクロビ上級

宮崎で生まれ、岡山、大阪で過ごし、宮崎にUターン。
薬剤師の仕事をしながら、栄養学に興味をもつ。
「私たちの身体は食べたもので出来ている」ということを日々の食生活で実感。
薬ではなく、食事で心と身体の元氣を伝えていきたいと思い2014年からブログを立ち上げている。
朝時間.jpにて朝美人アンバサダー兼任。
美容雑誌MAQUIAにて「チーム美セレブ」としても活動中。
薬剤師をしながら、栄養指導やレシピ制作を行っている。

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