富士フイルムホールディングスのグループ会社である富山化学工業株式会社は、アルツハイマー型認知症治療薬「T-817MA」において日本で第II相臨床試験を5月末より開始した。
現在、アルツハイマー型認知症の治療薬として、ドネペジル塩酸塩を始めとするアセチルコリンエステラーゼ阻害薬などが上市されているが、これらの治療薬は神経伝達能の増強などによる一時的な症状改善にとどまる。
「T-817MA」は、富山化学工業が見出したアルツハイマー型認知症治療薬で、強力な神経細胞保護効果、神経突起伸展促進効果を有し、病態動物モデルにおいて高い治療効果を示すことが確認されている。
認知症の患者は、現在世界中に4,400万人いると推定されており、平成42年には7,600万人に増えると予測される。その内、アルツハイマー型認知症の患者が半分以上を占めると言われ、世界的に超高齢化が進む中、新たなアルツハイマー型認知症治療薬の登場が期待されている。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。
コメント欄ご利用についてのお願い
※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます