2014年4月3日、ゼリア新薬工業は、月経前症候群治療薬「プレフェミンⓇ」について厚生労働省から製造販売承認を取得した。
プレフェミンⓇは、欧州において月経前症候群(PMS:premenstrual syndrome)及び月経不順等のさまざまな婦人科疾患の治療に伝統的に使用されているチェストツリー(Vitex agnus-castus L.)の果実であるチェストベリーの乾燥エキスを有効成分とする医薬品である。
PMSは日本産科婦人科学会によると「月経開始の3~10 日位前から始まる精神的、身体的症状で月経開始とともに減退ないし消失するもの」と定義されており、生殖年齢の女性の約70~80%が月経前に何らかの症状を伴うとされている。
プレフェミンⓇは、女性のQOLを低下させるPMS の治療薬として、日本で初めて承認を取得した医薬品でありる。軽症から中等症のPMS に対して、女性のQOL 改善に貢献できる薬剤になる事を期待したい。
【販売名】プレフェミンⓇ (要指導医薬品)
【 効 能 ・ 効 果 】月経前の次の諸症状(月経前症候群)の緩和:乳房のはり、頭痛、イライラ、怒りっぽい、気分変調
【用 法 ・ 用 量 】 成人女性(18 歳以上)1 回1 錠、1 日1 回服用する。
【成 分 】 チェストベリー乾燥エキス 40mg (チェストベリー180mg に相当)(1 錠中)添加物として、無水ケイ酸、ヒプロメロース、乳糖水和物、マクロゴール、ステアリン酸マグネシウム、結晶セルロース、プロピレングリコール及び酸化チタンを含有する。(チェストベリー乾燥エキス40mg には、チェストベリー抽出物20mgと添加物 20mg が含まれる)
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