「アビガン錠」他の抗インフルエンザ薬が無効又は効果不十分の場合の制限付きで承認

富士フイルムグループの富山化学工業株式会社は新しい抗インフルエンザウイルス薬「アビガン®錠200mg」(一般名:ファビピラビル)の製造販売承認を取得したと発表した。

既存の抗インフルエンザ治療薬であるノイラミニダーゼ阻害剤は、その放出を阻害して感染の拡大を防ぐのに対して、「アビガン」は、ウイルスの細胞内での遺伝子複製を阻害することで増殖を防ぐという新しい作用機序の薬剤だ。

アビガンの作用機序

インフルエンザウイルスの複製を抑える新しい機序の薬剤の為、新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、ノイラミニダーゼ阻害剤等の他の抗インフルエンザ薬が無効又は効果不十分である場合という条件付きでの承認となる。

【販売名】

アビガン®錠200mg
【一般名】
ファビピラビル
【効能・効果】
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分のものに限る。)
【用法・用量】
通常、成人にはファビピラビルとして1日目は1回1600mgを1日2回、2日目から5日目は1回600mgを1日2回経口投与する。総投与期間は5日間とすること。

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