第一三共株式会社(本社:東京都中央区)と株式会社UMNファーマ(本社:秋田県秋田市)は、ノロウイルスワクチンの共同研究契約を締結したと発表した。
ノロウイルスは、感染性胃腸炎の主要な原因ウイルスの一つであり毎年、全世界でノロウイルスにより約20万人が亡くなると言われている。しかし、上市されている予防ワクチンは存在していない。
UMNファーマは、独自に製造した組換えノロウイルスVLP抗原を第一三共に提供し、第一三共は開発可能性を確認することを目的とした基礎研究を実施するとしている。
VLP(Virus Like Particle)
ウイルスの外殻のみを持ち、内部にはウイルスゲノムを持たない中空のウイルス様粒子のこと。ウイルスゲノムを持たないことから宿主内で増殖できないが、外殻に対する抗体産生を誘導する。VLPは、組換えタンパクの単一分子と比べはるかに大きく、樹状細胞やマクロファージなどの抗原提示細胞に病原体の如く貪食されるため、アジュバントなしで強力な免疫を誘導する抗原として期待されている。
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