ラジカット(エダラボン)筋萎縮性側索硬化症(ALS)に関する効能・効果承認取得

脳梗塞治療薬として使用されているラジカット(エダラボン)が「筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis)(ALS)における機能障害の進行抑制」の効能・効果及び用法・用量の承認を取得しました。

ALSはどんな病気??
田辺三菱製薬のプレスリリースによると、ALSは四肢、呼吸、発語、嚥下等に関する筋力の低下と筋萎縮が進行性に起こる原因不明の神経変性疾患であり、人工呼吸器を使用しなければ生存期間は2~5年と言われています。

フリーラジカルによる酸化ストレス傷害が発症の原因の一つと言われています。

ラジカット(エダラボン)の作用機序は?

フリーラジカル消去する作用により酸化ストレス傷害を軽減します。

ラジカット(エダラボン)の用法・用量は?

筋萎縮性側索硬化症(ALS)における機能障害の進行抑制の場合 
通常,成人に1回2管(エダラボンとして60mg)を適当量の生理食塩液等で用時希釈し,60分かけて1日1回点滴静注を行う. 通常,本剤投与期と休薬期を組み合わせた28日間を1クールとし,これを繰り返す.第1クールは14日間連日投与する投与期の後14日間休薬し,第2クール以降は14日間のうち10日間投与する投与期の後14日間休薬する.

脳梗塞急性期に伴う神経症候,日常生活動作障害,機能障害の改善の場合
通常,成人に1回1管(エダラボンとして30mg)を適当量の生理食塩液等で用時希釈し,30分かけて1日朝夕2回の点滴静注を行う. 発症後24時間以内に投与を開始し,投与期間は14日以内とする.

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