プラビックスのGE(ジェネリック)「クロピドグレル」が発売-薬価は43%掛け

抗血小板治療薬プラビックス錠の後発品が発売されました。
2015年6月19日時点で30社66品目が発売されることとなっています。

価格は?

10社を超える場合、ジェネリックの薬価は先発品の50%となります。しかし、プラビックスの場合、新薬創出加算がついているため、新薬創出加算を差し引いた価格に0.5を掛けた金額=実質は薬価に43%を掛けた価格が薬価となっています。

25mg錠が48.30円(先発品薬価112.50円)
75mg錠が121.30円(先発品薬価282.70円) 
※2015年現在

適応の違いは?

プラビックスの適応には下記の3つがあります。

①虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制
②経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される下記の虚血性心疾患
急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞) 安定狭心症、陳旧性心筋梗塞
③末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制

今回発売されたジェネリックはオーソライズドジェネリックであるクロピドグレル錠「SANIK」(日医工)が①と②の適応をとっており、その他のメーカーに関しては①の「虚血性脳血管障害(心原性脳塞栓症を除く)後の再発抑制」のみの適応となっています。(2015.6現在)

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