コペガス(リバビリン)セログループ2HCV感染者に対する経口剤のみの治療法、効能・効果の追加承認取得-中外

コペガス、ソバルディとの併用

中外製薬株式会社は2015年3月26日、抗ウイルス剤であるコペガス®錠200mg(一般名:リバビリン)が、核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害剤「ソバルディ®錠400mg」(一般名:ソホスブビル)との併用による「セログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」に対する効能・効果追加の承認を取得したと発表した。

セログループ2に対して国内初の経口剤のみの治療法となる。

中外製薬によると国内では約150~200万人のHCV感染者が存在し、そのうち20~30%がセログループ2と推定されている。

今までは、インターフェロンによる治療であったが、インターフェロンによる副作用が問題となる患者さんに対して新たな選択肢となることが期待される。

太字部分が追加項目
薬剤名

コペガス®錠200mg

一般名
リバビリン

効能・効果

1.ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)との併用による以下のいずれかのC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善
(1)セログループ1(ジェノタイプI(1a)又はII(1b))でHCV-RNA量が高値の患者
(2)インターフェロン単独療法で無効又はインターフェロン単独療法後再燃した患者

2.ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)との併用によるC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善

3.ソホスブビルとの併用によるセログループ2(ジェノタイプ2のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善

用法・用量
ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え)又はソホスブビルと併用すること
通常、成人には、下記の用法・用量のリバビリンを経口投与する。 本剤の投与に際しては、患者の状態を考慮し、減量、中止等の適切な処置を行うこと。

体重(60kg以下)
1日投与量600mg(朝200mg夕400mg)

体重(60kgを超え80kg以下)
1日投与量800mg(朝400mg夕400mg)

体重(80kgを超える)
1日投与量100mg(朝400mg夕600mg)

コメント欄ご利用についてのお願い

  • 薬剤師、薬学生、調剤事務、医師、看護師といった医療に携わる方が使用できるコメント欄となります。
  • 「薬剤師の集合知」となるサイトを目指していますので、補足・不備などございましたらお気軽に記入いただけると幸いです。
  • コメントの公開は運営者の承認制となっており「他のユーザーにとって有益な情報となる」と判断した場合にのみ行われます。
  • 記事に対する質問は内容によってお答えできないケースがございます。
  • 一般消費者からの薬学、医学に関する相談や質問は受けつけておりません。

※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。

お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。

ページトップに戻る