口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの治療薬であるゾビラックス軟膏(成分名:アシクロビル)、アラセナA軟膏(成分名:ビダラビン)。 同じDNAポリメラーゼ阻害薬として位置づけられていますが、作用機序や特徴はそれぞれ異なります。 ゾビラックス軟膏(アシクロビル)とアラセナA軟膏(ビダラビン)の細かい作用機序、違いについてまとめてみました。 また、クリーム製剤についても同様の内容となります。 ゾビラ…続きを読む
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口腔カンジダ症・食道カンジダ症治療薬であるフロリードゲル(成分名:ミコナゾール)。 フロリードゲルは口腔カンジダ症か、食道カンジダ症かで使い方が異なってきますので、服薬指導の前に、症状は「口の中」なのか「食道」なのか、あるいは「両方」なのか確認する必要があります。 チューブで処方されますので外用薬のように感じますが「内服薬」扱いになります。 色は白色~微黄白色の糊状で、味はわずかに甘い薬剤と…続きを読む
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「この目薬、コンタクトレンズの上から点眼してもいいの?」 薬局でもよく聞かれる質問の一つではないでしょうか。 基本的には主治医の判断になりますが、ソフトコンタクトレンズと点眼液で問題になるのが、点眼液の防腐剤「ベンザルコニウム塩化物」による角膜障害です。 防腐剤である「ベンザルコニウム塩化物」をソフトコンタクトレンズが吸着することによって、レンズが触れている角膜に障害が起こることが報告されて…続きを読む
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クラバモックス小児用配合ドライシロップ(成分名:クラブラン酸カリウムCVA&アモキシシリン水和物AMPC)といえば、食直前で用法の適応をとっている薬剤です。 しかし、同じクラブラン酸カリウムとアモキシシリン水和物を成分とするオーグメンチン配合錠は食直前の縛りはありません。 では、なぜクラバモックスは食直前服用でオーグメンチンに食直前の縛りがないのか、理由をまとめてみたいと思います。 クラバモ…続きを読む
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管理薬剤師の大きな仕事の一つが「薬剤の在庫管理」です。 スタンダードな薬局では1000品目近くの薬剤があるかと思いますが、すべてを細かく管理していくとなると気が遠くなりますよね。 実は私も在庫管理は大の苦手でした。 「いかに楽をして在庫をコントロールできないか?」 そんな事ばかり考えていたところ、ある法則に気付いたのです。 2対8の法則(パレートの法則)とは? 2対8の法則(パレートの法…続きを読む
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経営資源の三大要素はヒト・モノ・お金といわれていますが、 薬局において「モノ」であり「お金」でもあるのが「薬」=「在庫」です。 特に薬局長(管理薬剤師)の大きな仕事の一つが在庫管理ではないでしょうか。 在庫を管理するにあたり、最低限見ておくとよい数値が「在庫月数」または「在庫回転数」です。 これらを把握することで、在庫が極端に多くないか、少なくないか、経営的に在庫金額に問題がないかといった…続きを読む
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あなたが調剤薬局を2店舗開局する薬局経営者だとします。 あるB店の薬局長からこのような相談を受けました。 「社長、うちの店舗は処方箋枚数がA店の2倍もあるのだからせめて正社員をもう一人増やしてくれないか?」 さて、社長であるあなたは、どのような判断を下しますか?また、B店の薬局長にどのような返答をしますか? A店・B店のデータ A店 月間処方箋枚数が1000枚 月間売上総利益300万円…続きを読む
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薬局長が読めないといけない「経営指標」が、損益計算書(PL)です。 PLとはProfit and Loss Statementの略語で、簡単にいえば会社の成績表のようなものとなります。 売上はいくらで、粗利益がどれくらいあって、販売管理費(人件費や家賃など)がいくらで、結果いくらの利益が残るのか?といった成績を表す指標となります。 会社ごと、店舗ごと、年ごと、月ごとにデータを出せるのですが、…続きを読む
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尖圭コンジローマ治療薬であるベセルナクリーム(成分名イミキモド)。 従来は外科的治療がメインでありましたが、国内の二重盲検試験ではイミキモド5%クリーム外用による尖圭コンジローマの完全消失率は63.6%、90%消失率は76.4%ということもあり、効果が期待できることから処方を見る機会が増えています。 ベセルナ(イミキモド)の作用記事・特徴についてまとめてみました。 ベセルナ(イミキモド)の作…続きを読む
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こんにちは。 薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」の伊川です。 医薬分業率が右肩上がりで推移した一昔まえは、「薬局は出せば儲かる」といったイメージがありました。しかし、医薬分業率の伸びも鈍化し、国の財源が圧迫する中、これまでのようにそろばん勘定で舵を取る経営スタイルでは、間違いなく淘汰される時代になりました。 管理薬剤師(薬局長)に経営感覚が必要な理由 では、なぜ薬局長(管理薬剤師)が経営指標…続きを読む
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