薬局の新規出店が決まった際、
考えないといけないのが、薬局の内装工事業者の選定です。
テナントへの入居であれば坪数にもよりますが、よほどこだわらない限り看板も含めて500万円〜1000万円の範囲で内装工事費用はおさまるかと思います。
しかし、業者にとっては、
「高いわりに、質はそこまでよくなかった・・・。」
なんてケースもあるため注意しなければいけません。
薬局の工事実績がある業者さんは法律面で必要な構造も理解されているので、スムーズに工事が行えるのではないかと思います。
ただし、クリニック・病院を専門にされた建設業者はやや高くなる傾向があります。
私がこれまで試した方法をご紹介します。
特に開業支援部隊がある医薬品卸さんは内装業者・建築業者との繋がりもありますので、
クリニックや薬局の建築に強い業者を紹介してもらえるケースもあります。
ただし医薬品卸さんにお世話になった場合は、開局後の薬の購入などで恩返しをするのがいいでしょう。
自分が気になる薬局の薬局経営者にコンタクトをとって、内装業者を紹介いただくのも一つの方法です。
お世話好きの経営者なら、色々と経営のアドバイスもいただけるかもしれません。
礼儀を大切に、先輩経営者を敬うようにしないといけません。
賃貸で入る不動産会社or家主さんに内装業者・建築会社のネットワークがあるかもしれません。
薬局の施工実績のある業者がないか、聞いてみることも一つの案です。
特に床を壊して(業界用語で「はつる」といいます)、電気や水道を通す場合は料金が高くなってしまいます。
極力、外の壁側に電源や水道をもっていく構造にすることで、「はつり」が生じることが少なくなりますので、少しでも工事代が軽減されるのではないかと思います。
ただしスタッフと患者さんの動線が第一ですので、工事代が安くなったけど、動きにくい構造になったというのは本末転倒です。電源の場所、水道の設置場所は慎重に検討する必要があります。
看板については、内装業者に頼むのでなく、看板専門会社に直接頼むのがよいでしょう。
内装業者に頼んだ場合、内装業者から看板会社に発注をかける形となりますので、やや費用が高くなる上に、看板のデザインのやりとりにタイムラグが生じる可能性があります。
特に看板は、薬局の顔にもなりますので、看板業者さんとデザインなどのやりとりは直接行うのがよいでしょう。
受付カウンター・投薬カウンターは既製品でない場合は、コストが高くなります。
コストがあまりにも高くなりすぎる場合は、既製品にしてもらうように頼むか、カウンターなどを専門に作る職人さんがいれば、カウンターだけ別途、職人さんに発注するのも一つの方法です。
また工事までに時間の余裕がある場合、複数の業者から見積もりをとることも工事代を安くおさえる方法の一つです。
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