「現役薬剤師発」学術情報

「一人の薬剤師の疑問はみんなの疑問かもしれない」

薬剤に関する疑問、患者さんに聞かれて疑問に思った事、それは皆さんが抱える疑問かもしれません。

現場からの生の学術情報を現役薬剤師達が発信!!

2013年10月10日(木)
【機能性ディスペプシア】アコファイドから学ぶ『情報リテラシー』

アコファイド錠100mgといえば世界初の機能性ディスペプシアに効果のある薬として注目を集めました。様々なメディアが、「機能性ディスペプシアに効果あり!!」と取り上げています。果たして、本当に正しい表現なのでしょうか?世の中には様々な情報が溢れています。その情報を鵜呑みにするのではなく、自分自身で考えて判断し、そして患者さまや、周りの医療従事者に向けて情報を発信する事、すなわち「情報リテラシー」が薬…続きを読む

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2013年10月7日(月)
機能性ディスペプシア(FD)とは?診断基準

【機能性ディスペプシア】(FD :functional- dyspepsia) アコチアミド(商品名:アコファイド)の登場によって注目された疾患であります。 もう知っているという方も、いや、いまいち説明できないという方も、もう一度復習しましょう!!機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査を行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がん…続きを読む

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2013年10月2日(水)
ワーファリンとNOAC・DOAC(新規経口抗凝固薬)について【後編】

心房細動における脳梗塞予防には長年、ワーファリンが使われています。 十分、理解されていると思いますが、今一度復習と、最近、処方を見ることが多くなってきているNOAC(読み方:ノアック)について報告のある内容についてまとめてみたいと思います。 前編では作用機序についてみていきました。 後編では、現場で役立つツールとして各薬剤の特徴、比較表をご紹介したいと思います。 NOACは「直接経口…続きを読む

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2013年9月27日(金)
ワーファリンとNOAC・DOAC(新規経口抗凝固薬)について【前編】

心房細動における脳梗塞予防には長年、ワーファリンが使われています。 十分、理解されていると思いますが、今一度復習と、最近、処方を見ることが多くなってきているNOAC(読み方:ノアック)について報告のある内容についてまとめてみたいと思います。 NOACは「直接経口抗凝固薬(direct oral anticoagulant)=DOAC(読み方:どあっく)」とも呼ばれます。 …続きを読む

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2013年9月20日(金)
増え続ける心房細動患者に薬剤師が出来ることは?・・・(基本編)

心房細動は高齢者の不整脈とも言われており、高齢化が進む日本にとってどんどん増えていく疾患です。 心房細動は、高血圧、糖尿病、脂質異常症のようなcommon disease の一つとして考えられています。 私達、薬剤師もこれから多くの心房細動の患者さまと出会っていくでしょう。 薬物治療が非常に重要になる疾患なので、薬剤師の役割は大きなところです。 一緒に確認していきましょう。 【心房細動の…続きを読む

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2013年9月13日(金)
【アボルブ】経皮吸収に注意!!お孫様が帰って嬉しそうな男性への服薬指導

患者 山下さま(仮名) 68歳 男性  【処方】 アボルブカプセル0.5mg 1cap 1日1回 朝食後 (3ヶ月継続処方) 併用薬 なし 薬剤師 :山下さん、お待たせいたしました。 山下さん:おぉ、にいちゃんひさしぶりやな!! 薬剤師 :山下さん、なんだか嬉しそうですね!!何かいいことありましたか? 山下さん:ようわかったなぁ、にいちゃん!! *****実は昨日から娘家族が里帰…続きを読む

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2013年9月7日(土)
【AGA】薄毛にアボルブ(デュタステリド)が効果あるって本当??

患者Aさん ラミシール錠125mg 1錠 夕食後 30日分 併用薬 アボルブカプセル0.5mg 薬剤師:こんにちは。薬剤師のファーマシス太です。 こちらのラミシール錠は初めて服用されますか? 患者Aさん:はい。爪水虫で・・・。 別の皮膚科でアボルブカプセルってのを処方してもらって飲んでるけど、一緒に飲んで大丈夫?? 「アボルブ=前立腺治療薬 」   そう思い込んでいる薬剤師さ…続きを読む

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2013年9月1日(日)
ピロリ菌3次除菌は可能?(1次・2次除菌失敗例に)【ランサップ ランピオン】

最近の医療情報のTVや雑誌でヘリコバクター・ピロリの話題をよく見かけませんか?? これまでは、健康保険によるピロリ菌の除菌対象は胃潰瘍や十二指腸潰瘍などに限られていましたが、適用が拡大され、ピロリ菌感染による慢性胃炎にも保険が適用されることになったという話題です。 1次除菌率はマクロライド耐性菌の増加により60~70%と減少傾向ですが、2次除菌で90~98%の方が成功すると言われています。 こんな…続きを読む

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2013年8月31日(土)
【座薬が便と一緒に出てしまったお子様】薬剤師の皆さんはどう対応しますか??

座薬を入れた後、ウンチが出てしまった場合はどう対応するのか? 患者Data 男児 3か月 Bw5kg 【処方内容】 アンヒバ坐剤100mg   発熱時 1回3/4個 座薬の正しい切り方はこちら「座薬の切り方」 対応した薬剤師Aは、お母様に正しい座薬の切り方も説明し、座薬を入れるタイミング※もしっかり説明。 待たせてイライラしたお母様も、薬剤師Aの丁寧な説明によって、少し表情が穏やかになって…続きを読む

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2013年8月23日(金)
【今さら聞けない小児科編】座薬の正しい切り方・使い方しっかり説明できますか?

夏になると、ヘルパンギーナ、プール熱や手足口病の増加で、小児の発熱患者さんを多く見られると思います。 日頃から小児科などを対応される薬剤師さんには「坐薬の切り方」は基本的な内容かもしれませんが、 以前は勤務先が小児科とは無縁の薬局だった自分の経験から、困った実体験を元に、再復習になればと思います。 患者さま アンヒバ坐剤100mgを先生から3/4個で使うように言われたんですけど、どうやって…続きを読む

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