切迫流産や、切迫早産には子宮収縮抑制作用のある経口薬や注射薬が処方されます。
経口薬は外来でも処方されますので、婦人科の処方箋を受け付けない薬局でも切迫流・早産の治療薬を扱う機会があるのではないでしょうか。
流産や早産の定義、切迫流産、切迫早産治療薬についてまとめました。
妊娠周期 | 分類 |
---|---|
妊娠12週未満 | 早期流産 |
妊娠12週目0日〜妊娠21週目6日 | 後期流産 |
妊娠22週目0日〜妊娠36週目6日 | 早産 |
妊娠37週目0日〜妊娠41週目6日 | 正期産 |
妊娠42週目〜 | 過期産 |
切迫流産や切迫早産は、流産や早産の「一歩手前」の状態のことで、
子宮の過度な収縮が主な原因です。
切迫流産、切迫早産に適応のある内服薬は下記の3成分となります。
一般名 | 商品名 | 作用機序 |
---|---|---|
リトドリン塩酸塩 | ウテメリン錠 ルテオニン錠 ウテロン錠 リトドリン塩酸塩錠+メーカー名 |
β2受容体刺激 子宮平滑筋弛緩 |
イソクスプリン塩酸塩 | ズファジラン錠 | β受容体刺激 子宮平滑筋弛緩 |
ピペリドレート塩酸塩 | ダクチル錠 ダクチラン錠 |
抗コリン作用 子宮平滑筋収縮抑制 |
赤字・・先発医薬品
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